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父と心書①

心書を始めてから、
「感謝」の気持ちを、
まず実家の両親に贈りました。

一番に変化があったのは父でした。

その数日後、
久しぶりに実家に立ち寄ったら

それぞれに書いたものが
額に入ってリビングの壁に
おさまっておりました。(〃▽〃)

初めて両親に贈った心書🖌今でも実家のリビングにあります。

TVの真上だから
嫌でも目に入る(苦笑)

毎日眺めてるの~?って聞くと
なんと父の口から、

「わしゃぁ、最高の幸せ者じゃ。

 最高のおかぁがそばにおって

 娘も息子も最高にええ。

 これほどの幸せ者はおらん!」
(岡山弁で失礼)

との言葉が…

わたしは
ひっくり返りそうになりました。

昭和の職人を地でいくような父
昔は、ちゃぶ台かえすようなことも
しばしばでした。(苦笑)

気難しく、めったに笑顔を
見たことがありませんでした。

わたしにも、
橋の下で拾った!とは言えど(苦笑)
面と向かって
褒めてもらえたことなど
めったにありませんでした。

そんな父から、
こんな言葉が聴けるなんて…


大事故に数々の大病、
様々な苦難を乗り越えてきた父

生きていく中で
さぞかし悔しい思いも
してきたことでしょう。

それでも父は、
身体の弱かった私に、
不器用ながらも、
いっぱいの愛を注いでくれた

そのことに
あらためて気が付き
感謝することができました。

たった一枚の心書が
実家の空気を変えた…

今まで伝えられなかった想いを
心書のおかげで、
50を過ぎて、
やっと届けることができたのでした。。。

最後の老健で、部屋に飾ってもらっていた額です。
なかなか会いに行けなかったので、
せめてもの想いを届けることができました。
亡くなってから、父のことを想って書いたものです。
絵の中の父は、優しい笑顔になりました。

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