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海外駐在に帯同したいけど、自分の仕事も続けたいのです

タイ チェンマイ在住のmegです
日本では至って普通のサラリーマン共働き夫婦だった我が家
パパリーマンのタイ駐在がみえてきてはじめて、私が仕事を続けられるのか、続けるにはどうしたらいいのかを真剣に調べ出しました
数回は諦めようかなと思ったくらい私としてはしんどかったので
せっかくの経験、まとめておきます


駐在家族が働ける条件整理

2年前の何も知らない私はこの整理すらできていない状態からのスタート
前提として日本での我が家は別の会社でフルタイムで働く会社員夫婦
普通の日本のサラリーマンだった私が、帯同家族だけどタイでも働きたいのだ!を実現するまでの経験をもとに、改めて確認事項を整理します

①パートナーの会社がそもそも帯同家族の就労を認めているか

ここがNGなら黙って帯同家族としていく他選択肢はありません
最近は認めない会社は減ってきているとネットではみましたが、私の周りではまだまだ聞くこともあります
私の場合は早い段階でこのことはパパリーマンに確認してもらっていました
VISAの手配などは自分でやる必要があるが、就労そのものはOKと確認できたので私はスタートを切れました

②駐在予定の国のVISA事情がどうなっているか

これは国によります
そして結構タイミングによってもVISA事情は変わるのだなということを最近は感じています
タイでは先月2024年6月、ノマドワーカー向けに180日滞在可能であるDTV「デスティネーション タイランド ビザ」 (Destination Thailand Visa)の導入が決定したといのことで、状況はどんどん変わるのだなと思ったところです

2年前の調べ方もわからない私はいろんな方のブログや、日本語で書いてくれていて助かったJETROをひたすら読み漁っていました
タイのチェンマイになるだろうとわかった瞬間くらいから、このことについては調べ始めました

タイの場合(2024年7月時点)・・・
帯同する家族は「カテゴリーO」という分類になり、そのVISAでの就労は禁止されています
他の国では帯同ビザでも制限付きで働けたり、プラスして証明証や許可書があれば就業可能といった国もありますが、タイの場合は配偶者(帯同ビザ)の就労は不可となっています

なるほど、私も就労ビザを取得する必要があるのか
調べれば調べるほどタイ語や英語で書かれたサイトに辿り着き、語学苦手な私には毎日胃がキリキリしていました
あと会社員としてだいぶ守られた人生を歩んできたんだなと、私は何も知らないで社会人人生送ってきたなと感じたりもしました

ちなみに帯同家族としていく子どもたちのVISAの手続きはパパリーマンの会社が全て準備してくれるため、私は大阪のタイ大使館にその書類を持っていくだけ
帯同家族の守られている感、一緒に行かせてもらえるありがたみをとても実感したと同時に、私は私でVISAの準備が必要な孤独感との戦い!
子どもたちだけ行けて、私だけ日本に戻らないといけなかったりする?って思ってたことも余裕であったくらいドキドキしながらの日々でした

③自分の勤務先が認めてくれるのか

ここが一番、こうだからこうというシンプルな話ではないので私の体験談があまり参考になるとは思っていません
①パートナーの会社がOK ②国の法律的にもOK だとしても、リモートで働くこと自体が難しかったり、会社の規定や今までの経験値、業務内容でも一概に言えないことばかりです

私の場合は今、EORサービスというものを使わせてもらいながら、業務委託契約のような形で働いています
日本の9:00-18:00に合わせてタイ時間7:00-16:00をメインとしてフルオンラインでお仕事をしています
ありがたいことに私は人事労務メンバーがサポートをしてくださり現在の働き方を実現することができました

現地採用で別のところで働いたり、割り切ってスパッと辞める決断も素晴らしいと思うし、正直いろんな選択肢はあると今の私は思えます
でも当時は現地の状況やこういった他の選択肢の難易度などイメージもできていなかったことばかり
タイでいうと、バンコクの情報は溢れていましたがチェンマイの情報はとても少なかったのです
来るタイミングでは手に職という形でもなかったし、英語やタイ語ができるわけでもなかったし、あとは今働いている会社が好きで当時の業務内容をもう少し頑張ってみたいタイミングだったので、どうしたらなるべく同じ業務を続けられるのかということにこだわってみました

タイ時間16時に仕事を終えるのでこどもたちとの夕方時間が長いのがお気に入り


元々の業務内容や契約形態でそもそも取り得る選択肢が異なるし、国によっても住む都市によって選択肢すらない場合だってあると思います
それにどんな生活にしたいか、どんなことが起こるのか、わからない段階で決断を迫られることは簡単なことではありません
でも私はこれまで経験してきた方々のブログやインスタなどを通じてたくさんの情報と共に、なんとなくやれるところまで頑張ろうという前向きな気持ちも集められた気がするので、私の経験も残しておきます


実際に働いてみて、今思うこと

1年半やってみて、子どもたちの生活を守るだけでも結構大変なのに、自分の仕事でもうまくいかないことがあったりすると、なんでこんな険しい道を選んでしまったのだ…と思うこともなくはないのですが、それでも総じて私は諦めずにやってみて本当に良かったと思っています
私の場合は、やりがいを感じられる仕事をする自分の時間を持てていることが、異国の地で生活をする上で自分の支えになっていることは間違いない
あとは自分の口座にバーツがあることも、ずっと当たり前に働いてきた私には心の平穏を保つのにとても大事だったり

一方で、せっかくチェンマイという地にいるのに平日こもりっきりで仕事しかしてないのは勿体無いな、子どもたちレベルで英語習得したいからガッツリ語学の時間とりたいな…という気持ちが出てきたのも正直なところです
それからチェンマイにもっと役立ちたい、みたいな気持ちも芽生えています

サッカーチームで知り合ったパパやママは日本では出会えなかったような生き方をしているし
インター校の発表会は日本人以外はパパたちがたくさんみにきていてどんなお仕事をしているのか聞いてみてしまったり
駐在に帯同するためにお仕事を中断してきて今語学やここでしかできない経験を頑張っている日本人のお友だちにもたくさん出会えました
教育移住でチェンマイに来ている日本人ファミリーもいます
働き方というよりいろんな生き方を見せてもらっています
そこから感じることを大事に、どんな自分になっていきたいのか、家族としてもどうしていきたいか、今後は今後でまたベターな選択をしていければなと思っています

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