《まとメモ》~一言エッセイ編~

"婚活"に"終活"、最近は"妊活"、"涙活"なんてものまであるが、「往年のバンド再結成からの活動再開」ブームは文字通りの"復活"。3年の休止を経て《メっけモん》も復活。
クドいてはほしい、クドいのはきらい。
「ああそう」より一文字分だけやさしい"愛想"がほしい。
会いたい人に会えないことより、会ってた人に会えなくなる方が寂しい。
自己紹介は死ぬまで続くプレゼンテーション。
母の日常会話に死んだ犬の名前が自然と出てきたらもう超えたってこと。
脱衣所で隣のおっちゃんのシャンプーの匂いに元カノを思い出す。
夏だから蚊取り線香を炊くんじゃない。蚊取り線香を炊くから夏なんだ。
「明日」がかならず来るたびにチェックの傍点を打ったのが「明白」。
「目分量」にも個人差あり。つまりは"自分量"。
小指の爪の切り忘れこそ"詰めの甘さ"。むしろそれが慣用句の由来では。
ニュースは表層的なもの。真実は記事中にはなく行間にある。
いい大人になってから父親の乗るバイクの後ろにまたがる瞬間のまごつき。子供なのにまごつく。
コスチュームプレイはエロアニメの実写版ならぬ"実射版"。
「ぶっかけ」モノ作品のAV女優さんは被写体ならぬ"被射体"。ググってみればやはり作品タイトルに使用済み、でも撮影にコンドームは未使用。
下ネタは深夜にそっと上げる。
大人の善処ぽく見えるが俯瞰すれば子供の悪戯。
夜のサングラスで優先されるのは"見る"ことより"見られる"こと。視界より見てくれ。おれを見てくれ。
古ぼけた駄菓子屋にも小さなスナックにもお客さんはちゃんと入っている。
"社会的当然"と"感覚的呆然"の誤差。
通った店がなくなってもその街に行ってしまうのは体に染み付いた癖。思い出の奴隷は過去に立ちすくむ。
歳をとると心も体も動かす筋力より動かさない筋力のが大事になってくる。力は維持するためにも使われると知る。
結婚して子供を産んだ元カノが上げる食い気味なSNS投稿を見て、後続にバトンをつないでよかったと胸をなで下ろす男子あるある。
言うは易く行うに難いのが"本腰を入れる"こと。前傾姿勢を取っただけで腰を入れた気になっているけど、踏ん張る下半身ができてないと腰は入らない。口だけの人はすぐへっぴり腰のへっぽこ顔に。
大人の女性は香水のクセの強さによって自分の属性/階層を表明すると同時に相手の特性/甲斐性を選別する。
合コンは大人の男女の花いちもんめ。
♪あーの娘がほしい、あーの娘じゃわからん。相談させずに連れ出そう♪
ワンナイトラブはただ「した」結果ばかりが残り、詳しい内容はたいていあやふやでうやむや。"一期一夜"。二夜目があればそれは"ツーナイトラブ"。
運動競技の技術/外国言語の発音 を向上させる鍵は美意識。
味方にパス/相手に意思が「通(じ)ればいい」と思ってるうちは上達せず。
後味を濁さないために怖くても踏み出したほうがいいときがあり、
後悔を残さないために踏み出したらやりきるしかないときがある。
えらそうにススメたりウナガシたりする人に限って自分では何もしていなかったり。ジブンはタナの上。コイはマナイタの上。マグロはベッドの上。
"発信"は能動的な行為なので、〈攻撃性〉との親和性が高い。
〈匿名性〉も前提にあるから、ネットが誹謗中傷・罵詈雑言の温床に。
昨日も今日も明日も好きな人は好きだし嫌いな人は嫌い。
感情は絶対的で定着する⇅ が ⇅印象は相対的に変化する。
昨日かわいくないと思っても今日はかわいいと思ったり。
恋や夢をひたむきに追いかけるとまわりが見えなくなる。"盲目"と"夢中"。
目標が遠いからこそ"直で向かう"と書いて「ひたむき」。
〈急がば回ろう〉にも、我を忘れた"無我"の状態では"迂回"もできない。
高圧的に主張されれば言い分が合理的でもクレーマー。
低姿勢に主張されても言い分が理不尽ならモンスター。
理不尽な言い分を高圧的に主張するのがモンスター・クレーマー。
他人のSNS投稿に激昂する人への勧告は「見んなよ」の一言に集約される。
身内で陰口を叩き合って嘲り笑うならまだしも、
一人で文句を書き連ねて怒り狂うのは精神衛生も生活態度も不健康。
「自分がコンテンツになる」のではなくて、
「自分でコンテンツを作りたい」のである。
現代は個人(の人生の切り売り)がコンテンツになる"コジンテンツ"の時代。
報道の自由は認められるべきだが、「大衆に知らしめる」行為には「吊るし上げる/見せしめにする」という側面も生じる。善悪の基準/判断は画一的ではないはずなのに、報道によって視聴者は扇動される。人間は感情を持つから、「煽らずに報じる」のは機械のほうがうまいかもしれない。
リピートして聴いているサビしか聴けない曲の続きが聞きたくてしょうがないのに、いざ全部聴けたらその部分はさもありなん顔で当たり前にそこに在って、凄い勢いで日常に溶け込んで色褪せる。夢の続きは現実。追いかけた娘と結ばれたかのよう。
一流のぶりっ子が仕掛ける相手とタイミング(TPO)を見極める状況判断力にかわいげを誘う自己演出(=セルフプロデュース)力、それに100%出し切る演技力まで備えているとするなら、非凡と言わざるをえない。それを持たざる人間が揶揄してもひがみやねたみにも通じるところが。
現在進行系カップルの裏には無数の過去完了系カップルがいる。"賞味期限"のある男女がくっついたカップルには"耐用年数"がある。たとえば中高生は1~2年、大学・社会人は2~3年、夫婦は10年。最終的な別れる/別れないではなく、耐用年数を満たした二人は"惜しどりカップル"。
方言の魅力は"第一言語=ネイティブ"であるところ。
方言が通じぬやつはヨソモノ。
方言を覚えたやつはニセモノ。
覚えずヨソモノ⇔覚えてニセモノ。
地獄か煉獄の二択はネイティヴのネガティヴ。
「◯◯ちゃんかわいいよ◯◯ちゃん」
寄りみちマックのテーブルに悪ガキの悪戯ガキ。
「〈南部美人〉は"ボッキ"確定!」
行きつけスナックのカウンターで髭面オヤジがオヤジギャグ。
ラクガキもボトルキープも老若男子の存在証明。
何時に呑もうと寝酒は寝酒。酔い夢を。Have a nice DRUNK/DREAM.
おはすみなさい。


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