瀕死の保護犬の恩返し♡メグちゃんようこそわが家へ!
2月4日の午後、私は卒業写真の撮影時に着せる黄色のワンピースと花束、そしてメグちゃんへのプレゼントのおもちゃを持ってカフェまで迎えに行きました。
今までお世話になったスタッフさんや常連の皆さん、それぞれにご挨拶して記念写真を沢山撮っていただいて、私はメグちゃんを連れて家に向かいました。
お店を出た時には外はもう暗くなっていて冷たい風が吹いていました。店から自宅まで10分もかかりませんが、横断歩道で立ち止まった時私はキャリーの中を覗き込みメグちゃんは寒くないだろうかと思いました。
家に着き玄関を入ってすぐに、メグちゃんがキャリーから出てくるところを動画に収めようと私はスマホを手にしました。ファスナーを開けてもメグちゃんは怖がってんかなか出てきませんでした。何度か名前を呼ぶとゆっくりと出てきて廊下の方に行ったり、また戻ってきたり、とても落ち着かない様子でうろうろしていました。
私はその様子をずっと動画に撮っていました。その動画はメグちゃんが、「くぅ~んくぅ~ん」と鳴いたところで終わっています。それはメグちゃんがそんな声で鳴くのを初めて聞いたので、愛おしい気持ちや可哀想な気持ち、いろんな気持ちが胸の中で渦巻いて、私はスマホをほりだしてメグちゃんを抱きしめたからです。
その夜はメグちゃんのために最高のディナーを用意していました。6年半の間過酷な状況下にあったメグちゃんはステーキというものを今まで食べたことがなかったと思います。初めて自分のお家で食べる夕食ははとても美味しかったと思います。
夕食後、綺麗にメグちゃんの体を拭いて、用意しておいたメグちゃんのハウスに寝かせました。
「メグちゃんおやすみなさい」そう言って私は布団に入りました。
しばらくするとメグちゃんがおもちゃを咥えてお部屋に入って来たのです!
おもちゃを枕元に置き、いつもそうしていいたかのように私のお布団に潜り込んできました。私はその事実がにわかには信じられなくて、しばらくボーッとしていました。
そして恐る恐るメグちゃんを抱きしめました。メグちゃんは柔らかくて温かかったです。そしてメグちゃんを抱いたまま朝まで眠りました。最高に幸せな夜でした。