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ニュージーランドの教育、日本と全然違う!

こんにちは。小学校教員のめぐみです。

いつか息子を連れて、ニュージーランドに小学校留学に行きたいな〜と思い始めてから、色々と調べています。
特にニュージーランドの教育には興味津々で、日本との違いが多すぎてビックリ!

そこで今回は、日本の教育と全然違うニュージーランドの教育について書きたいと思います。

自主性と多様性を重んじる教育

①入学式がない

ニュージーランドでは5歳になると小学校への入学が許可され、ほとんどの子供たちは5歳の誕生日の翌日から小学校に入学するそうです。
子供たちは個々に入学するので、ニュージーランドの学校には、なんと入学式がありません!

日本だと入学式ってすごく学校らしい行事で、嬉しさと期待と不安が入り混じるドキドキした行事ですよね。
桜が咲く春に、黄色い帽子と大きなランドセルを背負って歩く1年生。
私は好きな行事ですが、無ければ無いで、特に問題ないのかもしれませんね。

②教育委員会がない

ニュージーランドでは1980年代後半に大規模な教育改革が行われ、なんと教育委員会が廃止されました。
それまでは、トップダウン型の中央集権体制だったそうですが、学校の自由な教育活動が阻害されるという問題があったようです。

それを改善するため、教育委員会を無くし、各学校に対してより大きな裁量権を与えました。
校長が経営権をもっており、学校によって特色が全然違うそうです。
教育委員会がない学校制度なんて...イメージ湧かないなぁ!

③教科書がない

さらに驚くべきことに、指定された教科書もないそうです!
ニュージーランドスタンダードという、目指すべき教育の方向性を国が示したものはあるのですが、日本のように文部科学省が教科書を検定することはありません。
子供の実態を見ながら、各学校や各教員が教材を選ぶそうです。
すごーい!

④ノンネイティブ向けのクラスがほとんどの小学校にある

ニュージーランドは多民族国家で、色んな国から色んな人が来ます。
公立小学校にもノンネイティブの子供たちは多く、ほとんどの小学校にインターナショナルクラスというノンネイティブの子向けのクラスが用意されているそうです。

音楽や体育のような授業はネイティブと一緒に受けて、算数などはインターナショナルクラスで受けるというように、臨機応変に対応してもらえるようです。
日本のように同一民族がほとんどという環境では、ちょっと想像つかないですよね〜。

⑤苦手も個性と考える

そして、私はこれがすごく良いなと思いました。
ニュージーランドの先生は、子供たちの苦手や短所に対して「悪いもの」「直すべきもの」とは捉えず、個性と捉えることが多いのだそうです。
一人一人違うのだから、長所も短所もバラバラだし、あって当たり前だと。

すごく素敵だと思いました。
まさに、私が日頃から思っていることです。

苦手があったり、それによって失敗したりすることをネガティブに捉えてしまうと、失敗が怖くなって行動できなります。
苦手にフォーカスすると、自信もなくなってくるし、幸福度も下がります。
苦手を個性と考えるって、めちゃくちゃ大事だと思います。

日本の教育も変われるか

色々調べてみるうちに、ニュージーランドの教育は、一言で言うと「自主性と多様性を重んじる教育」だと感じました。
学校の自主性、先生の自主性、子供の自主性を重んじ、かつ「みんな一人一人違うんだ」ということをベースに教育が行われているなと。

だから、「あれをやりなさい。やらなきゃダメでしょ。」という雰囲気ではなく、自由なのかなと。
ニュージーランドの教育を見てみて、改めて日本の教育は、管理と均一化を重視しているんだなと実感しました。

ニュージーランドの教育も、30〜40年前までは日本と同じように中央集権型の教育制度だったようですが、今ではすっかり変わりました。
日本の教育も変われるのでしょうか。

とにもかくにも、ますますニュージーランドに興味が湧きました!

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