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ドーナツを食す

ドーナツの穴を空白として捉えるか、あるいは存在として捉えるかはあくまで形而上的な問題であって、それでドーナツの味が少しなりとも変わるわけではないのだ。

村上春樹「羊をめぐる冒険」

この文章に出会ってから、ドーナツって
「在る」と「無い」が融合した奥深いスイーツよねって食べるたび思う。

穴という“空白”が確かにそこに存在する。

存在するんだけど食べられない。

ドーナツって哲学の入門に相応しい食べものだよな。

でも、今回のミスド購入品は穴があまり無い。
唯一のポンデリングは断面図が欲しくて、
気付いたら穴は消えていた。

ミスドの祇園辻利とコラボの新作が美味だった。

特にこの2品。

①やわもっちり生地のポンデリングに宇治抹茶が絶妙に練り込まれてる、

生ポン・デ・宇治抹茶。

ポンデリングってほんとに素晴らしいドーナツだと食べるたび思う。
フォルムとネーミングが完全に合致しているよな。

②ドーナツに宇治ほうじ茶を練り込んで、ほうじ茶のホイップとチョコ、ほうじ茶蜜をはさんでる、

宇治ほうじ茶もちふわホイップ。

クリームにほうじ茶の風味がしっかり閉じ込められていておいしい。


あともう1品。
これは最近発見したスティック形状のドーナツ。

これがマンゴー、クランベリー、オレンジのドライフルーツとはちみつ風味のグレーズでやさしい甘さで「おおっ!!キタコレ!」ってなった。

名前の通り生地がもっちりで程よい甘さ。

いろんなおされなドーナツが世には出回っているけど、一周まわって再びミスドに帰ってきてしまうんだよな…

ただいま🍩





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