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to me

昨日また一つ歳を重ねました。
もう子供と言われることはなくなって
一人の女性として見られる歳です。

それなのに幼い子供みたいな事で
1年のうちたった1日しかない特別な日を
暗い気持ちで過ごしてしまいました。

私にとっては大事な日でも
他の人たちには普通の日なのは
当たり前にわかっていたのに
それが悲しかったんです。

昔からお祝いなんてされないことの方が多くて
プレゼントを貰った記憶も殆どなくて
だから今年もそれでよかったはずなのに
何故か期待してしまったんです。

自分が周りの人たちに何かしてあげてると
驕り高ぶっていたからでしょうか。
ご飯を作ったり奢ったり飲みに付き合ったり
その人たちのために自分が尽してきたと
だから私は祝われる価値のある人間だと
そう思い上がってしまっていたんです。

でもそれは間違いでした。
周りの人からしてみれば全部私が勝手にしたこと。
勝手に優しくして勝手に期待されて失望されて。
そもそも興味なんてなかったでしょうに。

私は自分が恥ずかしいです。
見返りを求めて他人に優しくしていたのも
こんなに自分勝手な人間だったことも
祝われなかったくらいでこんな事を書くのも
そのせいで自分の誕生日を台無しにしたことも。

根に持つタイプなんだなって気付きました。
私は一人がいいなんて言っておきながら
他人に囲まれていないと寂しがるってことも。

これからは身をわきまえて生きていきます。
恥ずかしい思いをすることのないように。
そして期待をすることもやめます。
悲しくなったりしないで済むように。

でも、これだけは言わせて。

おめでとう。

去年は何もしてなかったかもしれないね。
周りと比べてずっと焦っていたね。
けれどそんなことないんだよ。
あなたは一生懸命生きてたよ。
ちゃんと頑張ってたよ。

色んなことを諦めて、嫌なことも耐えて、
一人で歯を食いしばって涙を堪えて
ずっとずっと人の顔色を伺っていたね。
本当に沢山我慢して生きてきたね。
辛かったね。苦しかったね。

でも楽しいこともあったね。
仲良くしてくれる人ができて
心配してくれる人もいて
居場所って言える所があって
弱音を吐ける人もいてくれる。

嫌な人もいっぱいいるけれど
大切な人もいっぱいいる。
楽しいだけの人生はなくても
それでもあなたは幸せだよ。

まだまだ頑張らなきゃいけないけど
あなたは一人で頑張りすぎるから
それなのに自分を責めすぎるから
たまに息抜きしながらゆっくり行こう。

人と比べなくていいから。
あなたはあなたのままでいいから。
胸張って強く美しく生きてこうよ。
誰よりもかっこいい女になってやろう。

今のままでもあなたは十分綺麗よ。
大丈夫、あなたは強い。

泣いてもいいから
立ち止まってもいいから
ちょっとずつ進もう。

改めて誕生日おめでとう、私。
これからもよろしくね。

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