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夢日記-体調不良編-

こんな夢を見た。


家の鍵を持って行ってしまった
朋輩が申し訳なさそうに家に来た
-気にしてねぇよ。
「でもさ、なんかお詫びさせてよ」
-んじゃ、グラコロ食いてぇ。
「いいよ!」

年の瀬だと言うのに
駅前のハンバーガー店には長蛇の列
とりあえず二人並んだ
意識が若干朦朧としていた

列に流れるまま進むと
単線の古い鉄道に乗ってしまった
「わりぃ、間違えちまった!」
-全くもう。

乗り慣れてはいないが
昼夜何度も乗った列車
田園地帯を駆け抜ける路線の筈なのに
窓から見えるのは断崖絶壁と大海原
その時、先を走る車輌に追い着いて
乗っている車輌が衝突した

俺は一人非常扉を開き
曇天の中絶壁沿いの線路を歩いた
白波が絶壁を叩く
不気味な光景の中
気付くと見慣れた駅に辿り着いた

-とりあえずあいつと合流しないと。
すると、停留所に座椅子がひとつ
座らなきゃいけない気がして、
その座椅子に座った。
意識は吹き飛ぶ寸前で
その座椅子はとても心地良かった
座椅子は線路に向かい動き出した
眠い
そのまま微睡みの中に落ちた

“駄目だよ!駄目だよ!”
流れる座椅子を引き止めて叫ぶ声
目を開くと、鬼の面を被った
黒装束の小童が座椅子を押さえている

-何だ餓鬼、コラ!
寝惚けて叫んだが、相手は小童
すぐ我に返り、動かない座椅子から降りた
“もう大丈夫、もう駄目だよ。”
そう言って小童は駅前の店を
何軒か出入りしてから消えて行った

心配になって、最後に入っていった店の前で
その小童を見送ろうとした
何故だかお礼が言いたくて
一台のハイエースが出てきて
後部座席に乗り込む小童を見た
-迷子になってなくて良かった。

ここで、目が覚めた。


妙に現実的で、不思議な夢だった。

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