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今月の音楽 —2023/9

このところ、朝晩過ごしやすい気温になってきて、心が浮き足立っている。

私は秋が好きだ。四季の中では、ダントツで秋。秋一択である。


秋の中でも、日中はまだ夏の残暑が顔を覗かせていて、朝晩は快適に過ごせる今くらいの時期が、特に好きだ。

この時期にサマーソングを聴くと、ひときわ心に響くように感じられるのは、なぜだろう。夏真っ盛りの時よりも、心に染み渡る気がする。



indigo la End | 夏夜のマジック

残暑とともに聴く、indigo la Endの「夏夜のマジック」は至高だ。

夏の間もよく聴いていた曲だけれど、今が一番響く。それにしても、夏の夜には、叶わぬ恋もなんとかしてくれそうな、不思議な魔力がある気がする。



ここからは、私が昔から好きな曲をふたつ。

キリンジ | Drifter

キリンジの「Drifter」は、歌詞が文学していてとても良い。そして、サビの最後の一行で、階段を駆け上っていくような盛り上がりを見せるのも良い。

たとえ鬱が夜更けに目覚めて
獣のように襲い掛かろうとも
祈りをカラスが引き裂いて
流れ弾の雨が降り注ごうとも
この街の空の下あなたがいる限り僕は逃げない

サビの歌詞。いや良すぎる。

初め4行が、日常的な風景を切り取った暗い比喩表現。そして最後の1行で、盛り上がりを見せるメロディとともに、強い決意の表明。

楽曲としての構成が見事だし、言葉選びも秀逸。秋分の頃の夜に聴くのがぴったりな曲だ。



「Drifter」が「陰」の名曲だとしたら、こちらは「陽」の名曲。

チャットモンチー | 染まるよ

私がチャットモンチーで一番好きな曲、「染まるよ」。

とにかく、ラストのサビが圧巻。鳥肌が立つ。何度聴いても。橋本さんすごすぎる。

喫煙家の彼氏と別れ、彼の影響で始めた煙草の習慣だけが残ってしまった女性の、切なさを歌う失恋ソング。

最後、彼女が吐く煙草の煙が朝焼け色に染められていく描写が、あまりに素敵。鳥肌が止まらない。





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