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目と目で通じ合う

皆さんは、会話をする際に、相手の目を見てきちんと話ができていますか?

私は苦手でした。

小学生の頃は授業中に先生と目があうと、先生に何か質問があるのかと勘違いされてしまうのではないかと勘違いしたからです。

私の中で「人の目を見る」は、何か、その人に言いたいことがあるって思わせてしまうかな?と思っちゃっていたのです。

大人になって、異性を意識するようになると、今度は視線をあわせると、「あなたに好意がありますよ」ってアピールになっちゃうかな?って思っていました。

最初は全く、視線は送れなくても、そのうちにチラチラと視線を送れるようになり、だんだんと、信頼関係を気づけた人とは、視線は合せられていたと思います。

そんな、考えが一新されたのは、やはり、アメリカで生活をしてからです。

日本からアメリカに引っ越して、英語が話せない時は、先生と目があった瞬間、視線は外していました。

数年経って、英語でコミュニケーションがとれるようになった時に、先生に言われたのです。

メイは最初、わたしと目が会うと、すぐに視線を外すから、私の授業がつまらないのかと思っていた、そして私のことが嫌いなのかと思っていた

そんなこと、1回も思ったこともなく、先生の授業も大好き、先生も大好きだったからショックでした。

そして、アメリカではアイコンタクトは大切なことだって知りました。
それ以来は、どこへ行っても、

その人の目を見て、笑顔で、あいさつ」を心がけています。

昨日、娘の小学校で個人面談があり、先生に、娘は先生と目が合うと、すぐに視線を外してしまうと言ってました。

家に帰り、娘に

「なぜ?人の目を見れないの?」と聞いてみました。

「人の目が怖い」

から、みれないのだと言うのです。

私、昔のある出来事を思い出してしまいました。

それは、アメリカ生活をしていた時、娘の学校が1週間お休みの時があったので、学校が斡旋していた美術教室に1週間、娘を入れたのです。

娘は自分の興味があることでしたら、友達がいなくても一人で参加出来る子なので、その美術教室も日本人のお友達はおらず、一人で参加しました。

私は、現地に車で送迎するだけ、お迎えの時は、担当の先生から娘の様子、作品について聞くことが出来ました。

初日に娘を迎えに行くと、お教室でトラブルがあったようなのです。

黒人の大柄の女の子に娘が泣かされたと言うのです。でも問題は解決して、相手の子も娘に謝罪したと先生は言ってました。

何よりうれしかったのは、同じアパートに住む、韓国人の女の子が、娘をかばってくれたと聞いたのです。

なぜ、泣かされちゃったかというと、その黒人の女の子が娘に

「あなたの目を見ていると怖くなるから、私を見ないで」

と言われたと言うのです、その言葉を受けて娘は悲しくなって、その場で大泣きしちゃったというのです。

私には、良くわからない感情なんです。そんなシチュエーションに自分はなったこともないし、そんなに泣くようなことなのかな?って思っちゃいました。

そんなに悲しくなってしまうのなら、もう翌日からの美術教室には通わなくて良いよと娘には言ったのですが、

韓国人の女の子にママの焼きおにぎりをあげるって約束したので、行くと言ってました。

私が娘のお昼ご飯に作った、焼きおにぎりがアメリカ人の先生などにも大人気で、それから1週間、娘に頼まれた日に、娘の分+アルファの焼きおにぎりを持たせました。

娘も、その後はとても楽しく通っていました。
美術教室には、プールもあって希望者は泳ぐこともできるので、娘は足のつかないプールでの飛び込みが大好きなのでそれも喜んでいました。

そんな思い出を思わず、思いだしたのです。

今の娘の小学校の担任の先生は、そういう面も含めて、娘には声がけをしていくと言ってくれました。

親子とは言え、まったく、違う人格を持つ人間なので、なかなか、心中を理解することは難しいです。

娘は、私には、女の子の友達はいないなんて話していたんですが、先生からは、男女ともに仲が良くて、クラスでも人気者ですなんて言われたのです。

先生は、娘が皆から好かれる理由として、自分の意見を持っていて、みんなにきちんと伝えられて、会話も誰とでも楽しくできるから好かれるんだって言ってました。

私は、そのくらいの年の時は、自分の意見は主張しちゃいけない、みんなに合せて、大人しく波風たてないで、クラスに紛れて生きていたいって思っていたのです。

なので、個人面談や成績表の先生からの評価は、
消極的すぎるので、きちんと自分の意見を発言しましょう」でした。

娘は、わからないことは、わからないですぐに聞くみたいで、昨日も、苦手な算数の問題を直接先生に聞いていたらしく、そういう面もすごいと思います。って先生は言ってました。

私、今だったら、娘と同じ、わからないところはすぐ聞きますが、小学生の頃はそのままにして、後で自分で家に帰ってから、調べようと思って、何もしてないから、勉強なんて全然できませんでした。

とりあえずは、娘の学校生活は問題ないみたいでした。

改善が必要な項目もありましたけれどね、
「言葉遣いが悪い」、「整理整頓ができない」
は、私も考えさせられる部分です。一緒に改善して行きたいと思います。

今回の個人面談で、小学校生活の面談は最後です、中学校では3者面談となるようです。

小学校とは全然違うみたいで、親もきちんと子供のことを紙に書き出していく必要があるようです。

本当に、先の子育てを思うと、不安もあります。

私みたいに、人と折り合いをつけられないと心が苦しく、生きづらくなることも確かなのです。

娘への視線は適度に向けつつ、これからも見守っていきたいなと思います。

今日は火曜日ですね、私は朝から定期的に通っている病院へ行って来ます。

いろいろ聞きたいこともあるので、しっかりと聞いて来たいと思います。

ヘッダーは、母の育てているヒメロカリスというお花です。
母、義母、娘ともに百合に似た花が好きなのですが、私は少し苦手なのです😊








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