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自分の人生を生きるには行動力が必須

こんにちは。小学校教員のめぐみです。
以前、自分軸を育てることで得られる未来についての記事を書きました。↓

この記事で、自分軸を育むことのメリットをお伝えしたのですが、行動力に関しては今までの説明では不十分だなと気付きました。
そこで今回は、行動力を育まなかった時にどんな未来になるか、について書きたいと思います。

数十年経っても消えない未練

私の知っている人で、こんな方がいます。
仮にAさんと呼びます。

Aさんは子供の頃から自然の生き物が大好きで、いつも生き物と触れ合って大きくなりました。
ご両親は医者で、Aさんは「将来は医者になりなさい。」と言われて育ちました。

Aさん自身もとても頭が良く、誰もが知っている有名大学の医学部に進学しました。
でも本当は、医者にはなりたくなくて、自然の生き物を相手にする仕事がしたかったんです。
なぜならそれが、自分の一番好きなことだったから。

実際、海外の大学にいた生物学系の先生から声をかけてもらい、「うちの大学で働かないか。」とまで言われていたんです。
でもAさんは親の言うことに逆らうことができず、結局その先生からの誘いを断り、医者になりました。
医者としても優秀で、仕事を全うし、定年退職をされました。

しかし数十年たった今でも、「あの時もし誘いに乗っていたら、どんな人生になっていただろう。」と想像することがあるそうです。

この話を聞いて、みなさんはどう感じましたか?
もちろんAさんの人生なので、他人がとやかく言うことではないし、Aさんの本当の気持ちは分かりません。

でも少なくとも、過去の選択に対しての少なからぬ後悔というか、未練がAさんの心の中にあったことは間違いないのかなと思います。

感性・思考力があっても行動力がなかった

私は、Aさんは自分軸で言うと、感性と思考力はあったけど、行動力が足りていなかったんだと思います。
ちなみに、自分軸の三層構造については下の図をご覧ください。

自分軸の三層構造

感性を土台として、思考力が育ち、そして行動力が養われていくのが自分軸だと私は考えています。

Aさんは確固とした感性を持っていて、優れた思考力もありました。
でも行動力が欠けていた。

ではAさんの問題は何だったかというと、私が思うに次のようなところです。
・親がAさんの将来に口出ししすぎた
・Aさんが自分の心より親の意向を優先した
・周りの反対意見を押し切ってでも自分の人生を生きるんだという勇気がなかった

つまり、親が口出ししすぎて子供の幸せへの道を奪ってしまう典型的なパターンだと思います。
それぞれの親子関係や子供の性格にもよると思いますが、Aさんはとても周りに配慮する控えめな性格の方だったので、なおのこと親の言うことを聞いたのだと思います。

でももしAさんが、進路を決める時に、親の反対を押し切ってでも海外の大学へ行き、自分の好きな自然の生き物についての仕事に就いていたら?
未来は、Aさんの人生はどうなっていたでしょうか?

それは誰にも分かりません。
でも一つだけ言えるのは、「あの時行動していたら、どんな人生になっていただろう。」という後悔や未練はなかっただろうと思います。

自分の人生に納得できるか


人が自分の人生を生きようとする時、周りは大抵、反対すると思うんです。

行動する時って、やったことのないことにチャレンジすることであったり、結果がどうなるか未知数だったり、失敗の確率の方が高かったりします。
だから、周りは心配するし、反対するんでしょう。

でも自分がやりたいと本気で思うなら、絶対やった方がいいと私は思います。

大事なのは、自分が自分の人生に納得できるかどうか。
死ぬ時に、「ああ、自分は人生を生き切ったな。後悔ないな。」と思えるかどうか。

それが全てなんじゃないでしょうか。
だから、本当にやりたいなら、周りに何と言われようと勇気を出して行動して、自分の人生を生きていったほうがいい。
私もそうやって生きていきたい!と思っています。

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