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(7)ピボットテーブルは「即席ラーメン」である!続編 「具材」パワークエリと自分好みのアレンジで楽しもう!!

続編です..ピボットテーブルは「即席ラーメン」である。
みんなに愛される「秘訣」とは、「感動」!「もっと・・」!
30年追求した「愛される」ピボットテーブルを紹介します!



ピボットテーブルは、カップ麺?煮込み麺?

前回は、ピボットテーブルは「即席ラーメン」と共通性がある!!
3つの歴史を振り返ってみました
①即席ラーメンの歴史
②表計算ソフト、Excelの歴史
③ピボットテーブルの歴史
  即席・集計分析、★集計が合わない!

Excelの関数、マクロなどを覚えて最強の「レポート」を作る、
というのは、「ラーメン作りを本格的に学んで作る」ことでしょう。

今回は、「カップ麺」と「煮込む麺」との比較を紹介します。

4.理想の表計算ツールの「原石」30年!

ピボットテーブルの「原石」から2つの道!

「チキンラーメン」を食べた人たちは、即席ラーメンを進化させました。
でも、道は2つに別れました。
 お湯を掛けて便利にお腹を満たす「カップ麺」の道
 手はかかりますが「煮込み麺」+具材・アレンジで味の感動の道です。

ピボットテーブルは、簡易・集計分析で、AIを組み込んだデータ分析が可能になりました。これは、「カップ麺」の道です。
みなさんが30年も使ってきた道です。

私は、30年前、未知なるピボットテーブルと出会い、
システム化に利用できる理想の「原石」だと直感しました。
現在なら、「DXデジタル・トランスフォーメーション」のような
理想像を目指したのです。

ピボットテーブルは、マウスを使って分析するツールです。
「煮込み麺+具材」味を追求する道を、30年歩んできました。

ピボットテーブルだけでは「赤ん坊」!最大の弱点!!

ピボットテーブルは、データ分析の画期的なツールですが、
でも、「元データ」が作り込めないと、威力を発揮できません!
自分では何もできない「赤ん坊」です。

LOTUSがピボットテーブルを製品化して普及できなかったのも、
これが原因です。Excelに掲載されても、同様です。
多くのユーザーは、この厚い壁に阻まれて先に進めていないのです。

元データを準備するには、Excelの知識はもとより、システム的な知識、業務の知識など「実践」での知識・経験も必要です。
Excelの知識だけでは対応できません。

私は、経理、システム、表計算ソフトに10年以上も関わって、会社のリーダー役でした。そういう「実践経験」があったから、気付けたのです。

システムの専門家、Excelの専門家なら、自分の専門スキルで
システム構築が可能なので、ピボットテーブルの活用という無謀な挑戦はしないです!

25年間も、関数、マクロの「味変」で苦労しました!

当然、平坦な道ではありませんでした。
ピボットテーブルの使い方も、試行錯誤でした。
さらに、VLOOKUP関数、If関数・・を使ったデータの整備。
VBAマクロでのプログラミングなどの試練が続きました。

Excelの専門書でも、私の求めるデータ整備に関わる情報は1/3程度です。何冊も買い込んで、必要な部分だけを工夫する、非効率な作業でした。

ピボットテーブルの解説書は、実践には役に立ちませんでした。
自分一人で、25年間継続して、共通化と応用力を実現してきました。

「テンプレート化」でみんなのシステムに!

20年前に、私が勤めた会社では、SAP社のERPデータなどのDWH=データベースが利用できました。
元データが整備されていたので、ピボットテーブル用の集計・分析用に加工がしやすい環境でした。
自分だけでなく、他の仲間も利用できるシステム化を目指しました。
それが、「テンプレート化」です。

共通テンプレートを1つ作れば、みんなで使えるシステムになります。 
最初に作るのは大変でしたが、1つモデルを作れば、それを改善しながら作り込んできました。「実践」の積み重ねです。

今では、様々なシステムで、CSVなどでデータが利用できるようになっています。「テンプレート化」は、非常に役立つ手法です。

15年前の事例です・・DXの進め方の参考に!

SAP社R/3のERPを導入し、BWで管理レポートを作成したいたものを、コストダウンのために、DWHを変更することになり、全管理レポートをピボットテーブルに移行したときの事案の概要図です。
各モジュール=管理用のテンプレートを作り、担当者はそれを使って管理を行う。「システム」を実現し、社長表彰をいただきました。
例:損益管理、販売管理など、

※販売管理のエクセルは、部門別、担当別、品種別、製造工場別に、
20表のピボットテーブルで、様々な予算・実績・受注管理ができます。
時系列管理はもちろん、月の途中でも、日々の管理ができます。

営業本部長、部長、課長、担当者・・、各人が自分のデータを用いて、
みんなが同じエクセルで、随時、それぞれの管理ができるのです!
何と、会社で一番利用していたユーザーは、社長、ご自身でした。
分析情報が共有できているので、報告書の作成も効率的になりました。
今でも、後輩たちが使い続けています。

5. パワークエリで関数・マクロを卒業!

Excel2007~テーブル機能が使える!

セル範囲を指定し、見出し行と明細行から構成されます。
データを「リスト形式」=データベースとして格納できます。
Excel「セル単位」を「列単位」に変えるものです。
ピボットテーブルの元データとして利用しやすくなりました。

パワークエリは、PowerBIでも使われる機能!

パワークエリは、テーブルをさらに活用するためのツールです。
ピボットテーブルの弱点=データ分析の元データ整備に役立つツールとして開発されました。

元々は、Excel2010 および 2013 のパワーピボット (ピボット テーブルの上位ツール) のアドイン機能として提供されました。
Excel2016から標準機能になり、各種データの取得、データの整形・加工(データの変換、列の追加、並べ替え等)といった一連の定型作業を自動化することができます。
マウス操作で設定でき、さらにⅯ式言語で高度な編集も可能なツールです。

ピボットテーブルは、Excel内のメモリで、データキャッシュのツールです。パワークエリも、Excelの専用ツールではありません。
Excel外のPowerQueryエディターによるマウス操作で設定を行います。関数・マクロの代替として使用できます。

パワークエリのメリット・・マウスで設定、列全体に付与!

①VLOOKUP関数 マージ(結合)で複合検索など高度な処理が可能
②IF関数      条件列の追加で、様々な条件を組み込み可能
③VBAマクロ    マウスで手順ステップを登録して「更新」で実行
  ・マ―ジ、追加     ・・累計データの更新
  ・ピボット解除、ピボット・・比較データの作成
という高度な処理も可能で、「システム化」などに非常に役に立ちます。

6.実践テンプレートで「一体化」!

ピボットテーブルとパワークエリの一体化した「理想形」を
「実践テンプレート」として習得して欲しいです。
PowerBIや、ACCESSのような使い方が、
Excelで可能になるのです!

個別に学んで覚える「知識」では「応用力」になりません。
「使って、慣れて、身につける」学び方をお薦めします。

実践テンプレートは、VLOOKUP関数やマクロを使わずに、
ピボットテーブルとパワークエリを活用し、
マウス設定だけでデータソースを整備、レポートを作成しています。

「実践テンプレート」を活用しよう!

先ほど紹介した、SAP・ERPデータのテンプレートは、
データ活用を関数・マクロで行っていますが、
「パワークエリ」に移行することも容易にできます。

会計ソフトはCSVでデータ利用が可能です。
会社が違っても、共通のデータフォーマットなので、
直ぐに使える「実践テンプレート」を試作し、紹介中です。

会計ソフトが違っても、基本は共通なので、カスタマイズを行えば、
利用することができます。
販売ソフト、勤務表データなどの実践テンプレートを試作しています。
CSVなどのデータ利用が可能なら、是非、検討してください。

カスタマイズで「即席・実践システム」に!

一般的なソフトウエア開発では、仕様書を作り、プログラミングをします。プロトタイプ・試作品を作って、具体的な開発を進める手法もあります。

実践テンプレート[ひな型]を、自分の好みにアレンジするのは、
プロトタイプ手法に似ていますが、プログラミングはしないで、
そのまま、使いながら手直し・実践していく手法です。

カスタマイズできる実践スキルを身につければ、だれでも使えます。
パワークエリとピボットテーブルの「実践技」が中心なので、
Excelの知識や資格を取得された方なら、容易にできるスキルです。

新規・開発でも「実践テンプレート」手法で「楽に」!

新規のシステム開発では、何か月もかかるものが、1ヶ月位で目途が立つ
ようになります。プログラミング不要の威力です!

新規・実務テンプレート作成 1日~数日
試験運用~本格運用 「使いながら、手直し」1週間から1ヶ月程度

一番大変なのが、実務用にデータを作成・移行するところです。
DXなどでシステム導入しても成果が上がらないのは、
システム設計の準備不足と、このデータ移行です。

カスタマイズは段階的に!

最初から完璧なものでなくても、出来たものを使って成果を出す。
使いながら、改善していく「バイパス方式」をお薦めします。

実務テンプレート、、準備作業、移行作業などの負担が小さく、
導入も早く、導入後の改善・変更も容易です。

今使っているエクセルなどから、入力データ、出力データを用意する。
あなたも、カスタマイズに挑戦してみませんか?実践テンプレートは、会社が違っても、あなたのデータ項目に合わせる「カスタマイズ」で
「即席・実践システム」になります。

みんなで使えるピボットテーブル活用の実践事例を紹介!

実践テンプレートは、会社が違っても、あなたのデータ項目に合わせる
「カスタマイズ」で「即席・実践システム」になります。
是非、みんなで改善したり、事例を増やしていきたいと、思います。

パワーピボットは「実践テンプレート」で使いにくい!

ピボットテーブルは、「集計フィールド」という簡便的なユーザー数式が使えるのが、メリットです。

パワーピボットは、ピボットテーブルと比べて高い分析・集計機能を持っていますが、代わりにDAX式の習得などの負担が大きくなります。

ピボットテーブルでも、工夫すればできるレポートが多いです。
無理して全部のレポートをパワーピボットに置き換えるのではなく、
使うメリット⇔使うための負担 で判断して、使ってみてください。

7.夢を叶える感動の実践術!

40年以上も前、「表計算ソフト」は、セルにデータ、数式を入力し集計レポートが作成できる。プログラミング不要=「簡易言語」と呼ばれました。

私は、エクセルの理想像「即席・システム」を30年探求してきました。
ピボットテーブルとパワークエリの「理想形」は、
関数もマクロも使わずに、マウスだけでこの夢を実現できます!!
PowerBIやACCESSのような使い方ができるのです。
私は、「エクセルBI」と呼んでいます。

Excelの関数・マクロは「覚える」「知識」を重視します。
AIでの支援も始まりましたが、「即席・実践システム」のような
使いこなし方を実現することは、容易ではありません。

実践データ管理とExcelの比較

実践データ管理で、3つの夢が叶いました。
  1⃣ 情報利用 データ分析      楽しく
  2⃣ 業務改善  データ活用      楽に
  3⃣ 習得・実践 即席・システム化  もっと・・

学び直し 実践システム=基本スキルと実践スキル

ピボットテーブル、パワークエリ、テーブルを紹介するYouTube動画が
沢山あります。先ずは、視ながら使って慣れましょう。
どちらも、「マウス操作」が主体で、メニュー操作に慣れることです!

関数、マクロVBAの習得との違いは、「実践スキル」=「実践術」です。
特に、マウス術を身につけましょう。

次に、実践テンプレート(サンプル)を、自分のデータが使えるように
カスタマイズしてみましょう。

私は、ピボットテーブルの実践スキルをまとめた記事を紹介しています。
正しい使い方を知れば、呪いには罹りません。大丈夫です!
他の人が作ったエクセルBIも、安心して使えます。

皆さんに役立ててほしい!と願っています。

まとめ:ピボットテーブルは即席ラーメンと共通性がある!!好みの使い方をしよう!

ピボットテーブルには、2つの道があります。
◎「カップ麵」・・「簡便性」を追求   ・・ 即席・集計分析
◎「煮込み麺+具材」・・「味の感動」追求 ・・ 即席・実践システム 
私は、ピボットテーブルとパワークエリを一体化した「実践テンプレート」をカスタマイズする「即席・実践システム」をお薦めします!

マウス[操縦桿]でAIにできない「感動」を追求しましょう!

Excelの関数・マクロ入力はAIで支援してくれます。
それは、セル入力やプログラミングで30年の実績があるからです。
Co-Pilot副操縦士です。

ピボットテーブルでマウスを使うデータ分析は、変幻自在です。
AIでの支援は、事例を増やしていけば実現できるでしょう。
私たち人間は、パイロットとして、マウス[操縦桿]を握って、
AIにできない「感動」を追求していきましょう!


ピボットテーブルで差をつける「マウス術」習得講座90分

オンライン講座で、Excel実践ピボット革命 序章を
サンプルで実習する講座を行っています。
30年探求してきたピボットテーブルの感動をご紹介します!


この記事にご興味のある方は、是非お問い合わせください!

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是非、コメントや、応援をおねがいします。

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「実践テンプレート」実践事例を紹介しています


ピボットテーブルの魅力を紹介中です!

これまで、5つの切り口で説明してきました。
説明が、ダブっているところが多々ありますが、
ピボットテーブルの魅力を再認識しながら、書いています。
みなさんに、本当の魅力をお伝えできれば幸いです。
是非、ご感想、ご意見をお願いします!




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