見出し画像

教員になろうと決めた日

こんにちは。小学校教員のめぐみです。
今回は、私が教員になろう!と決めた時のことについて書こうと思います。

吸収力がすごい!

私は昔、英会話学校の講師をしていました。
その時にたまたま小学生の子供たちに英語を教えていたのですが、子供たちの吸収力の高さを目の当たりにすることがたくさんありました。

新しい英単語や英語の発音をたくさん習ったのに、1週間後もちゃんと習ったことを覚えていたり。
「こうでしょ?」と言って、発音してくれる音がすごく上手でビックリしたり。

子供って、まるでスポンジみたいだな。
何でもすぐに吸収してすごいな。

そんな風に驚く毎日でした。

ありのままで生きていてすごい!

そして、また別のある日。
授業の合間に、小学2年生の男の子と雑談していた時のことです。

私が持っていたカバンの話になり、私は「これ結構良いやつなんだよー。」とポロッと言いました。
当時付き合ってきた彼に買ってもらったもので、数万円する物だったから。

するとその子は、「俺なんて、100均のカバンだよ!」と堂々と言ったのです。
なんのためらいも、恥ずかし気もなく、むしろ誇らしげに。

私は、その子の堂々とした様子に、自分が恥ずかしくなってしまいました。
高い物を持って良い気分になっていた私。
何かを身につけたり、装ったりすることで、まるで自分がちょっとレベルアップしたような気になっていました。
でもそんなことは全然なかった。

実際は、人と比べて良い物を持ってるとか、どこどこのブランドだとか、人から見られたらどうかとか、そんなことばかり気にして、中身が全然なかったんです。

むしろ、その小学2年生の男の子の方が、人としてずっとすごいな、と思いました。
ありのままの自分で、何も飾らず、何も装わず堂々としていられる強さ。
人と比べたり、人目を気にしたりすることなく、そのままの自分を認められる潔さ。

私は感動すら覚えました。
子供って、なんて強いんだろう。
ありのままで生きているのに、なんてキラキラしているんだろう。

それまでの人生で、子供たちと関わることなんてほぼなかったし、その当時は教員免許も持っていなかったのですが、
「子供ともっと関わる仕事がしたい!」
そう思うようになりました。

教員免許を取りに大学院へ

子供ともっと関わりたい。
そう思った私は、小学校の教員免許が最短2年で取れる大学院への受験を決めました。
そして合格し、無事に院に入りました。

院での生活は、1限から6限までびっしり授業という忙しいものでしたが、なんとか2年で免許を取ることができました。
院2年目の時は、教員採用試験の受験と教育実習、そして修士論文の作成が重なり、とても忙しく大変でしたが、無事に教員採用試験も一発で合格し、教員になりました。

こんな風にして教員になった私です。
全ては英会話講師の時の、子供たちとの関わりが原点になっています。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,811件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?