【現代詩】光陰矢の如し
俺が潰れてから一年が経った
一年前の昨日、俺は潰れた。
前日に過呼吸を二度
翌朝身体は動かなかった
今年の昨日は相変わらず不調である
酒場で常連と酒を交えて語り合った
ひとつ酒場で詩を詠んで褒められた
昨日の悪夢の夢占い
己の身を束縛するなにか
己の身が解放される暗示
己自身掲げる自己顕示欲
全て合点がいく
占いと言えど馬鹿にゃァ出来ないね
田畑に霜が降りる睦月の終わり際に
太陽が氷柱を溶かして何処かへ流す
氷塊
霜柱
吹雪
凍結
世間様の長いモンにゃア巻かれねぇ
大口叩くのは簡単なんだけどさァな
名前を残すってのはきっちぃもんだ
酒はドタマに多少は残っちゃいるが
二日酔いって言う程大袈裟じゃねぇ
喜
怒
哀
楽
霜柱 私の心 何処で立つ
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