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3ヶ月半のヨーロッパワーケーションの旅を振り返ります。2022夏

2022年の6月初旬から9月初旬まで、ヨーロッパでワーケーションをしました。海外ワーケーションは、昨年の12月から3ヶ月ブラジルで、今年の4月にインドネシアで1ヶ月してきて、今回で3回目になります。

欧州内ではコロナによる国間の移動規制もほぼなくなったことから、ワーケーション+完全にオフのバケーションで6カ国21都市回りました。

今この記事を書いている8月18日から、今回のワーケーションの締めくくり、世界中のノマドワーカーと生活を共にするコワーキング+コリビングで2週間生活をします。きっと濃厚な2週間になるので色々と忘れてしまう前に今までの旅を振り返りたいと思います。

最初に渡航したのは、3年前にワーホリをしたスペイン・マドリード

昔の同僚たちにコロナ後2年ぶりに再会

最初にポルトガルのリスボンへ飛ぼうと思っていたのですが、日本からの飛行機代が安く、コロナ以降2年以上会っていないマドリードの友人や元同僚たちに会おうと思い、日本からマドリードへ飛びました。

ここでは2泊ほど友人宅に泊まり、元会社のオフィスをサプライズで訪れて同僚や社長を驚かせました。

イワシ祭り真っ只中のポルトガル・リスボンへ

ブラジルのリオデジャネイロで会ったノマドたちが、6月に行われるポルトガルの祭りへ行くというのでジョインすることにしました。イワシ祭りの期間には、旧市街の多くの場所でイワシを焼く屋台が路上に出て、こんがりとした美味しい匂いが街中に広がります。
夜には音楽のコンサートなども複数の場所で行われ、ライブ演奏を味わいました。

リスボンから日帰りでエッグタルト発祥の地、ベレンへ

世界遺産のジェロニモス修道院

美しい修道院が印象的でエッグタルト発祥の地、ベレン。リスボンからなんとスクーターを使って気軽に行くことができました。もちろん路面電車やバスなどでもすぐに行くことができます。美しい修道院が有名です。

ドナウ川を挟むポートワインの産地、ポルトへ

リスボンからポルトガル第二の都市ポルトへ。ここでは2週間Airbnbで滞在しました。リスボンよりもこぢんまりとしたポルトは、ドナウ川を挟んで旧市街とワインセラーが並ぶおしゃれエリアに分かれています。

ここでは、現地のコワーキングスペースに行って、欧州のノマドたちと交流したり、過去に東京で一緒に働いていた同僚のトーマスが来て一緒に観光をしたり、ワイナリーを見学してポートワインの試飲をしたり、2週間地元の子たちに混ざってダンススクールに通ったりしました。

オレンジの屋根が素敵な街並み

現地で会ったノマドたちも口を揃えて言っていたのですが、リスボンよりも街全体がおっとりとしていて、地元の人たちが親切だと感じました。リスボンは外国人が増えすぎて地元の人も疲れてしまったのかもしれないですね。

6月のお祭りはポルトでは23日、24日が特に重要な日だということでそれに合わせて行ったのですが、23日の夜は川沿いから見れる花火が上がり、ラプンツェルのようなランタンが空に上がり、私も友人と一緒にランタンを一つあげることができ特別な経験となりました。

ポルトから日帰りで中世の雰囲気が残る「ブラガ」「ギラマンイス」へ

ポルトからバスや電車で1時間ほどの小さな町を二つ訪れました。ギラマンイスではちょうどお祭りが行われており、城の近くで中世の服装をした演者たちが当時の人になりきって演技をしており、街全体がディズニーのテーマ〜パークのようになっていました。

キリスト教の聖地、スペイン北部の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ

3年前にスペインでワーホリをしていた時に行けなかったスペインの北部を数年越しで訪れました。

まず最初はポルトからバスで行けるキリスト教の聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ。本来であれば歩いて行くべき場所ですが、今回はいつか行う巡礼の下見として町を見てきました。

大聖堂がある旧市街の広場に行くと、ものすごいエネルギーを感じました。パワースポットにもなっているのかもしれません。数ヶ月の長い巡礼の旅を終えた人たちの想いがエネルギーとなって溢れているようでした。

美食の街で食い倒れ「サン・セバスチャン」

スペインのご飯は美味しくて日本人の多くの方もスペイン料理が好きだと思いますが、スペイン北部はさらに洗練されたご飯が多く「美食」に溢れています。特にサンセバスチャンは、スペインでミシュランの3つ星を獲得したレストラン7つのうち3つがあることでも有名です。

バル巡りが有名なのですが、あまりお酒は量を飲むことができないので、バルは1食で1箇所めぐるスタイルで滞在中に昼、夜、昼、夜と数カ所舌鼓しました。

どれを頼んでも美味しいのですが特にウニのスープが衝撃的な美味しさでした。また行ける機会があれば食べたいです。

バスクチーズケーキを求めて、とあるパティスリーで並んでいたら、日本人のグループの方と一緒になり少し話すことに。この時期に全世界のサッカー少年が集まる大会があるようで皆さんはその保護者の方だということです。子供一人で来ている子も多いらしく、トータルで100人以上の子供達が日本から来ているらしい。サッカー文化の規模の大きさすごいなと改めて感じました。

ラ・コンチャ海岸

美食以外にもスペインで指折りのビーチもあり、透明度が高いビーチは週末には多くの人で賑わってました(平日はあまりいなかったので泳ぐなら平日がおすすめ)

現代アートが有名なビルバオへ

サンセバスチャンから週末に日帰りでビルバオへ。建物正面にあるお花や植物で作られた犬のオブジェが特徴的な近代アート美術館のグッゲンハイムでは久々の芸術鑑賞でリフレッシュ。
サッカースタジアムや川沿いの散歩をしてゆったり過ごしました。

同僚を訪れてドイツのマンハイムへ

マンハイムのランドマーク、ウォータータワー

ドイツを訪れるのは実は4回目。ベルリンやミュンヘンなどの有名都市は既に行ったことがあったので、今回は仕事の同僚に会いにマンハイムだけに行きました。
落ち着いた街で、モーツァルトが演奏にきた元お城の建物の大学や、ベンツの初期の車の模型など観光をし、さらにマンハイムから周辺のハイデルベルク、ラーデンベルクにも行きました。

真面目なドイツ人がオクトーバーフェスト以外ではっちゃけるウルムのNABADA(ナバダ)祭り

ドラム缶を並べてお手製のボートを作ってる人も

同僚の彼女が学生時代に住んでいたというウルムへ週末に行きました。世界で一番高い教会があります。そこへ行った目的は、普段は立ち入り禁止の川を工夫を凝らした様々な浮き輪に乗って流れているナバダというウォーターパレードに参加するためです。
ドイツでこんなお祭りがあるなんて衝撃です。

東欧の美しい国クロアチア

元々予定をしていなかったのですが、ノマド歴5年のアメリカ人の先輩に、クロアチア安くて綺麗でいいよ!と勧められて行くことにしました。
最初に首都ザクレブに一週間と少し、スプリトとドゥブロブニクニに5日ほど滞在しました。
安いと聞いていたはずが、価格が高騰している地中海沿いのスプリトとドゥブロブニクはハイシーズンなこともあり大変高くつきました。レストランの価格なんて北欧並みじゃないでしょうか。。
それでも、落ち着いた街の首都ザクレブに国立公園のプリトヴィッツ、魔女の宅急便の舞台と言われているドゥブロブニク、ゲームオブスローンズのロケ地の一つでもあるスプリト、どこも美しく、ビーチはどこへ行っても透明度が最高に高くお気に入りの国になりました。
うっかりヌーディストビーチに迷い込んだのも笑える思い出です。

イタリア南部を巡るバケーション

青の洞窟では船主さんが歌を歌ってくれました。イタリアにはチップ文化がないのでイタリア人は払わないけど、外国人にはせびってきます笑

イギリスにワーホリ中の友人とナポリで数年ぶりに再会し、お仕事をお休みして、1週間ほどで、ナポリ、カプリ島、アマルフィ、ポンペイを観光しました。
カプリ島といえば有名な青の洞窟。アマルフィは崖の間に立てられた家々が美しいリゾート。南部はどこも可愛いレモングッズに溢れてとてもときめきました。
ポンペイ遺跡も本当に興味深く、日本が卑弥呼の弥生時代に、すでに街があり、パン屋や食堂といったお店が生まれていて、それが一夜で滅んだという今更ながらも衝撃的な歴史を学びながら見学していたら大興奮で、ものすごく楽しみました。

ポルトガルのリスボンでノマド合宿に参加!

リビングのメインテーブルで働くみんな

今回の旅のメインです。色々な国から来たノマドたちが同じアパートで生活し、コワーキング&コリビング(一緒に生活しつつみんな働いている)を行います。元々1ヶ月の枠があったのですが、流石に1ヶ月も共同生活をストレスなくする自信がなかったので、私は2週間だけ参加しました。
こちらについては別記事を書こうと思っています。

ノマド合宿のみんなと

週末はリゾート都市のシントラやセシンブラへ

ノマド合宿では毎週末にオーガナイザーが週末トリップを企画してくれてみんなでビーチに行ったり、数人で好きに出かけたりしました。
セシンブラではみんなで崖の合間の楽園のような入り江のビーチで星空を眺めながら野宿をするキャンプ体験?をし、シントラでは面白い別荘地のお城を見学しました。

さらにおかわり旅行でモロッコへ

ポルトガルのノマド合宿で知り合ったアメリカ人女子2人と旅行に行きたいね、という話になりポルトガルからアクセスが良く飛行機代も安いモロッコへ行くことにしました。
最初にフェズという迷宮都市へ。今まで色々な国を訪れましたが、アラビアンな街が今までにない雰囲気で新鮮で、アラジンの世界だー!とこれまた興奮。メディナと呼ばれる旧市街は小さい路地も多く、9000の道があると現地ガイドさんは言ってました。ユネスコの世界遺産にも登録されています。

砂漠のロマンス。世界最大の砂漠サハラ砂漠へ

こちらも最初は行く予定なかったのですが笑、アメリカ人の1人がラクダに乗りたい、とずっと言っていたことから、もう1人がそれならサハラ砂漠へ行こう!と6-7時間車でかかる砂漠へ行くことになりました。私としては、その後いくスペインの通り道のタンジェでちょっと乗れれば良いかなと思ってたんですが、行って大正解でした。
サハラ砂漠でラクダに乗って、砂漠の中にあるテントホテルで一晩過ごし、朝日を迎える体験は最高です。

インスタ映えな青の街シャウシャウエン

フェズから北上して、旧市街の壁の色が青くて有名なシャウエンへ。街は可愛いし、子猫は多くて可愛いし、カメラが止まりません。そして、モロッコで有名なアルガンオイルやサボテンオイルを押しに負けて買いました笑 この後いくスペインや日本での価格と比べるとめちゃめちゃ安かったです。しかも値切れる。

スペインへ行くためにモロッコの最北部、タンジェへ

タンジェについた瞬間、高層ビルが並ぶ街をみて、一気に現代に戻ってきた感覚でした。タンジェにもメディナがあるのでひと歩きし、ビーチビューのAirbnbで3人では最後の夜を過ごしてモロッコの旅を終えました。

フラメンコの本場、セビージャへ

ここからは1人のアメリカ人の子と2人きりでスペイン旅行です。数年前に春祭りを見に来たセビージャ。スペインはやはりモロッコと比べると治安が安全だなと安心しました。スペインは1年近く住んでいたのでご飯も言葉もわかるのでさらに気が緩みます。

17年ぶりの友人に会えたバレンシア

学生の時に留学した時の一番の友人がスペイン人だったのですが、その友人に数日前に連絡したら奇跡的に再会することができました。さらにTwitterで知り合ったばかりの日本人の方にも会って、ビーチでピラティスレッスンをしてもらいました。
バレンシアはビーチもあるし、街もきれいで色々揃ってるけど大きすぎず小さすぎず、住むのに良さそうな国だと思いました。

最後に再びマドリードへ

日本への飛行機に乗るためにマドリードへ戻りました。まさかマドリードインで始まったこの旅がマドリードで終わるなんてびっくりです。
2泊しかしませんでしたが、以前からお世話になっていた人に会ったり、スペインで働いていた時の会社の店舗オープンイベントがたまたまあったりして、かなり多くの人と再会することができてラッキーでした。

最後の夜に行ったピアノバー。地元の人が大合唱してて楽しい

こうして並べてみると短期間でかなり移動したなと思います。今までの人生で一番贅沢な夏だった気がします。3度目の海外ワーケーションは国間の移動が自由にできたのでたくさん移動しました。

滞在した6カ国27都市まとめ

  • スペイン - マドリード

  • ポルトガル - リスボン、ベレン、ポルトガル、ブラガ、ギラマンイス

  • スペイン - サンティアゴデコンポステーラ、サンセバスチャン、ビルバオ

  • ドイツ - マンハイム、ハイデルベルク、ラーデンベルク、ウルム

  • クロアチア - ザクレブ、スプリト、ドゥブロブニク

  • イタリア - ナポリ、カプリ島、アマルフィ、ポンペイ

  • ポルトガル - シントラ、セシンブラ

  • モロッコ - フェズ、シャウエン、タンジェ

  • スペイン - セビージャ、バレンシア


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