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検査は安心するために受ける。/ラジエーションハウスⅡ第4話から

10月25日のラジエーションハウスⅡを観ました。

このドラマはシーズン1から観てて色々と考えさせられることがたくさんあったけど、今回は特に思い当たることがあったので、少し書いてみることにしました。(ネタバレあるので気になる方はご注意ください。)


ラジエーションハウスⅡを知らない人もいると思うので簡単に説明すると、MRIやCTなどの様々な検査を行っている放射線科の検査技師の話。

今回の第4話は、救急車で運ばれるほどの腹痛に苦しんだ女性に、最初の検査では便秘が原因だと判断したものの、大腸がんの可能性も考慮して医師や技師のメンバーたちが検査を勧めるも、検査を断られてしまう。

弁護士で仕事の忙しい夫と、2人の子どもの育児に追われて、忙しいから検査に時間を使えないと言う。

しかし、通常なら1日かかる大腸がんの検査を、10分で終わる方法の検査を提案し、女性も検査を受けることに。(ここで、無駄な検査になるのでは?と渋る夫がヒドイなぁ…笑)

検査結果は大腸がんではなくて異常なしだと分かり、女性も安心できた。

ここでまた夫が「やっぱり無駄な検査だった。」と言うが、検査の結果で安心して過ごせるならそれが何よりだという会話になって一件落着。


この話を観てて一番頷いたのが、「検査をして何も無かったら、その後の人生を安心して過ごせる」ということ。

実は以前に、私も身体に不安を感じることがあってMRIの検査を受けたことがある。(しかも、ちょうどラジエーションハウスのシーズン1の第1話が放送される頃だったので、ドラマを観て少し安心できたのを今でも覚えてる。)

冬の寒い時期になると右手から手首や肘辺りまで痛みを感じて右脇の辺りも痛かったが、原因は思い当たらず不安しかなかった。

整形外科の先生に診察してもらって、不安なら検査してみる?と聞かれて検査することに。

でも、検査内容によるんだろうけどMRIって検査代が1万円前後するから、収入が少なかった当時の私にとってはかなりお高い検査で、検査に踏み切ったのは正直思い切った選択だった。

検査結果はこれといった異常はなくて、先生には「なで肩だね!」と言われて拍子抜けした。笑

なで肩だから神経の通り道が細くて骨に当たりやすいから、筋トレして鍛えるといいよ!とのこと。

自分がなで肩だとも思ってなかったし、まさかそれが原因だったのかー!!と驚いてたら、先生が言ってくれた。

「今回の検査は何ともないって安心するための検査だったもんね」

あ、そっか、安心できたから良かったんだな。

内心、きっと大丈夫と思っても結果が出るまでドキドキだったから、その言葉でホッとした。

それからというと、おかげさまで自分に筋トレが必要なことや身体を温めて過ごすことなど痛みとの付き合い方が分かってきて、不安もなく過ごせている。


自分が検査を受けたのは何年か前のことだが、今でもあの時検査を受けてよかったと思っている。

当時の自分にとっては検査代も高くて悩んだけど、あの時検査を受けずに不安を抱えたまま過ごすよりも、検査を受けて安心できた今の方がずっと安心して気持ち良く過ごせている。

ドラマの中でも検査へのハードルの高さや無駄な時間と捉える考えも出てきたけど、自分の身体を大事にすることで、自分の心や周りの人も大事にできるんじゃないだろうか。

私も30代になって身体の不調を感じやすくなってきているが、自分の身体が出す小さなサインを見逃さずに、自分を大事に生きていきたい。

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