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音楽フェスと私と11 終
始発で帰って、一眠りしてからの改めて彼女に連絡をして改めて話をしたいと伝えて、返事を待つ。
連絡が来て話をして、色んなことを話した。彼女も本当に何度も体調が悪くなって悪いという事も伝えられたけど、やはり本心的には水族館には行きたくない様子。その気持ちに理解しながらも、こっちの気持ちも伝えていく。
よほど鈍感じゃない限り、好きだと分かる事を伝えられたはずだったけど、結果は思った通りの結果。
思えば私は、友達から「好きな子といると分かりやすいよね」とかよく言われていて。
好きだと気持ちがはっきりした時点で、相手には伝わっていたと思う。
なにが良くなかったのかは、冷静になると思う所が多い。
男らしさが足りないところや、リードできない所。当時は転機で仕事を辞めて、学生になろうとしていた不安定な時期だったり、考えればいくつでも当てはまる。
年齢的に周りは結婚ラッシュの時期なのもあったのかな...。
相手が安定を求め始めてた時期だったのは、後になって考えるとしっかり伝えられていた事にも気がつく。
そのまま、再び遊びに誘える機会も失い関係も自然消滅。
何年か後に、よく一緒に遊びに行ってたダーツBarで友達との約束待ちの時間潰して入ったら、彼女の声に似た。はしゃいだ声が聴こえてきて慌てて店を出たのが、思い出の最後。それ以降はダーツもやめて面影にすら触れる場面も消えた。
あの時は逃げた感じになった訳だけど。誰か他の男の人と楽しくしてるのみたら、なにか嫌になってしまうし。待ち合わせしてる友達にもテンション下げて会うのもアレなので、声のする方を確認しなくて良かったと思う。
その後友達と会ってそんな事も忘れるくらい笑って、本当に良い友達と一緒に出会ったなと思い彼女のことも忘れるようにした。
ありがとう。バイバイ
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