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日々好物 vol.17

#ホソミオツネントンボ


きのう、久々の晴れ間に

家族で近所を散歩しました


田んぼの畦道で見つけたのが

ホソミオツネントンボ

https://www.odonata.jp/03imago/Lestidae/Indolestes/peregrinus/index.html


あざやかなターコイズブルーに

黒の水玉がオシャかわいいトンボ


ふつうのトンボは、ヤゴ (幼虫) で冬越ししますが、このオツネン=越年トンボの仲間は、名前のとおり成虫のまま、冬を越します。

なので、他のトンボよりもはやく

その可憐な姿を見つけることができます


春告げ鳥ならぬ

「春告げトンボ」


「トンボ」と言うと、オニヤンマや赤トンボのような、ギョロリとした目玉に長い胴で、ぶんぶん飛び回る種類がおなじみですが


オツネントンボやイトトンボのような、小さくて華奢な種類は、飛びかたも色味も違います


一体どうしたら、こんな配色を思いつくのか


羽も胴体も、なにもかも華奢で

田んぼの風に乗るように

ふわふわ、さらさらと飛んでいる


ちょっと目を話したすきに

どこへ飛んでいったかわからなくなる


かと思うと、土手の草の葉に

擬態するかのようにつかまって

揺れている


小さな子どもでも簡単に

手で捕まえられる小ささと

やさしさ


濃い水色はオスで、
メスはもう少し淡い浅葱色


下にいるのがメス

ボケ気味の写真で申し訳ない💦
スマホだと、ピントが合わせられないくらい、小さくて細いのです💦

昆虫用にカメラが欲しい(笑)


しかも、この色


始めからあざやかな水色ではなく

羽化して冬越しするまでは

地味な褐色


それが、春の訪れとともに

だんだんと春の陽気をすいこむように

あざやかな水色へ染まっていくのです


「恋は水色」という曲がありますが

まさに、恋をするために、

彼らは水色になるのです


自然って不思議…

生きものってすごい…


昨年は、1匹しか見つけられなかったホソミオツネントンボ。今年は、次々に4,5匹見つけられました。

自然が少なくなっていくなか、

うれしい発見でした。


田植えも終わり、

季節は徐々に、夏らしく。


これから、大型トンボの季節がやってきます




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