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変化の早い時代になったことで企業の寿命が個人の寿命よりも短くなりました。 2020/08/07

 最近はめっきり家事も育児もすべてワンオペ状態なので、慌ただしい。ようやっと週末を迎えると思うと少しホッとする。仕事で頑張っているアピールをされるとものすごく冷めた気持ちになってしまう。そんなことどうでも良いのだけど、それを言ったら何かが好転するとでも思っているのだろうか。

 まぁそんな仕事のいろいろはすべて忘れ去り、週末を迎えようではないか。なんと月曜も休みらしい。のんびり本でも読もう。

 ところで、詩歌集は新刊書店でも一番売れない分野だ。西武百貨店の中にあった「ぽえむぱろうる」は長く続いた詩歌書の専門書店だったが、雑誌で読んだ閉店の記には「開業以来黒字の月は一度もなかった」とあった。これほど売れない詩歌書が、しかし古書の世界では一角をなしてきた。
内堀弘『古本の時間』P.122

 「ぽえむぱろうる」は浪人時代にちょこちょこ通った。思潮社の現代詩手帖シリーズが安く大量に出ていた時があって、とにかく買えるだけ買ったのを覚えている。北園克衛の造本からしてかっこいい詩集のようなものが飾ってあって、それは手が出るような値段ではなかったのだけど、今となっては買っておけば良かったような気もするがどうしようもない。しかし、黒字が1ヶ月もなかったのか。だとするととてもありがたい存在だよなぁ。あの店がなかったらここまで詩は読まないで生きてきたと思う。世の中にお金持ちはたくさんいるのに、お金は回らないところには回ってこない。詩歌好きな富豪がいても良いようなものだけど世の中は不思議だ。

 少しは仕事っぽい本も読もうかなと思って、「マンガテック2020」というプロジェクトにもご協力いただいている尾原さんの『あえて数字からおりる働き方』を読んだ。彼自身が実践していることが素直に書いてあるのだけど、ものすごくマメな方なのが良くわかる。人脈はメンテしないと維持できない、それが苦手なのだけど、方法論としてはものすごく納得。多分これを仕事だと思ってやればいいんだろうな。尾原さん自身も、元々はそんなに社交的でコミュニケーションが得意なタイプではなかったと言っていた気がするので、まぁ意志とメソッドで行動を変えていったということなのかもしれない。

 変化の早い時代になったことで企業の寿命が個人の寿命よりも短くなりました。
尾原和啓『あえて数字からおりる働き方』P.18


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