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おすすめの絵本 『どんなきもち?』 & こどもワークショップ

こんにちは。
今日は、私のだいすきな絵本のうちの一冊を紹介したいと思います。

ミース・ファン・ハウト作『どんなきもち?』です!


表紙を見るだけで中を覗いてみたくなりませんか?

横長の見開きで、片方のページに「気持ち」、もう片方のページにはその気持ちの魚が描かれています。

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それぞれのページの絵も素敵だし、いろんな気持ちがあるなぁと改めて感じさせてくれる、こどもにも大人にもみんなにおすすめしたい一冊です!

自分の感情に気づいて受け入れたり、
イライラしている人や冷たい態度を取られた人の感情を分かろうとしてみたり、
黒地に鮮やかな絵を描いてみたり、
私自身、この絵本を通じていろいろなことをやってみました!


私はベルリンのこどもミュージアムで働いているのですが、以前、ダイバーシティ/多様性がテーマの参加体験型展示の期間中に、この絵本を使ったワークショップもしていました。

① 導入
集まってくれたこどもたちに、まず今の体調や気持ちを聞く。
今なぜ嬉しいのか、悲しいのか、怒っているのか、みんなで話す。

② 考える、知る
他にもどんな気持ちがあるか考えてみる。
それから、気持ちが書かれているページを隠して魚の絵を見せて、
「この魚は今どんな気持ちだと思う?」
「どんな時にこんな気持ちになる?」
「こんな気持ちになったことある?」
とみんなで考える。そして、
「みんなもこの気持ちの顔をしてみよう!」

③ やってみる
あたたまってきたところで、
「よし、この気持ちの顔を描いてみようか!」
「次はどんな気持ちを描いてみる?」
と、いろんな気持ちの魚や顔を紙や大きなブラックボートにそれぞれ自由に描く。

④ (年齢によって)感想を聞く、話し合う
こどもたちに何かを持って帰ってもらうためにも、ワークショップのブラッシュアップのためにも、気づいたこと、楽しかったことなど、こどもたちと話す。


音楽療法士として働いている友達にも贈ったら、個人的にも気に入ってもらえて、
またセラピーやワークショップにも使ってくれているようです。

今回は、最近結婚して2人で一緒に暮らし始めた日本に住んでいるお友達への贈り物のひとつとして買いました。
ドイツ語ですが、日本語の訳を添えて。
お部屋のインテリアの一部として飾ってもらえたら嬉しいです。

「健やかなるときも病めるときも。。。」
ではないですが、

いろんな気持ちを共有しながら、時にはケンカもしながら、
ずーっとずーっと仲良しで幸せに入られますように。

という想いを込めて、贈りたいと思います。

みなさんも、贈り物用に、いろんな気持ちと向き合って付き合っていく日々のお供として、またはお部屋のインテリアとして、ぜひ手に取ってみてください。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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