愛とか恋とか

愛と恋の違いってなんだろう?

『愛してる』なんて簡単に言っていいのだろうか。

私の中で愛は何かとても大切なものであったかくて自分の中で静かに、穏やかに育んでいたいもので、時々大声で叫びたくなるけれど、そんなことはせずにそっとしておきたいものだ。
他の言葉ではうまく言い表わせない。

ふと、自分にとって大切な人を見ていると愛おしさが溢れてどうにも我慢できなくなるときがある。
その時に初めて『ああ、この人のことを愛しているのだな』と気づく。
けれど、愛を伝えるのはやはり気恥ずかしくて、『月が綺麗ですね』なんて今では当たり前のように広まってしまった言葉で伝えることもできない。

恋人に『好きだよ』と言うことはできても『愛してるよ』と言うことはできない。
何故だろう。
言葉の重みだろうか。

愛と恋はどう違うのか。
私の中で自分なりに考えてみた。
分からなかった。
私はまだまだ未熟で子供で分からない事だらけだ。

けれど、今、私の隣にいてくれる人をどうしようもなく愛しいと思う。願わくばこの先もこの人の隣に居たいと思う。そして同じような気持ちであってほしいと願う。

もし、この先この人の隣にいるのが別の誰かであっても、いやそんなことは考えたくもないけれど、とにかく私でない誰かと人生を歩んでいくことになったとしても、幸せであってほしい。
この人が別の誰かと結婚したとき、子供ができたとき、子供の成長を見たとき、『ああ、幸せだな』と思える人生であってほしいと強く願う。

これは愛なのではないか。
私の乏しい語彙力では万人が理解できるような説明はできないけれども。

一緒に幸せになりたい。自分を幸せにしてほしい。
これは恋とか好きとかそういう感情。
別の誰かとでも幸せになってほしい。自分はどうでもいいからこの人を幸せにしてあげたい。
そう思えるほど相手を想うのはきっと愛だろう。

人生のうち一度でも誰かを愛したいし愛されたい。
あわよくば愛した人に愛されたい。

最近よくこんなことを思ってしまう。
今日は月がよく見える。
ひとりある身はなんとせう。

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