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【まくら✖ざぶとん】⑧⑥『新嘉坡紀行』

そういやそうだった春先に日本の果てまで行ってQして以来、秋口にアジアの彼方まで行ってQした新嘉坡ことシンガポールについて書き忘れてたもんで、いっちょここ数席の続編シリーズ化のしいに乗り、紀行エッセーにつきものの写真のかわりにメモをちりばめながら土産噺をお届け。

シンガポール空港を出るやびっくり、そこは「フェニックス」じみた木々が生える南国リゾートで半年ちょい前の宮崎を彷彿とさせる風景。

しかし街に入れば景色は一変、林立していたのはフェニックスじゃなくて高層ビル群、少し離れると〈中華街〉〈リトル・インディア〉〈アラブ・ストリート〉、点在する各文化コミュニティの生活圏を遮るのは片側数車線の国道。合間を縫うようにシンガポールらしい街並みを探してみれば、数十歩おきにショッピングモールが現れるさまたるや"ショッピンガポール"

モールに入ればローマ字漢字ハングル文字、当たり前のように軒を連ねる日本発チェーン店ではひらがなカタカナまで、そこはアジアの文化をまるごとごった煮したリトル・アジア。金髪・碧眼の欧米人の数も多くなければ、東京の新大久保あたりにいるようにも思えた途端に観光気分滞在感覚、思わずスタバに入ってwi-fiつないでメモを投げれば異国同行

それでも〈ライオンの町〉ことシンガポールシンボール〈マリーナベイ・サンズ〉の屋上プールから〈マーライオン〉を見下ろしてライオンビールならぬ〈タイガービール〉を飲み、〈ラッフルズ・ホテル〉で当地発祥のカクテル〈シンガポール・スリング〉を味わえば、《シンガポール・シンドローム》発症したかのごとく観光客が漏れなくたどるルートも網羅。

そしてオチにやっと出てきたのが写真。
急なスコールから慌てて逃げ込んだ地下鉄の駅のロビーにあったのは、巨大な〈水滴〉のオブジェ。画像右下の一角を拡大すれば…

まさかの雨漏りでまさにしたたる水滴
看板ならぬオブジェに偽りなし!!

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!