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ついに47都道府県踏破した。



↑の記事を書いた時点で通過すらした事がなかった県が
あった。

“四国の4県、秋田県、和歌山県”

2022年の目標はそれらの県に行くことだったので、行ってきた!
ちょっと盛りだくさんな内容だったので年末年始の超大型連休中、写真を整理しながら記事を書いてみた。
本当はそんなに予定をしっかりと立てず、ふらっと行く旅が自分の旅の理想ではあるのだが、いちおうコロナが収まっていない世の中で旅行をするわけだし、今回はちゃんと予定を立てて予め予約出来るものは予約してから行った。
というか今の今まで予定をしっかり立てないで旅行していたから、この6県に行かずじまいだったのでは…説もある。

秋田県

秋田県へは東京から18きっぷで行った。関東から鈍行列車で秋田への行き方を調べると数通りあった。
ただ、通ったことのない経路で行ってみたかったので上野駅から常磐線に乗り、仙台で仙山線で山形へ、山形で一泊して奥羽本線で新庄乗り換えで秋田まで行くルートを選んだ。

山形を経由したかったのは山形市内にある「文翔館」に立ち寄りたかったからだ。どうしても見てみたい建築だった。
山形を観光するのは20年ぶりくらいだった。といっても山形観光は20年前に山寺へ行ったきりだ。それ以外はちゃんと見てなかったので本当はゆっくりクラゲ水族館とか見たかったが、あくまでも今回の目的は秋田なので山形市内と新庄市内を少し見て先を急ぐことにした。

仙台駅で見かけたかっこいい電車。

秋田県で見たいのは武家屋敷、秋田犬、なまはげ(怖いので本物じゃなくていい)、海。
秋田駅についてまず男鹿半島へ向かった。男鹿半島の観光をして秋田駅周辺に戻ってフワフワな秋田犬を見学して秋田駅近くに一泊、翌日に角館へ向かった。角館は思っていたより遥かに時代劇に使えそうな完璧な世界観だと思った。江戸時代にタイムスリップ出来ると言っても他の観光地にあるようなうるさい看板とかがもっとたくさんあると思っていた。ぜひ四季を通して見てみたい景色だと思った。いずれまた角館には行きたい。

江戸っぽくもあるし、大正浪漫ぽくもあるし、昭和レトロっぽさもある不思議な街。
なまはげ映像を見ると、ああ関東に生まれてよかった…と思う自分がいる。

自分の旅ではありがちだが、帰りは新幹線にした。「こまち」に乗ってみたかったのもある。比較的新しいし、赤くてかっこいいから。角館で乗って、盛岡で途中下車して盛岡駅周辺を楽しみつつ冷麺を食べて東京に戻った。

駅のロッカー、「だんごに荷物入れた。」とかちょっとそんな会話が面白そうだと思った。

四国の4県、和歌山県

四国へも18きっぷで行こうかと思ったが、前から乗ってみたかったサンライズ瀬戸に乗っていこうと考えた。昔、出雲に行くときサンライズ出雲に乗り損ねた経験からずっと根に持っていた(言い方が悪い)。

なのでサンライズ瀬戸をまず予約した。サンライズ瀬戸で四国へ入り、四国内では18きっぷで動こうと考えていろいろ調べ始めた。4県で行きたい所を考えて旅程を組んだ。あと四国から出るルートも考えないといけない。そして四国の出口から関東までは18きっぷの予定なので3日以内で四国を出ないといけない(秋田で2枚消費済みなので)。なかなか縛りがある旅になった。

①香川→徳島→高知→愛媛(松山)ー船で山口
第一に浮かんだ案だが、徳島から高知、高知から松山の接続がなかなか大変だった。鉄道だけの旅になりそう。

②香川ー愛媛(松山)ー高知ー徳島ー大塚美術館経由で京都へバス
松山から高知へ移動するのにかなり時間がかかった。松山観光して翌日に高知へ移動となると移動だけで1日かかって高知の観光が出来ないことに気づく…

③香川ー愛媛(松山)ー高知ー徳島ー船で和歌山
②のルートを見ていて気付いたルート、こう動けば残り1県である和歌山県にも行けることに気づいた。とても画期的。ただ課題は和歌山県から関東に戻るルート。半島ぐるっとしたくなる。

結局は③のルートにした。そして各地で見たいものを考えた結果、松山と徳島で宿泊、四国内での交通手段は基本高速バスになった。でも鉄道には乗りたかったので香川ー松山間だけは鉄道にした。

1日目:サンライズ瀬戸という超高地からの瀬戸内の島々を眺めつつ四国入り、高松でさぬきうどんを食べ、丸亀城を鉄道の車窓から見学、海辺を見つつ鉄道にゆられて松山駅へ。「坂の上の雲」を回想しながら松山城にのぼり、道後温泉の雰囲気を楽しんで路面電車で宿へ戻った。

こういう線路の終わりが地味に好きだ。
松山城へのロープウェー乗り場に向かう途中、この絵がとても気に入った。グッズ展開あまりしていなくて、絵葉書だけを購入した。引き延ばして掛け軸にしたいくらい。
もっと遠くから眺めたい。というか建物の外壁に描いてほしいぐらいかっこよかった。

2日目:朝、秋山兄弟生誕の地とか見つつ松山の繁華街から出る高速バスで高知市へ。高知市へ行くバスは山に囲まれた松山市内を遠く眺めることのできる道を通っていてとてもよかった。そして深い山山山山を越えて高知市へ出た。こんなにも隣県同士が山で分断されているのかーっという気づきを得た。お昼少し前だったのですぐに定食屋さんでお昼を食べて桂浜へ向かった。桂浜へ行くバスがすごい狭い道を通っていて、こんなに有名な観光地行くルートなのに大丈夫なのかと勝手に心配になっていたりした。桂浜は綺麗な浜だった。松が綺麗に整えられていて遊歩道のようなものも整備されていた。太平洋からの荒波が岩で大きなしぶきを上げていた。幕末志士の激しさのようなものを感じた。市内に戻って高知城を見学した。高知城は現存天守でも廻縁なので高知のいい景色をとても満喫できた。高知から徳島へのバスは夕方にしたので時間が余った。商店街をぐるぐるしたり、お土産を家に送ったり、よさこいについて勉強したりした。
夜、徳島に着いて駅周辺を見たがあまり定食屋さんがなかったのでラーメン屋さんに入った。そこで徳島の観光を考えてなかったことに気づいた。本当は渦潮でも見に行こうかなと思っていたけど、たまたまサンライズ瀬戸の車窓からちらっと渦潮っぽいのを見てしまっていたのでそこまで見ようという気力はなくなっていた。阿波踊りもシーズンじゃなかった。


かっこいい景色だった。波が荒くて清々しささえあった。
廻縁もよかったが、一番のお気に入りポイントはこの廊下。とても居心地がよい感じ。

3日目:朝、宿のテレビで阿波踊り体操たるものをやっているのを見た。阿波踊りを見た気分になった。宿を出たあと見かけた喫茶店でモーニングを食べて徳島城跡の公園を見た。海はフェリーから見えるだろうし後は車が必要そうな観光地しか分からなかったので早々とフェリー乗り場へ移動した。徳島駅のバスロータリーはとてもシンプルで分かりやすくてよかった。やっぱりバスは駅から出てくれるのが一番ありがたい!とか思った。
和歌山港は、すばらしき親切設計で駅が直結。かわいい電車が乗客を待ってくれていた。魚まみれデザインの電車。つり革も魚の形でとても素敵だった。この電車に乗りたくてわざわざ来る人もいるんじゃないかと思った。
和歌山についたのが昼を過ぎていたのでとりあえず大阪へ向かった。というのも徳島のフェリー乗り場でフェリー料金と大阪までのきっぷが抱き合わせで売られていたからだ。まさかの和歌山を観光させないシステム!
といいつつ和歌山に昼過ぎに着くと、その日のうちに関東の家まで帰れないのは分かっていたのでその日は京都に宿をとっていた。
京都で止まりたい宿があったのだ。フィンランド発のカフェ・アールト!&マヤホテル。
夕方ぐらいに京都に着いたので気に入っている鞄屋さんや呉服屋さんなどもついでに行った。夜のマヤホテルでは読書。カレワラを読んで盛り盛りの3日目が終わった。


フェリー乗り場、かわいいポスター!
かわいい1両編成。分岐の曲線が少しツボ。

和歌山。「ようこそ」と言ってくれている気がした橋。
何度も来てる京都なのに、知らなかった場所。まさか高知観光の帰りにこの地を発見できたのはちょっと運命。(※大通りにあるから普通に発見できてたはずの場所)

4日目:マヤホテルの1階のカフェ・アールトで優雅に朝食をいただき、昼前に京都駅を出て18きっぷで関東の自宅へ戻った。相変わらず静岡県は永遠の大陸だった。

カフェ・アールトでサーモンスープ!自分が一番好きなフィンランド料理、暫定1位のサーモンスープ!

おまけ

四国でのメイン移動手段が高速バスになったので18きっぷが1枚余った。その1枚で東京から新潟へ日帰り旅行(例のごとく帰りは新幹線)をして晴れて5枚全てを消化することができた。新潟県も観光は佐渡しかしたことがなかったのでちょうどよかった。朱鷺メッセから見る信濃川の河口がとても雄大でいい景色だった。もし新潟が太平洋側だったらここが首都になっていたんだろうなとか勝手な妄想を膨らませて眺めていた。日本海へ沈む夕日がとても綺麗で印象的だった。


次の目標?

「現存12天守」全部見学する!
松山城に貼ってあったポスターを見て、全部見学してみたいなぁと思った。
ポスターの右上から「松本城」「弘前城」「松山城」「彦根城」「犬山城」「丸岡城」「備中松山城」「松江城」「姫路城」「高知城」「宇和島城」「丸亀城」。
この記事を書いているタイミングで7城見学しているので残り5城をいずれ見学しに行きたいと思う。

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