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【私と積読】本を積んで、生きていく。

みなさん、こんにちは。

むささびです。


本好きなら誰もが付き合う相棒のような存在、「積読(つんどく)」

皆さんは、積読をしていますか?

そして、積読に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

今回は、本好きには避けて通れない「積読」をテーマに、少しお話ししようと思います。



改めて、積読とは

まずは「積読とは何か」ということについて、改めて考えてみます。

広辞苑で「積ん読」を引いてみると、

「(『つんでおく』とドク(読)とをかけた洒落)書物を読まずに積んでおくこと」

とあります(あるんだ)。

「でおく」「読(ドク)」とをかけた洒落だということは、全く知りませんでした。


積読は、読書家の部屋の典型的なイメージである「本が多すぎて床に積み上がっている状態」から来た言葉だと思います。

要するに、未読本・これから読む本が溜まっている状態のことです。

こんなイメージですね。

ちなみに私は積読のことを、「これから読まれる本が今か今かと出番待ちをしている状態」だと思っています。
想像するとかわいいですね。


積まれている本のことは、「積読本」「積み本」と呼びます(私は積読本派)。

本をよく読む方ならお分かりかと思いますが、この積読本、絶対になくなりません。

本をいくら読み進めても、なぜか積読本は一向に減らず、むしろどんどん増えていくのです。
何か恐ろしい力が働いているとしか思えません。

積読は絶えず更新されながら、常に本好きと共にあり続けるのです。

その読書サイクルのことを、積読というのかもしれません。


また、「積読」と聞くと本がたくさんあるイメージですが、私はたとえ1冊でも積読と呼んでいいと思います。

積読の定義は人によって異なります。積読は自由なのです(誰)。



積読の歴史

積読の歴史——なんだか気になりますよね。

本好きのためのエッセイ集『本の虫の本』で「つんどく」の項を見てみると、積読という言葉の歴史が紹介されています。

「つんどく」の項を書いた林哲夫さんによれば、積読という言葉が初めて紹介されたのは、明治34年(1901年)のことだそうです。

当時の雑誌『学燈』に、田尻稲次郎という方が

「書籍つんどく者を奨励す」

という文章を書いたのが始まりとされています。

文壇を盛り上げるため、裕福な人々に本の購入を奨励することが狙いだったそうです。

積読という言葉が100年以上前から使われていたのだと思うと、感慨深いですね。

当時の人たちも、「積読本がすっかり溜まっちゃって……」とボヤいたりしていたのでしょうか。



積読との付き合い方

私は机の一角に「積読コーナー」を作り、積読本をいつも視界に入る位置で管理しています。

こちらが私の積読コーナーです(未だに学習机を使っているのがバレる写真でもあります)。

スペースの問題もあって、積読本は常に4~6冊をキープするよう心掛けています。


私は積読本を、ネガティブに捉えないように意識しています。

「積読があるから早く読まなきゃ」「積読があるから本買うのやめよう」など、積読が理由で読書の楽しみを奪われてしまうのが嫌なのです。


私が積読コーナーに置いている本は、どれも読むのを心待ちにしている作品です。

そんな作品を常に目に見える場所に置いておき、読書の期待感モチベーションを高めています。

また、積読コーナーにあまり本を積みすぎないようにすることで、「積読に急かされる」状況になることを防いでいます。

我が家にまだ読んでいない本はたくさんありますが、積読コーナーに置くのは4〜6冊に制限し、あとは本棚にしまっておきます。

ゲームのHPのように、減ってきたら補充するようなイメージです。


読書をライフワークにすると決めた時点で、私は積読と共に生きていく道を選んだことになります。

積読とはすなわち、人生の次の一歩。
すぐ目の前に広がる未来のことなのかもしれません。

私は一体何を言っているのでしょうか。終わります。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!

むささびでした!


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