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海外暮らしとは、「建前」というメンタルガードを失うこと。

つい先日までは

日本に帰りたくないよーー

と嘆いていた私ですが


オスカー受賞の一連のやり取りを見て

うわっ、身に覚えのある仕草だ…つら…日本帰りた…

ってなってました。ショックだったなー。
事が大きくならないこと。白人側のリアクションの薄さもまたショック。


私の職場の人は基本いい人ですが、

 みんなにスマホ画面を見せて、私に向けてくれない
 「あとで電話して呼ぶね」と言って無視する
 なんだか知らない集まりに後から気づく

片手で数える程度ですが、ないわけではないですね。

差別が少ないと言われるオーストラリアでも、
SNSで言われていた「透明化」とか「視界に入れたくない」
という感情を持っているであろう人も出会います


こんなモヤモヤを解消しようと
仲のいいオージーに連絡したわけですが、
意外な反応をもらいました。

「同じ職場のオージー以外はどんな感じ?避けてるんじゃない?」

そういえば彼らはうまいこと避けてるんです。
こちらで生まれたアジアルーツのオージーは

「あるある、だから避けてるよ、付き合ってもしょうがないもん」

とのこと。

あくまでも半年しかいない私の感覚ですが
日本人って9割型優しく接してくれるけど、
こっちの人って6割くらいに感じるんですよね。

海外は個人主義と言いますが、
個人主義というか、
人に対して無闇に優しくしない
優しさを期待しない
みんなで仲良くはムリ
という前提に立っている気がするんです。

日本人なら嫌いな人に悟られないように断るものの、
平気でドタキャンする人はするし
平気で無視するし、
無礼な人がいてもしょうがない。

それらを「あーそういう感じね、はいはい」
とサクッと関係を断つのです。

日本人のような常にいい人ってかなり稀なんです。

建前が今まで私のメンタルを守ってくれてたわけですね。

実際スマホ画面を見せてくれなかった時には
横にオージーの友だちもい他のですが、

「あー、あいつらNICEじゃないね。よくない」

とバッサリ。
でも次の瞬間には
「ところでお昼買いに行くけど、どう?」
と切り替えていました。


みんながいいやつじゃない。

人種差別なんてある、する人はする。

まあオスカーの件は別で、イライラしますけど。

日本なら1回でも無視されたら関係にヒビが入りますが
気にしないのがプロフェッショナルでしょ!
という感じです。(メンタルつえー)

そういう日常を生きているから、
家族や恋人には格別にやさしいのかもと思ったり。

私かなりメンタル強い方なんですけどね、
それでも修行足らずと感じます。

海外暮らしの皆さん、
海外で住んでみたい皆さん、
がんばっていきましょう。

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