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築33年戸建て、リノベはじめます。DAY1

さあ、ついに始まりました。我が家の全面改装プロジェクト。

本当はすぐにnoteに記録していきたいけど、朝4時起き、May君のミルク作って、おにぎり20個作って、家族5人で出発、一日働いて、抱っこして、夜帰宅。頭に浮かぶのはお風呂に浸かって布団にダイブすることだけ。ということで、常にタイムラグあり。一生懸命思い出して書かないといけない。

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まずは、天井はがし。Youさんがバールでチョンチョン突いてみる。次は思いっきりバキッと突いてみる。「お〜、なかなかキレイな天井だ」というYouさんの一声で、みんなのテンション上がって、楽しくなってきた。危ないので、子どもたちは別室でお掃除、お庭で鬼ごっこなどして過ごす。

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天井板は想像よりもはるかに薄くて、頼りない感じだった。バキバキすごい音がしたけど、案外耳に心地よい。あっという間に薄いベニヤ板は取り除かれて、豪華な梁が出てきた。こんな素敵な空間が隠れていたなんて!!!

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May君にとっても、木の音が心地いいのか何なのか、めずらしく大人しくしているので、その間、私はキッチン台の大掃除。シンクはダイソーのこげとりスポンジ(これ大好き、めっちゃキレイになる)と洗剤でガシガシ磨く。引き出しは全部開けて、拭き掃除・・・なんか芋虫が死んでるー。どの引き出しにもだいたいおるー。気持ち悪くて死にそうだけど(ほんとに虫が苦手)、勝手口の窓開けて、ガーッと捨てて、わーっと洗剤で洗って、消毒。窓のさんも掃除・・・なんかの巣があるー。なんか気持ち悪くてよく分からない、あんまり凝視しないように、勢いでガーッと洗う。すりガラスの向こうを何かが動いた。ぴょこっと出てきたのは、蜘蛛さん。多分、ずっとこの家にいたヒト。あなたはね、多分害虫を食べてくれてるんだよね、これからもよろしくとか思いながら、とにかく無心に掃除。

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ここをタイルにして、こっちの壁を抜いて、こっちはペイントするか。この引き出しもリメイクできるんじゃない?とか想像しながら。ここで、これから毎日毎日、私たちが食べるものが作り出されるんだ。

そうこうするうちに、私の両親が様子を見にきてくれた。May君の子守りをしてくれるために。それはそれは、本当にどれだけ助かることか。May君はおじいちゃんの顔を見て、大声で話しかけている。男同士、何か話題が尽きないようだ。父も昔からいつもリノベしていた。私が物心ついた時には、いつもトンカチとんとん、カンナで杉板を削っていたイメージ。今はもう体が不自由で思うように動けなくなったけど、血が騒ぐようだ。天井の作りを見て「おお、これは大変なもんだ」としきりに感心していた。母は、とにかくめちゃくちゃよく喋る。腰が痛いのに抱っこしてくれてありがとう。

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要領が掴めたYouさんは、もう一部屋の天井もあっという間に抜いてしまった。こっちもなんて美しい梁なんだろう。なんか色々書いてあるのがまた男らしくてかっこいい。い、ろ、は、に、ほ、へ、と、ち。大工さんの走り書きもある。こんなかっこいい天井をなぜベニアで隠すのか。全く理解ができない。

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小さい家だけど、全然狭くない。上に空間が広がると、狭くないんだ。

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この家を買ったばかりの時は、残地物と趣味の悪い内装でうんざりして、本当にここが快適な住処に変わっていくんだろうか、とずっと不安だった。どうしよう、とMay君を抱っこしながら草ボーボーの庭に向かって特大のため息をついたら、家をぐるっと回ってきたYouさんが言った一言で、すごく心が軽くなった。

「soraちゃん!この家は良くなるぞ」

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ほんとだ。天井抜いただけで、こんなに良くなった。一つ一つ、丁寧に向き合って大切に扱えば、きっと最高に良い家になる。そんな希望が持てる1日目だった。

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子どもたちも一生懸命働いてくれた。これから自分たちが暮らす家なんだーって感じで、彼らなりに、一生懸命捉えているみたいだ。彼らが楽しく、やってくれればいい。お疲れ様。


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