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ひとりごと

あたりまえのこと


中心とか

0地点とか、

真我に止まるとか、

たくさんの言葉たちが溢れている。

それらは、

ネガティブな思考や、

好ましく無い状況を、

何とかしようとするための考え。

そもそも、

そんな場所はどこにも無く、

どんな何かなども無い。

中心も、

0地点も、

真我も、

全てが考えの中でのこと。

そこにあるのは空っぽ。

空っぽだから、

現れが起きることができる。

そしてそれは、自然に起きること。

風が吹くように、

雲が空に浮かぶように、

波が海に立つように、

木々が森となるように。

それは特別なことでも、

そこに意味があるわけでもない。


春に香る咲きこぼれた花々

夏に響く蝉の唄

秋に彩りを添える幾多の葉

冬に広がる凛とした空気


季節の移り変わりは、

時間の中で起こるのではなく

ただここに、五感として起きている。


どんな言葉を紡いでも、

これを伝えることは出来ないけれど、

ここから溢れた言葉たちが

物語として描かれる。



『これが、このまま、ここに、在る』

ただそれだけの物語。

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