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(4)ピボットテーブルはアート(芸術)!今話題の「アウトプット思考」の申し子です! 

第4回は、今話題の内田和成氏の「アウトプット思考」PHP研究所 を
参考に、ピボットテーブルを「大検証」しました!

次回、第5回は、ユーザーが30年探求してきた理想のピボットテーブル普及をマイクロソフトに提言します!


1.「アウトプット思考」に大感激!

「アウトプット思考」内田和成氏 PHP研究所 を読みました!
内田さんは73歳、私も70歳、大きな勇気をいただきました。

内田氏の極意 情報収集&活用で「人やAIとの差別化」

 ◎インプットを最小、アウトプットを最大で 最速効果
 ◎肌感覚で、俯瞰、深堀で成果にたどり着く 3つの視点
 ◎アナログの活用で 差別化、増幅させる

データ=情報が多くインプットで差別化できない時代では、
AIやモダンエクセル、BIツールの進化だけでなく、
「人間の知性を高める」ツールの活用が必須です。

私が30年間探求してきた理想のピボットテーブルは、
AI時代だからこそ、みなさんに使いやすく役に立つツールです。
内田氏「アウトプット思考」の「申し子」だと、確信します。
 

2.「アウトプット思考」が教えるもの!

内田氏 アウトプットから始める「情報・分析術」最速で成果に到達!
 ◎肌感覚、俯瞰、深堀り、その先を考える
 ◎異常値を見つける
 ◎「仮説を立て、時には元に戻る」ループする

1⃣インプットを最小、アウトプットを最大!「ループ」が課題!

⇒IT分析ツールを使えば、目指すアウトプットが作成出来ます。
 Excel、BIツールなどのITツールでも「ループ」が難しい。
 AIも既存知識や想定から作成するので、容易ではありません。
 理想のピボットテーブルは、「ループ」がしやすいツールです。

2⃣差別化の近道はアナログ!=「肌感覚」!

内田氏 デジタルでは差がつかない。
 差別化の近道は、人のやっていないことをすることだ。
 それが今の時代においては「アナログ」だ! 

⇒デジタルは、プログラミング・AIで処理するもの、
 アナログは、人間が考えて創造するもの と理解します。
 理想のピボットテーブルは、「アナログ」感覚=肌感覚のツールです。

3⃣AIに代替されない情報術!「魅せる化」「総合力」

 AI=人工知能は、人間の知性を機械で置き換えるもの!  知識力
 IA=知的増幅は、人間の知性を高めより豊かな生活にする!応用力

「魅せる化」= レポートを様々に工夫 情報を形にして伝える
  理想のピボットテーブルは、芸術 (アート)  、「楽しい!」「感動」!
  AIは「知識力」、人間は「応用力」、総合力を最大化!

3.分析ツールとレポートの到達度!

内田氏の3つのポイントは、私も同意見です。
 ◎ 肌感覚、俯瞰、深堀り、その先を考える
    ⇒マクロ・ミクロでの分析アウトプットを「肌感覚」で差別化!

 ◎「仮説を立て、時には元に戻る」ループする
    ⇒アウトプットからインプットへの「フィードバック=ループ」
 ◎ 異常値を見つける

    ⇒分析ツールの得意技です!
    「異常値」を判断、分類を追加してデータに組み込む・・

私は、報告レポートの到達度を3段階で考えています。
◎報告レポートは、レポート作成がゴールでなく、
 役立つ情報取得で経営・行動をすることが最終目的です。

「見せる化」 相手や自分に「情報」を伝える
「視える化」 常に、データを集計・分析して、レポートを作る
「魅せる化」 常に、相手や自分に「役立つ情報」を伝える 「アート」

それでは、分析ツールとレポート到達度を比較してみましょう。

①Excel アウトプット作成⇒「見せる化」「視える化」

セルにインプットして、アウトプットを作成します。
1表ごとに作成するので「見せる化」というスタイルです。
データ~計算・加工~レポートの作業で苦労する人が多いです。

VBA・プログラミングで手がかかる繰り返し作業は自動化できます。
システム化の知識が必要になります。

ExcelにもAIが組み込まれます。Copilot副操縦士と
呼ばれて、関数の使い方、マクロ・プログラミングなど、効果が注目されています。

「視える化」の「自動化」は可能ですが、
レポートの追加・修正などのアウトプットを差別化するには、
人間が総合的に「肌感覚」で判断する領域で、容易に自動化できません。

⓶ピボットテーブルは未完の分析ツール!「視える化」!

ピボットテーブルは、当初から組み込まれたデータ分析ツールです。
データソースの範囲を指定し、データを「視える化」できます。
集計~明細、軸の転回(ピボット)などの特徴があります。
「簡易・集計分析」機能ですが、あまり使われていないようです。

③ピボットテーブルを楽に作成!「データ分析」

ピボットテーブルを作りやすくする「おすすめピボットテーブル」
これをさらにAIで手助けをしてくれのが、「データ分析」です。

あくまでも、「レポート」「グラフ」を作る事が目的の
「初心者」向けの仕様です。

ピボットテーブルは、元データの作成=インプットに弱点があります。
独特の特性があり、使いこなし方が紹介されていないので、
使っている人はあまりいない感じです。

④BIツールは、データの「視える化」ツール
Excelを超える・・

Excelよりも機能が進化したデータ分析の専門ツールです。
PowerBIDesktopは無料で使えますが、
導入や使いこなすには、習得のハードルが高くなっています。

BI分析ツールは、
データウェアハウス  に データを取り込み、
「ディメンション」情報をみるの切り口の項目(例「日付」と「製品」)「メジャー」   考察の対象(例「売上高」)
「キューブ」 「多次元分析」  データ分析を行います。

分析を続ける=実践、「考えて」判るものがあります!
◎業務データ(ファクトテーブル)の組み直しも
◎管理分析項目(ディメンション テーブル)の見直し・追加 も必要です。

BIツールでデータソースの追加・変更は、高度な操作になるので、
専門家や熟達者に限られ、「ループ」は容易ではありません。

まとめ
①~④の分析ツールでは、「見せる化」、「視える化」が自動化でき、AIの活用も可能。「ループ」が課題で「魅える化」は容易ではありません。

4.「肌感覚」「ループ」を実現するツール!

内田氏 デジタルでは差がつかない。
 
差別化の近道は、人のやっていないことをすることだ。
 それが今の時代においては「アナログ」だ! 

⇒ 私はデジタルは、プログラミング・AIで処理するもの、
     アナログは、人間が考えて創造するもの
 と理解します。

⑤「マウス」を使いこなすピボットテーブル!「魅せる化」未完

ピボットテーブルの「使いこなし方」は、
マウスを使って、レイアウトを編集したり、
フィルターでデータを選択したり、様々な分析ができます。
ユーザーが主人公です。

マウス操作は、プログラミングやAIでも自動処理できない!
「アナログ」感覚です。

ピボットテーブルのマウスを使いこなす=ドラッグ有効は、
Excel95では可能でしたが、Excel2007から
できなくなりました。
オプション設定を変更しなければ使えません。
ほとんどのユーザーは、知らないので、使いこなせないのです。

⑥「実践テンプレート」=パワークエリ&ピボットテーブル! カスタマイズで「実践データ管理」システム化しましょう!
理想のピボットテーブルで「魅せる化」です!

私は、30年ピボットテーブルの理想の使いこなし方を探求してきました。
それが、「実践テンプレート」です。「理想のピボットテーブル」です。
カスタマイズすれば、あなた専用のシステムに変身します!

ピボットテーブルの弱点「データソース」を、
私は、Vlookup関数やVBAマクロで、長年対応してきました。

Excel2016からパワークエリが提供され、PowerBIのようなデータ分析が可能に、ACCESSのようなシステム開発が、Excelで可能になります。私は、「エクセルBI」と呼んでいます。
専門のソフトと比べて性能は劣りますが、エクセルでのツールですから、
習得・実践での負担は軽くなります。実践テンプレートは、お試しに使って欲しいです。

パワーピボットは、ピボットテーブルよりも高度な機能を持っています。
習得が難しいので、実践テンプレートには、あまりお薦めできません。

実践テンプレートでも、BIツールと同様な区分が必要になります。
私は、データを 業務データ と  管理分析項目 に区分しています。

「肌感覚で、俯瞰、深堀で成果にたどり着く」ツールです!
理想の
ピボットテーブルは、関数を使わずにマウスを使って
集計↔明細、様々な切り口で分析・レポート作成できる。

「元データ」に身近なユーザーが「ループ」ができる。
「魅せる化」につながる「アウトプット思考」の理想的なツールです。

5.「魅せる化」でIA知的増幅!

内田氏 AIに代替されない情報術! のゴールは「IA知的増幅」です。

 AI=人工知能は、人間の知性を機械で置き換えるもの! 
 IA=知的増幅は、人間の知性を高めより豊かな生活にする!
  ⇒ 私たち人間の「感動」だと思います!
  
アウトプットのゴールは、「魅せる化」です。
「見せる化」
 相手や自分に「情報」を伝える
「視える化」 常に、データを集計・分析して、レポートを作る
「魅せる化」 常に、相手や自分に「役立つ情報」を伝える

「魅せる化」は、AIや自動化でなく人間が実現するものです!

1⃣アウトプット最大化、2⃣アナログ感覚を実践できるツールで、アウトプットも改善され、分析力が向上します。
「見せる化」「視える化」・・個々の自動化で実現できます
「魅せる化」・・総合的に私たち人間が実現すること、自動化できない

例えば、肌感覚~俯瞰~深堀 は、相互に関連します。
 肌感覚=アナログ 人間の感性、レイアウト変更、フィルタ―
 俯瞰 =マクロ集計、分類、レイアウト変更
 深堀 =ミクロ明細、分類、フィルタ―

実践テンプレートで、マウスを使い、様々な分析で情報が得られるのは
「感動」です。「魅せる化」=IA知的増幅を実現しましょう。

実践事例 U薬局様  最適仕入先の選定

2つの代理店から、約2000品目の薬剤の購入
毎年、薬価が変わり、どの代理店から購入するのが有利?
元のデータはあるけど、Excel手作業では対応できない・・!!

⇒ パワークエリで、統合データを作成
  ピボットテーブルで、比較・分析を行います

価格  ・・現状、変更後 ⇒ 最適価格を算出
仕入数量・・2代理店別
①現状代理店・現状の仕入金額
②現状代理店・価格変更後の仕入金額
③現状代理店・最適価格での仕入金額
④最適代理店・最適仕入金額、現状代理店=仕入金額0

⇒④最適仕入金額-②現状代理店・価格変更後の仕入金額
  代理店の見直しによる影響額が計算できます。

2000品目のうち500品目の仕入が見直し対象で、
これを全部変更すると作業大変、代理店切り替えの影響も出ます!
 1.差異金額、差異率で絞り込み 実行案を作成
    2.金額差の大きい代理店 ⇒ 値下げを打診 ⇒ 回答により実行
というような「肌感覚」での対応をしておられます。

このテンプレートは、薬局の社長さんと一緒に作りました。
2000品目の統合リスト作成、計算・分析をします。
そして、「ループ」を繰り返しながら、作り込みをしています。
完成したときの「感動」は大きかったです。
「魅せる化」の事例として、ご紹介しました。
この実践テンプレートは、毎年使えます。
年度変更のカスタマイズで、短時間で対応が終了します。

「実践テンプレート」は、1から作るのは大変ですが、
一つモデルが完成すると、元データをカスタマイズすれば、
同業の会社さんでも、利用できます。他の業種にも応用が可能です。
あなたの「簡易」システムとして使えるようになります。
そこが、他の分析ツールとの違いです!
パワークエリとピボットテーブルを活用しているので、
操作方法の習得も容易です。
こういう事例を皆さんと共有して、実践での応用を進めたいですね。

6.ピボットテーブルは「アート(芸術)」!

ピアノはみんなに末永く愛されています!芸術です!

ピアノが開発されて300年、人々に愛され、作曲、演奏で「実践」され、
感動を追求、実現しています。みんなが認める「芸術」です。
自動ピアノでの演奏、AIでの自動作曲も可能になってきていますが、
「感動」は人間でしか味わえません。

エクセルBIもみんなに末永く愛されるソフトになって欲しい!

Excelが開発されて30年、ソフトは進化しています。
でも、ユーザーは追いつくのが大変です。
ソフトメーカや専門家中心の進め方で、ユーザーに長く愛されるソフトになるのでしょうか?
自動化、AIは、私たちに「感動」を与えてくれるのでしょうか?
私は、もっと、ユーザーが関わるようにした方が良いと、思っています。

私は、30年実践し、ピボットテーブルを「魅せる化」ツールとして、
愛用してきました。
「実践」=「創造」から産み出し「感動」するものです!

情報デザイン・・『芸術』です! 応用デザインの1分野

「見せる化」「視える化」= 技術   機械的、均質的・・  没個性
 データからレポートを作成= デジタル  インプット思考 

「魅せる化」= 芸術 (アート)   「楽しい!」「愛される!」「感動!」
 レポートを様々に工夫  = アナログ  アウトプット思考
『芸術』 情報を形にして伝える 個性、自己表現するもの
⇒ピボットテーブル活用 IA 知的増幅

AIは「評価」、人間が「判断」 という役割分担で、
私たち人間は、AIや「知識」に頼るだけでなく自ら「考える」=応用力を身につけて、IA知的増幅を実現しましょう!


理想のピボットテーブルを普及しよう! 
マイクロソフトに提言します!

ピボットテーブルを使いこなす「実践ノウハウ」を身につける。
ピボットテーブルの弱点=インプットをパワークエリで補う。
関数・マクロを卒業し、マウス操作で扱う「理想のツール」に変身します。

データの見える化ツール=PowerBI、ACCESSのような使い方が
Excelでも可能になるので、私は、エクセルBIと呼んでいます。
情報利用、業務改善、習得・実践 で、
DX=データ経営に実現に貢献するツールです。

ピボットテーブル、パワークエリ、実践テンプレートの基礎知識を
MOSのような検定試験などで、みんなが確実に活用できる輪を広めたい。
と願っています。



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