見出し画像

今月の音楽 —2023/10

11月に、amazarashiのライブツアー「2023 永遠市」の東京公演が控えている。

amazarashiのライブは初参戦だ。最大限に楽しむため、今月はamazarashiを聴く月だった。


まずはアルバム「永遠市」から。「君はまだ夏を知らない」が、とにかく名曲。「まっさら」も良い。

この2曲は、ライブで聴きたい。歌詞をじっくり心身に染み渡らせて、全身で浴びるように聴きたい。

星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか
君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで
くだらない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて
自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない
たった七つしか

amazarashi|君はまだ夏を知らない

君の目は真っ赤だ 何があった涙
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
描き直せない絵画か 消しゴムのない長編小説
今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから

amazarashi|まっさら


続いて、ライブで是非とも聴きたい曲、「ひろ」

ボーカルの秋田ひろむさんが、学生時代に亡くした友人を想い歌った楽曲。2014年発表のアルバム「夕陽信仰ヒガシズム」収録曲。

今年も僕は歳を取って お前は永遠に19歳で
くだらない大人になってしまうのが 悔しいんだよ 悔しいんだよ
なぁひろ 僕は今日も失敗しちゃってさ
「すいません、すいません」なんて頭を下げて
「今に見てろ」って愛想笑いで 心の中「今に見てろ」って
なぁこんなふうに かっこ悪い大人になってしまったよ
だらしのない人間になってしまったよ
お前が見たら 絶対 絶対 許さないだろう?

amazarashi|ひろ

ともにバンド活動をするはずだった今は亡き友人への想いが、真っ正直な言葉で歌われており、胸を打つ。ライブで聴いたら、きっと泣いてしまう自信がある。

でもお前のいない世界じゃ 迷ってばかりだ
でもそれもガキらしくて 悪かないのかもな
僕は歌うよ 変わらずに 19歳のまま

amazarashi|ひろ


amazarashi1枚目のフルアルバム、2011年発表の「千年幸福論」から、「美しき思い出」もアツい。

本曲の特徴である、次々に言葉を連ねていくサビが好きだ。カメラのシャッターを次々切るように、連続して切り替わりゆく映像。

あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂
虹色のレジャーシート レスポール 青森の青空
逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉
張り裂けた あの娘の心 ジグソーパズル
足りないひとかけら 美しき思い出

amazarashi|美しき思い出

ミスチルのAnyとか、BUMPのリボンとか、こういう”名詞の連打”が曲の中に登場すると、ゾワっと鳥肌が立つ。

交差点 信号機 排気ガスの匂い
クラクション 壁の落書き 破られたポスター

Mr.Children|Any

つぎはぎの傘 汚れたカンテラ 手作りの地図
大事に一緒に 使った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
指差したUFO すれ違った野良猫 あくびのユニゾン
あと何があった 教えて

BUMP OF CHICKEN|リボン




↓好きな音楽の記録を残しています。ぜひこちらから他の記事もご覧ください!

↓読んで良かった本をご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!

↓本に関するおすすめ記事をまとめています。

↓読書会のPodcast「本の海を泳ぐ」を配信しています。

↓マシュマロでご意見、ご質問を募集しています。

この記事が参加している募集

#私のプレイリスト

10,717件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?