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私の好きな場所、図書館。

少し前の話になるんですが、久しぶりに図書館に行ってきました。
隙間時間の20分だけだったのですが、たった20分、されど20分。
借りたい本があるわけではなかったので、本棚にびっしりと詰まった本の背表紙をじーっと見つめ、ゆっくりと見てまわりました。


すると、養老孟司先生が以前飼われていた猫
「まる」くんに関する本があるではありませんか!!


私、この「まる」くんの大ファンです。
きっかけは、NHKで放送されている『ネコメンタリー』という番組。
作家さんと飼われている猫とのドキュメンタリーのような番組なんですが、養老先生とまるくんの回がそれはもう可愛くて可愛くて。
録画して何度も見返すほどです。


スコティッシュフォールドという種類の猫で、
独特な座り方をします。
それがもう可愛くて仕方ない。
性格はおっとりのんびりどっしりしていて、
しぐさや表情も可愛くて目が離せません。
養老先生とのエピソードもほっこりしていて、
ふっと気持ちを軽くしてくれます。


気がつけばあれよあれよと文庫本やDVDを購入していました。


まるくん関連の本とDVD


1匹の猫が何冊も本を出したりDVDを出したりって、よく考えると凄いですよね。
それほどまでに愛らしく、ファンも多いのだと思います。


さて、話がだいぶ膨らみすぎました…。

今回図書館で見つけたのは、『まるありがとう』という本です。
まるくんが亡くなってから出版されました。
まだ読んだことがなかったので、今回の出会いは何かの縁だと思い、すぐに手に取りました。


養老先生の文章は読みやすく親しみやすく、
とても好きです。特にまるくんに関する文章にはありったけの愛情が込められているように感じて、あたたかい気持ちになります。


今まで、まるくんが居なくなってしまった現実に向き合うのが怖いと感じていました。
予想通り、読みながら泣いてしまいました。
でも、家族からたっぷり愛されて育ったことが伝わる内容だったので、気持ちが沈むことはありませんでした。
良い本に出会えたなあと思います。


今回の図書館では、その他に益田ミリさんの本を一冊と、息子のために絵本を一冊借りました。


益田ミリさんの書籍はエッセイしか読んだことがなく、今回初めて『すーちゃん』シリーズを読みました。
登場人物の気持ちに共感する部分が多すぎて、
もっと読みたいという衝動にかられました。
図書館には他のシリーズ本がなかった為、続きの
4冊は購入して読んだほどです。


本屋さんも大好きですが、図書館は気になった本がすぐに読めるところが魅力的ですよね。
全く知らなかった著者と運命的な出会いをすることも多々あります。

私の印象的な出会いは、整理収納アドバイザーのOURHOME Emiさんと刺繍作家のannas(川畑杏奈)さんです。

このお二方についても、いつか記事を書けたらいいなと思います。

図書館は新しい世界に導いてくれる、夢のような場所。棚いっぱいに新しい世界への扉が詰まっている。新しい世界を探して、私はまた図書館に行ってきます。

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