屋号「ひとえ」の由来
2020年秋、勤めていた会社を退職しフリーランスとして独立した際に最初に取り組んだこと。それは屋号を決めることでした。
まず、屋号を決めるにあたっていくつか条件を設けました。
外国語は使わない
造形を大事にしたいから、できれば漢字を使いたい
「書く」ことに関連する言葉を使いたい
ぼんやりと「こうしたい」の方向性を考えてから、オンラインの辞書検索サービスを使って、ぴったり来そうな単語をザッピング。
そこで目に留まったのが、「単」という文字でした。
特にピンときたのが、「複雑でない」と「書きつけ。紙片」。
インタビュー記事を制作する上で心がけてきたのが、読み手にとってわかりやすい文章・構成にまとめ、できる限り本人の言葉を生かすことでした。
専門性が高い内容もできるだけ平易に、理解しやすいようにまとめる。そのためにも、インタビュー中の事実確認や現状理解の共有は丁寧にと、意識してきました。
ちなみに、「書きつけ」も「心覚え・記録などのために書きしるしたもの。」という意味だそうです。
どことなく、ライティング業務そのものや、私のスタンスに近い言葉だなと思って、屋号とすることを決めました。
「ひとえ」はローマ字表記すると「hitoe」。真ん中に「ito」が入っているのも、名前とリンクしていて良いなぁと思ったポイントです。
屋号はこれ、と決めたら、「単」の漢字を一筆書きし、ローマ字表記をあしらったロゴを自作しました。
(こういうときに、昔とった杵柄(一応、デザイン学部出身です)が役立つなぁと感じるところです)
1年目、名刺等では「単」と表記していましたが、読み方を「たん」と間違えられることも少なからずあったので、2年目くらいから「ひとえ」と表記しています。
ちょっと不思議がられることもあるけれど、お気に入りの屋号です。
余談ですが、当初は「下の名前に間違われることもあるかもなぁ」と思っていたのですが、屋号以上に名前の読みにくさに引っかかる人のほうが多いので、これまで「ひとえさん」と呼ばれたことはありません。
これから呼ばれるようになったら、ちゃんと返事をできるようになっておかなきゃ…。
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