一生分の涙

もう一生分の涙を流した
そんな時が何度もあった
一生分の涙を流しても
涙はまだ流れ続けた
次の日は目がはれて
別人のようになった
そんな日が何ヵ月も続いた
もうこれ以上悲惨なことは
おきないだろうと思ってた先にも
悲惨なことは待っていた
幾つも幾つも降りかかる試練に
心が折れる音を何度も聞いた
陽の光も届かない程の
絶望の中を独り歩き続けてた
何処まで行ったら終わりがあるのか
まだ分からないけど
ゴールがあるなら
そこにはただあたりまえの日常がほしい
それ以上何も望まない
朝がきて夜がくる
誰もが持っている
あたりまえの毎日がほしい

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