えいじ

永遠の2番手。

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永遠の2番手。

最近の記事

電車に乗っていると本を読んでいる女性に目が行く。好きな人も暇さえあれば本を読む人だから、僕の好みは「本を読む人」なのかもしれない。

    • 女心に最適解って存在する?

      • 手料理が食べたい(自分で作らないものに限る)

        • 僕がどれだけブラコンかという話

          兄の誕生日だった。生きていれば54だった。 僕らは母親が違う。そのせいで兄の立場は本当に複雑だったし僕の母親という人はなんの罪もない兄に憎悪を向けられる人だった。子供ながらに母親の言葉に何度となく傷付いたが僕らは仲が良かった。兄が僕を嫌わずにいてくれたことは僕が真っ直ぐ歩めた理由の一つであった。僕は兄のことが本当に今でも大好きだ。 彼女と結婚をしたときもショックだったが他の誰でもなく兄だったから一生告白はしないと決めたくらいには祝福をした。だからこそ死ぬなんてあんまりだ。こん

        電車に乗っていると本を読んでいる女性に目が行く。好きな人も暇さえあれば本を読む人だから、僕の好みは「本を読む人」なのかもしれない。

          彼女はとても我儘で僕はそれに振り回されるけど彼女の「とても我儘」が僕にのみ発揮されると言う一点でのみ救われて報われているし「解るわ」「それな」と言う人がいたら僕はその人に向けて静かにグラスを持ち上げようと思う。乾杯。朝だけど。

          彼女はとても我儘で僕はそれに振り回されるけど彼女の「とても我儘」が僕にのみ発揮されると言う一点でのみ救われて報われているし「解るわ」「それな」と言う人がいたら僕はその人に向けて静かにグラスを持ち上げようと思う。乾杯。朝だけど。

          季節の変わり目は体調を崩す話。

          梅雨に入り蒸し暑い日が続いているし昨今はマスクも義務化されますます蒸し暑い中、声を大にして言いたいのは水分補給と栄養はしっかり摂れよ!と言うことです。あと休養な。 僕の片思い相手はさっそく栄養と休養を怠り点滴を打つ羽目になり、そうじゃなくても医療崩壊だなんだと言われているのに医療従事者の手を煩わせベッドを占領するという一言で簡潔に「バカ?」な人です。バカだよ本当に。 季節の変わり目に弱い人は存在します。暑さに弱い人も寒さに弱い人も両方に弱い人も。恐らくご自分でも解っているとは

          季節の変わり目は体調を崩す話。

          不貞を働いた日の話。

          実を言えば寝ている彼女にキスをしたことがある。 もう時効だろう。 兄の葬儀が終わり生後間もない息子をあやし父親の死を感じ取って泣く5歳の娘を慰め訪問客に丁寧に挨拶をし彼女は見るからに疲れていた。悲しむ暇がなかったのは良いことだと僕は思ったが実際はどうだったのか定かではない。子供のいる彼女は僕が思うより強かったように思う。泣いたのは死んだ直後だけでもう泣いてはいなかった。ただいつもより少しぼんやりとした彼女だった。 息子におっぱいあげるから、と背を向ける様が扇情的だった。骨張

          不貞を働いた日の話。

          いまだに過ちすらない夜の話。

          彼女は酒が好きだ。割と飲むし割と酔う。普段からフワフワした人が更にふにゃふにゃになり、妙な色気はあからさまな色気になる。もはやそれは理性への暴力である。好きな女にとろんと見つめられて「楽しいから飲みすぎちゃうねぇ」と微笑まれて内心ガッツポーズしない男がいるだろうか。いやいない。いるわけがない。ワンチャンあるんじゃね?と期待を高め、途中どう自然にコンビニでコンドームを買うか思案し(最終的には普通にゴム買うからコンビニ寄るわって言うのが1番だと気付く前の話)結局はコンビニどころか

          いまだに過ちすらない夜の話。

          好きな理由を言おうとして悪口になる話。

          彼女の好きなところを言おうと思う。 まず第一に見た目が好きだ。派手な美人ではないが不思議と目を引く人だと思う。姿勢が良いからかもしれない。彼女が嫌がるからあまり言わないが妙な色気のある人だ。しかしながら性格は悪い。冷たいし厳しいし取り付く島のないときあるし頑固だし。何度も本人に苦言を呈したが本人は柔和にニコニコするだけで全く響いていないと思う。見た目が優しげで話し方もフワフワしているから騙されそうになるが中身はかなり苛烈だと僕は思っている。騙された人を何人も見てきたから余計だ

          好きな理由を言おうとして悪口になる話。

          いつか結婚したい男の話。

          ずっと片思いをしていた相手にプロポーズをしたのは先月のことだ。結婚しようよ、と言ったら相手は目を丸くして驚いていた。 僕たちは恋人関係ではない。セックスは疎かキスさえしたことがない。彼女は子供が2人いる。夫とは死別していて何を隠そう、その死んだ夫は僕の兄だ。 つまり僕は兄嫁に恋心を抱いた不埒な義弟になる。 言い訳をするなら兄より余程先に出会っているし僕らは確かに両思いであったはずだが僕と彼女を(というか主に彼女を)取り巻く環境がそれを許さなかった。僕が子供すぎたのも一因かも知

          いつか結婚したい男の話。