喉風邪チンドウチュウ②

前回のつづき。

喉風邪にかかり、声が出なくなったことで、思うように行動できずに多国籍化した私

辿り着いた治療法もまたグローバルだった

もとい、私は激辛料理が好きだ
味噌汁にも白米にも唐辛子をかけて食べるくらい、唐辛子系の激辛を普段から欲している
元気がないときは、より辛いものを欲するようになるらしい

この療養期間、知人から韓国土産にもらった、「某辛い韓国即席麺」の数倍辛いという即席麺
これを療養期間毎日かかさず食べ続けた
煮込んでいる時から目が痛くなるほどのカプサイシンがときめきをくれ、スッキリとした辛さと熱が体をじんじんとあたためてくれる

念の為、マイルド化させるために途中から生卵も溶かす

うまい。

一口目は、震え悶えるほどの辛さだが、そこは堪え、二口、三口、スープと、食べ続けるうちに辛さを感じない、いや、快感にさえなる

辛さの真骨頂
この段階を、私はそう名づけている
激辛好きの方ならわかってもらえるかもしれない

この激辛と蒸気により、気道も開かざるを得ない(汚い話だが、鼻水や痰なども出て、上咽頭の通りも良くなるのだ)

汗をかきながらスープまで飲み干すと、
あら不思議、

「ご馳走様でした」
ちゃんと声が出る！！！
30分後にはまた掠れてしまうのだが
一時的にでも声が出ると、大袈裟ではなく感動するレベルに嬉しい

30分は、音楽をかけて歌ったり、調子に乗る時間を過ごし、ストレス発散できた

体を考えると毎食食べるわけにもいかず、昼ごはんだけの特権としていた

韓国の激辛麺に助けられ、最後まで多国籍を実感したのだった

おかげで(かはわからないが)3日で脅威の回復を見せ、4日目は完全とは言えないがなんとか仕事に復帰できた
楽しいチンドウチュウだった


自己責任だが、喉風邪の際はこの荒療治をこれからも続けたい
皆さんも、もしよければ、
自己責任でどうぞ



・余談
後輩に教えてもらった激辛ラーメンに納豆を入れる、と言うのもやってみた

まあまあうまい。

絶対合わないと思い何年も拒否していたのだが、試してみたら意外とおいしい。

スープに納豆のねばねばがとけ、とろりと喉越しが良くなりコクが出て美味しかった

何年も損していた…！

と言うほどでもないけど、美味しかった