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「息子ルイ13世との和解」ピーテル・パウル・ルーベンス【ルーヴル美術館の名品150選】100

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

*ピーテル・パウル・ルーベンス作 連作「マリー・ド・メディシスの生涯」、1622-1625年、北方絵画部門、リシュリュー翼 ©2011 Matt Biddulph (CC BY-SA2.0)

【名品88から101】はルーヴル美術館の至宝、ルーベンスの最高傑作。
全24枚の大型絵画からなる一大作品。
続いてこちらが、息子ルイ13世との争いの終りを示す。

「息子ルイ13世との和解」、1622-1625年、INV1788、3.94×2.95m、北方絵画部門、リシュリュー翼

マリー・ド・メディシスは息子ルイ13世と仲違いをし、和解する。
国内の貴族を二分し、二度の武力衝突にまで至った戦い。
母と息子は、ともに潔白を天に向かい宣言する。
怪物がルイ13世の側近を暗示。
諸悪の根源が打ち倒され、母と子の不幸な誤解が解けた、
という表現です。

◆武力衝突の後◆

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