子供の発達と自律神経
こんばんわ!
育休中で育児に奮闘中のパパセラです!
最近、長女♫の発する言葉が増えてきて、会話が成り立つようになってきたので楽しみが増えてきました😍
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前回の記事では、新しい自律神経の考え方として『ポリヴェーガル理論』について書かせてもらいました。
※前回の記事を参考に!
前回の記事の最後に子育てのポリヴェーガル理論いついての関係を少しだけ書きました。今回はもう少し理論を実践に繋げるように書いていきます。
〈子供が経験する3つのゾーン〉
前回の記事で、自律神経が3つの段階に分類されそれぞれ、『社会神経系』・『 交感神経系』・『副交感神経系』と呼ばれるという点について述べていました。これらを便宜上3つのゾーンに分けて、子供の神経機能と困難への対応能力の関係を表したのが下の図になります。
レッドゾーン → 自律神経系が『過活動状態』、癇癪を起こす・攻撃的
ブルーゾーン → 自律神経系が『低活動状態』、心を閉ざす・虚脱反応
グリーンゾーン → 自律神経系が『柔軟な状態』、心と体をコントロール
グリーンゾーンが広いほど、様々な事柄に対する耐性が強く穏やかに過ごすことができるとされています。逆に狭くなると些細な事で怒り出したり、消極的になったりします。
〈社会神経システムのチェック〉
子供自身のグリーンゾーン、すなわち社会神経系の機能がどうなっているかをチェックする必要があります。
☑️ グリーンゾーンの広さ
☑️ グリーンゾーンからの逸脱しやすさ
☑️ 逸脱するお決まりのきっかけ
☑️ グリーンゾーンへの戻りにくさ
私の長男⭐️の場合は、比較的グリーンゾーンは広いですが、自分でやろうとした事が上手くいかないと泣き叫んでしまいやすいです。また、長女♫に自分が遊んでいたおもちゃを取られてしまうと怒り出します。基本的に思い通りにならないと機嫌が悪くなりやすい状況でした。
〈機嫌が悪くなるきっかけ:ニューロセプション〉
上で書いたように、社会神経系から逸脱するきっかけを専門用語で『ニューロセプション』と呼びます。ニューロセプションもポリヴェーガル理論で用いらる用語です。この理論は、トラウマセラピーにおける考え方の一つでもあるので、ニューロセプションはパニック発作が出現するきっかけをも表しています。
子育てにおいては「子供が困難に立ち向かえなくなるきっかけ」として表現できると思います。
ニューロセプションは個人差が大きいと言われており、何がきっかっけでグリーンゾーンから逸脱してしまうかは子供によって様々です。よく観察し見極めていくことも必要になります。ここで親の思い込みなどで判断しないような配慮が大事になります。
〈グリーンゾーンに戻すために親ができること〉
これらを踏まえて、困難を乗り越えながら穏やかに過ごすために親ができることは
☑️グリーンゾーンに戻してやる
☑️グリーンゾーンを広げる手助け
ではないでしょうか。そのためには具体的にどうすれば良いのか。
まずは子供の『ニューロセプション』に気づくこと。これが分からないと、どういった立ち位置で、どういった声かけをすれば良いか分からなくなります。
また、専門的なお話になりますが、社会神経系は腹側迷走神経と三叉神経・顔面神経・舌咽神経・副神経といった神経からなる複合体です。これらは表情や声の抑揚の形成に必要となる神経で、コミュニケーションに必要な神経系になります。ですので、社会神経系が働くようにするためには、
良好なコミュニケーション
が必要になります。具体的に、困難に立ち向かえなくなった時に高圧的に押さえつけるような言い方をするのではなく、親自身が穏やかな表情・声色で話しかける必要があります。また、社会神経系は安心・安心を感じるシステムでもあるので、できるだけ安心・安全が担保される必要があります。根気強く子供に寄り添っていると次第にグリーンゾーンに戻ってくるのを実感できます。こういった状況下を作り出した後に、子供の課題を明確化していきます。
最後は、親自身について。親自身の自己肯定感が低いと社会神経系もうまく働いていないことが多いです。結果的に親の状態を子供に転移させてしまうことが起こってしまいます。ですので、できるだけ親自身の自己肯定感が向上するイメージングも必要になります。※以前の記事で書かせてもらってるのでを参考にしてくだい。
今回は、ポリヴェーガル理論をもとに、子供の神経発達や自律神経の働き関する理論と対処法について書かせていただきました。実際に理論をもとに子育てを実践すると府に落ちることが多いのですが、理論通りにいかないこともしばしばです💦しかし、自分たちの問題にも気づくことが多いので、やはり学び続けることは必要ですね!今後もこのnoteを使ってアウトプットしていきたいと思います!
ではまた!!
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