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図書館が好き。

みなさん、こんにちは。

むささびです。


図書館――。

読書好きにとっては、本を借りて読むことができる、楽園のような施設です。

図書館で暮らすと聞くと村上春樹さんの『海辺のカフカ』が思い浮かびますが、もし本当に図書館で生活することができたら、どんなにいいでしょう。

皆さんは、どれくらい図書館を利用していますか?

今回のnoteは、そんな図書館について、ゆるゆるお話ししようと思います。


↓似たような記事がいくつかありますので、お時間がありましたら、こちらもぜひ読んでみてください。


私と図書館

小学校・中学校の時の私は、外で運動したりゲームで遊んだりすることに夢中で、あまり図書館を利用していませんでした。

ただ、学校の図書室には結構通っていて、『かいけつゾロリ』『デルトラ・クエスト』『怪談レストラン』などのシリーズを、片っ端から読んでいました。(同世代の方は、共感してくれるでしょうか)


高校生になると、学校の図書館に加えて市内の図書館も利用するようになり、好きな作家さんの文芸書を借りたり、勉強スペースで受験勉強をしたりしていました。

そして大学生になった私は、有り余る時間を解消すべく、週1ペースで図書館に通っては、ミステリー作品を読み漁りました。

社会人になった今も、2週間に1回は図書館を訪れて、本を借りています。


私は本(特に文庫本)を集めたい派なので、図書館で借りて面白かった作品は、改めて文庫本で買い直すようにしています。

言ってみれば、その小説が家に置いておきたいと思えるほど面白いかということを、図書館の貸出本でお試ししているという感じです。

ただ、図書館の本にも個人的なデメリットがあり、返却期限があるため、どうしても読み急いでしまうことがあります。

やはり小説は言葉を味わいながらじっくりと読みたいので、一度に借りる冊数を1〜2冊までに制限して、なるべく返却期限を意識しなくてもいいように心がけています。


最近では特に、まだ文庫化されていない新刊本を早く読むために、図書館を利用することが多いです。

新刊本は人気のため、予約して順番待ちをしなければなりませんが、それでも好きな作家さんの作品を文庫化する前に読むことができる嬉しさは大きいです。

長々と語ってしまいましたが、皆さんはどのように図書館を利用していますでしょうか。


理想の図書館を考える

辻村深月さんのエッセイ集に『図書室で暮らしたい』という作品がありますが、こんなにも共感できる書名があるでしょうか。

私もできることなら、ありとあらゆる本が読み放題の、理想の図書館で暮らしてみたいです。


まず、新刊書店やカフェ・喫茶店が併設されていてほしい。
書店で1冊本を買うと、カフェでコーヒー1杯無料だとなお嬉しいです。

本をひとりでじっくり読める、リクライニングソファつきの個室もほしいです。
お目当ての本を個室まで届けてくれるサービスがあったら、完璧すぎて涙が出ます。


また、月ごとに司書さんがセレクトした、テーマ別の選書コーナーがあるとテンションが上がります。
季節のテーマでもいいですし、食べ物や色などとにかくなんでもいいので、プロが選んだ本を手に取ることができれば嬉しいです。

そしてできることなら、全ての本が背表紙ではなく表紙をこちらに向けて並んでくれていたらもう最高。
美しい装丁を眺めながら本を選べるのであれば、その図書館に1時間かけて通ってもいいです。


電子図書館について

今朝の新聞に、各地の大学で「電子図書館サービス」を導入する動きが広がってきているという記事がありました。

学生は各大学の図書館システムにアクセスすることで、大学が契約している電子書籍を試読したり借りたりできるとのことです。


電子書籍が今以上に普及したら、学術分野にとどまらず、一般の図書館も電子化していくことになるのでしょうか。

うまく想像できませんが、もしそうなったら図書館という施設が存在する意味が失われてしまうのかもしれません。

そうなってしまうと、やはり寂しいです。
学校の図書室も、できることならいつまでも変わらずにあり続けてほしい。

実際に紙の本を手に取りながら、その質感や匂いを五感で感じ取り、そして何より図書室・図書館の「場の雰囲気」に親しむことで、感性が育まれる部分もあるのではないかと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

むささびでした!



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