見出し画像

スト6から格ゲー始めた私がカメラ持ってカプコンプロツアーシンガポールに出場してきた話 最終日編


18.初めてのシンガポール観光

シンガポール最終日、この日も朝5時半にピカチュウのがなり声で起こされましたがもうこのまま動いて観光しよう!と昨日の推しの敗戦から切り替えるべくベッドから抜け出しTWGの紅茶を飲みながらパッキング。シンガポールCPT最終日の今日も前日同様12時から試合開始、ホテルも12時にはチェックアウトというスケジュールだったので、お出かけから帰ったらスーツケース持って出られるようにしておきました。気持ちだけは。

身支度整えてまずは腹ごしらえ。最終日くらいヨーグルトとパン以外のもの食べたいじゃんねぇ、と思いながら食べたのはサンテックにあるヤクンカヤトーストのカヤトースト。結局パン。さっくさくに焼いた薄いパンの片面にココナッツミルクと卵黄と砂糖で作ったカヤジャムを塗りたくり、とろけるチーズサイズのバターを挟んだカロリーの暴力。これに温泉卵を溶いてブラックソイソースを混ぜたものをつけて食べるんですけどもういいかな…。どうもバニラビーンズとかで匂いを消してない焼いた甘い卵黄が苦手っぽくて…。食感は好きなので有楽町にもお店があるので同じかどうかは試してみたいところ。これにドリンクがついた朝セットが6.7S$(745円)でした。飲み物はミルクティーをお願いしたのですが、お店の人にノンシュガー!ノンシュガー!って言ったらマジで?みたいな顔しつつノンシュガーオッケーって言われたのに開幕練乳注ぎ込まれました。甘かったです。

この段階で8時40分くらい。観光先として工事中のマーライオン方面か、一番近い観光地っぽいモスクの方か…と候補は決めていたのですが、もう一度地理を確認して帰り道がホテルに近いモスクの方へ。ついでにお土産も買いたいし、ラッフルズシティにあるディプティックに海外限定の物がないか覗きたい気持ちがあって、パンケーキレンズつけた一眼をお供にgoogle mapとお散歩に。

しかし暑い…!!そしてシンガポールは横断歩道の間隔が広い。日本みたいに赤信号だから次の横断歩道まで歩こうなんて甘い考えでいると目的の道に行けず、真ん中に植え込みのある車道を渡ることになって大変危険です。あと日傘もいります。途中で帰ろうかなって思うくらい日差しが強かった。ついでにモスクは開いてなかったし、お土産屋さんみたいなのも見つけられなくて普通にスーパーで日本では見たことのない中国茶のパックと自分用にラクサペーストとお水を買ったのみ。

でもモスク周りの街並みはどこか褪せた感じの鮮やかさに満ちていて可愛かったし、たまたま通りかかったラッフルズホテルは佇まいがとても美しかったです。ディプティックは特になにもありませんでした!というかほんとに日本で買ったほうが安い。前述のスーパーでも日本でこれ見たことないなってものがそれほど無く、その殆どが日本円にすると日本の方が安くて、ここで買う意味とは…ってなっちゃったんですよね…。むしろベタにマーライオンのちっちゃい置物とか欲しかったんですけれどもそれもなかった。日光とかの観光地にある木刀とか金ピカの東照宮があったりするお土産屋さんの概念ってやっぱり日本だけなのかな…。

ほんとに書けることがないので人間以外上手く撮れないカメラマンの風景写真をご覧ください!

どこかのホテルで咲いてたブーゲンビリア
人が入った途端に構図が落ち着く


19.TOP16という世界の高み

10時半にはホテルに戻ってお風呂に入ったらものすごい眠気が来てしまい、タマザラシに絶対11時半(日本時間12時半)に起こしてと言い残し二度寝。きちんと目覚ましが仕事してくれて無事に起き、ばばっと化粧をして15分後にはチェックアウト。チェックインの時と違ってわりとさっくり終わり、キャリーケースとバックバックを預かってもらってから会場へ!とホテルを出た瞬間、命綱のジップフーディを部屋のクローゼットに掛けたままにしていたのを思い出しました…。この日は透けてるけど一応長袖だったし耐えられるか…?と考えたんですけれども0.3秒で無理って結論に達し、最速競歩でホテルのフロントに戻ってgoogle翻訳と共に事情を説明。再度カードキーを発行してもらって別れを告げた筈の部屋で忘れ物を回収、念のために他にピックアップ忘れたものがないかを確認してカードキー返して会場に向かったのが12時丁度!!!

日曜だけあって普通のお買い物客とGamescomに向かうコスプレイヤーの皆さんの間を掻い潜りながら半分走ってコンベンションセンターに向かいました。よりにもよってTOP16の1試合目が推しであるガチくんともけさんの試合だったんですよね…私のアホ…。とはいえ慣れた道でしたので12時10分にはCPTのステージ前に滑り込むことが出来、この日は入場から配信されるため上手で選手たちがもちゃもちゃしているところでした。Day2からはホテルを出る時から70-200mmのレンズをつけた状態のカメラを下げていたのでささっと遠目から撮らせて頂いたのですがもけさんもガチくんも顔つきが違う…!!

オンライン対戦ではなかなか見られない真剣さ

これが世界大会のTOP16、という空気を感じて言い方おかしいんですけれどものすごい興奮したのを覚えてます。それと同時にこういう表情の選手の皆さんが見たくてシンガポール来たんだなぁ、と思って泣きそうになったのも。涙腺緩みがちな年頃で申し訳ない。

幸いなことに配信開始が12時20分からだったみたいで席に着いてメンタルを落ち着かせてから観戦に挑むことが出来ました。開始時間が厳密でなくてよかった。

そして始まる今までなかった選手入場。向けられたビデオカメラの前で緊張を感じさせないパフォーマンスをしておきながら、配信台に登って行く時にはもうすっかり集中している横顔になるのがプロだなぁ、と思いつつ、春麗のテーマの後に流れたラシードの曲と共にガチくん登場。微笑んだのは一瞬で、ちょっと肩に力が入っている印象を受けたのですが、試合内容は本当に安定してました。

素人意見で恐縮なんですけれども、プロ同士の試合って先制された方が勝つ展開わりとよくある気がしているんです。譲った時間で相手の出方や戦法を把握して、残りの試合で裏を捉えて上手く対処していくような。特にガチくんのラシードは柔軟で、相手の動きを受け止めたりじっくり待ってから一瞬の隙を突いて畳み掛けていく印象が強い上に、この日の揺るがなさが本当にすごかった。ちょっとやそっとじゃ動揺しない感があって、これは本当に決勝までいく気がしていました。なにか、ガチくんに向かって追い風が吹いている感じが…。なんて今ここで書いても後出しジャンケンなんですけども。

そして初戦は2-1でガチくんの勝利!降りてくるところを座ったまま見届けつつ、この後どうするのかな、と思ったらGamescomのカプコンブースの出口の方に連れていかれて写真撮影してました。カプコンカップ出場者のところで使われている写真はここで撮られたと思われます。他にもっといい写真なかったのかな?

配信台1試合目が終わると勝者も敗者も撮影があります

戻って来られたところで勝利おめでとうございます、と声を掛けさせて頂いて、試合の内容についてちょこっとお話させて頂いた後、飛行機が22時なので最後まで応援出来ないかもしれないのですが頑張ってください的なお話をしました。というのもこういった海外大会の勝手がわからなかった私、TOP16の試合は全部で22試合だし全部配信するって話でもないだろうから4時間もあれば終わるだろうと思って最終日発の飛行機で帰る予定にしていたんです…。でもその前2日の進行を考えるとインターバルがあったり故障対応があったりして結構時間が掛かっており、主催のDiscordにも19時くらいに終わる見込みと連絡があって、もしかしたら最後まで見られないかもしれない、という予感がありました。

会場を出てホテルで荷物を回収するのにだいたい15分、そして空港までタクシーを飛ばせば30分、と考えれば19時に会場を出るのでいい気もしたのですが、Day2にも出てきたマグベスさんに聞いたら土日は道が混むので空港まで車で行くにも1時間は見ておいた方がいい、と言われ、一応タイムリミットを18時半に設定。やはり最後まで見届けられない可能性の方が強い気がして、私事にもかかわらずお伝えさせて頂いたところ、ガチくんからも19時くらいまでかかると思うので飛行機がその時間だと最後までは難しいかもしれないですね、とお答えを頂き、選手側からもその見込であれば無理かも…と納得して、もし最後までいられなくても全力で応援してますので!と伝えて対戦台に野試合へいくガチくんをお見送り。ここはリサーチ不足だったな…と反省しつつ、気づけばナウマンさんvs藤村さんの試合が終わっていました。

しかし次の試合がなかなか始まらなかったので、暖を求めて対戦台エリアに移動。最終日は全試合配信台なのですがDiscordで対戦台用意しておくから練習とかに使っていいよ、と連絡があり、テーブルは1列なくなっていたものの24台のPCが開放されていて大変賑わっておりました。中にはGamescomのお客さんが備え付けのキーボードでCPU戦やっていたりして、アケコンやPADが無くてもできるゲームってすごいなぁ、と実感しつつ所用を済ませて戻ってきたら客席の横がものすごい盛り上がっていて何事だろうと寄って見たらCPTに参加するともらえるTシャツが配布されている…!!!エントリー上限1024人に対して最終的な参加者が369人しかいなかったので参加人数MAXまで作成していたら相当余っている筈…。果たしてこれは参加した人でも2枚目貰えるのか…と列に並んだら、他の人達(ほぼGamescom参加者)はQRコード読み込んでなにかしら登録してね、という案内があったのに、係の人が私の首から掛かっていた選手バッチを見た瞬間Tシャツ渡してくれて大分緩い感じでした。頂いたTシャツは膝に掛けて相変わらず寒い会場での微かなぬくもりにさせていただきましたありがとうございました!

そして休憩明け、シンガポールのSEOvsChriswongの試合に客席がすごい盛り上がるのを見ながらふと上手側を見たらMenaとIBUSHIGINの翔さんがいらしてお二人が並んでいてテンションあがるー。

服装の温度差がすごい

ささっと撮りつつMenaの入場シーンを見送った後、自分の出番を待っていらっしゃる翔さんをカメラで見ていたら迫力がやばい。内側から何かが漏れてる感じがすごい。それなのに真顔から一瞬で笑顔になって現地の女子に両手を振っててアイドルになるのギャップが凄すぎる。そして試合もすごかった。正直Mena倒せるの翔さんくらいでは?と思っていたのですが予想以上の強さでいらした翔さん…。1試合目1RなんてP勝ちだもん…。2試合目は取られたけれど相手はあのMenaですもんね。フルフルとはいえきっちり読み合いに勝ってMenaをルーザーズに送った翔さん格好良かったです。

その後15分程度の休憩が入ったので対戦台の方に行って野試合されている選手の皆さんを撮らせて頂いたりちょこっとお話をさせて頂いたりしました。最終日とはいえこの日も基本的にこの繰り返しになります。ただ、今日はどこかで私も野試合できないかなーと思ってPAD持って来ていたんです!が台が全然空いてない。また後で様子を見にこよう…と思っていたらいつの間にか対戦台で試合をしている金髪兄弟を見つけて、ちょっと遠目から写真撮っていたらレンズ越しにぷげらさんと目があってしまいまして。あれこれは良くないかも?と思っていたのですがそのままぷげらさんがピース出してくれたのに今日は近付いても大丈夫そうだな、と思ってサムアップを返してからそっと離れました。貴重な野試合の邪魔するのはアレなので…!

ぷげらさんからの貴重なファンサ

他にも梅原さんがいらっしゃったり、どぐらさんがGO1さんのMena対策に全力出していらっしゃったりとだんだん豪華になっていく会場をふらふらしている間に、この日絶対見ようと思っていたACQUAさんvsキシリさんの試合が始まったので急いで客席へと戻りました。

このシンガポールの旅への背中を押してくださったACQUAさんの試合、対戦台の方ではお見かけしていたのですが、配信台での試合を1試合しか見ておらず、プロライセンスのかかったキシリさんとの対決ではあったもののACQUAさんを応援していた、のですがキシリさん春麗の速い攻めの前に敗退…。2試合目の2R目を取ってはいたのですがそのまま流れを掴みきれず、ルーザーズ側だったのでここでACQUAさんのCPTも終わってしまいました。

一応配信台から降りて来られる所を撮らせて頂いていたのですが、ACQUAさんは野試合の時も配信台の時もきちんとマスクをしていらっしゃって、もし可能なら外したところを…と考えていたのですが配信台の初戦の後は参加者の写真を撮ることになっていたのを思い出してその時にちらっと撮らせて頂きました。前日お見かけした際にご挨拶や後押しして頂いたことへのお礼はお伝えしていたので、撮影が終わった後足早に移動される背中を見送ってまた客席に戻りました。

本当にありがとうございました!(私信)

その後はふ~どさんvsナリ君さん、Mena vs Go1さんを見て、次のSeo vs Hotdogの試合の前にGamescom側でコーンスープとポップコーンを配布しているという話を知り見にいったのですがまだ時間外だった…のですがその帰り道、なんとときどさんと梅原さんがファンサをされている!!

これはサインをいただくチャンスでは!と思いそそそと近付いて写真を撮らせて頂いた後、念願の!!梅原さんとときどさんのサインを頂きましたーーー!これはもう家宝(後で友達に見せたら海外の人にはDaigoでサインすると聞いてそっちも欲しかったな…と強欲なことを思いました)。

友達に見せたら「先に梅原さんに書いてもらった?」って当てられたんだけど何故?

ご機嫌で客席に戻り藤村さんvsきしりさん、もけさんvsふ~どさんの試合を観戦。きしりさんはここで藤村さんに勝てばプロライセンス決定だったのですが藤村さんのケンに粉砕されてしまっていたし、負けてしまったけれどふ~どさんの応援をしに近くにいらしていた倉持さん可愛かったです…!!

その後休憩を挟んでウイナーズセミファイナル、ガチくんvsナウマンさんの試合。さっきまでは日本人どっちも頑張れ~!!と楽しみながら見ていたのに、推しの試合となると途端に緊張が走ります。どうして同じ国の選手同士で潰し合わなければいけないんだ…とダブスタみのある恨み言を胸のうちに浮かべつつ、座っていられる落ち着きを保てないのでまた配信台に登る階段の近くでBO5(3試合先取で勝利)と長丁場になった試合を見守りました。しかしガチくんの強さは揺るがない…ほんとに粘れるラシードでいらっしゃる。対空もほぼ完璧に出ていたし、ぷげらさんに恐ろしいと言われている練習量は裏切らないな…と思いました。ナウマンさんのケンも相当に強いのに、3-1でガチくんの勝利。この後ChrisWong VS 翔さんの試合で翔さんのJPがルークに負けてしまうところを動揺しながら見届けました。

20.稚魚でもプレイヤーでいたい

ここから配信台ではルーザーズの戦いに。もけさんvs藤村さんの試合でもけさん史上最高のもけさんの勝利を見届け、次のHotdog vs Menaの試合が始まる頃、ふと時計を見れば16時を回っている。この会場にいられるのも後2時間半、そしてトーナメントもそろそろ全試合見逃せない組み合わせになってきていて、野試合はちょっと無理かもしれないけれど私はいつぷげらさんにお声がけしたらええやろか…と考えたら今しかないな、となり、対戦台の方へ推しの姿を求めて向かいました。

2時間ほど前にお見かけした時と同じ場所にぷげらさんはそのままいらっしゃったのですが、隣は一緒に野試合していた水派さんに替わって見慣れない黒髪の方が…そしてお互い日本語で話し合っていて、画面には二人のリリー。勉強不足のためこの時点ではどなたか分からなかったのですが、リリー使いのさわかぜさんでいらっしゃいました。二人のトッププレイヤーが操る少女二人がモニターの中、ザンギエフ並の火力を持ってポカモガンで殴り合っているのを暫く観戦。めちゃくちゃに楽しい。ぷげらさんのガンガンいく試合展開見てるときに生を実感する私としてはほんと至福の時でした。しかしそんな時間も15分くらいで終わってしまって、さわかぜさんが席を立たれたタイミングでぷげらさんにちょっとお時間頂いてもいいでしょうか、とお声がけ。承諾頂いたのに横対戦の位置についてようやく持ってきたPADの出番がきました。リリーからジュリちゃんに切り替えてもらってキャンセルラッシュの後のコンボとコマンド入力もあるけど私にも出来そうなコンボを教えて頂いたり、対戦しながら疑問点を投げてぷげら先生に解決していただく等手厚いコーチングを授かりました。

正直、こんな稚魚に時間を割いていただくのはぷげらさんにとって1mmも得がなくて申し訳無さしかないですし、SF6の人気にかこつけてぷげらさん初めプロや上手い方々に甘えているという自覚もあります。あるんですけれども、周りに詳しい人もおらずわからない、出来ない、勝てないループに沈んで諦めてしまうくらいなら自分から教えを乞いにいってちょっとでも強くなりたいし、最終的には推し達とガチで対戦して勝ってみたいじゃないですか…。

そもそもSF6を始めたのは推し達が言う事を少しでも理解したいし、彼らの世界の言語でお話してみたい、というわりと邪な理由でございまして、ほんとそこはミーハーですみません。

でもそんなミーハーなきっかけがあったからこそ、SF5では波動拳も禄に出せず前に行こうとすればジャンプしてしまう状態だった私が世界の底辺でSF6のプレイヤーとなり、よちよちとランクマを這いずったりカジュアルマッチで格上に揉まれたりしているうちにプロの皆さんの配信を見て仰っていることの意味がわりと理解できるようになってきましたし、SFLを見ていてもわーなんかすごい技が出て勝ったーとかしゃがんでたのに攻撃当たって負けた!という感想しかなかったのが、ODダッシュを繰り返して横の意識を強くさせておいたところでジャンプ攻撃して読み合いに勝ってる!とか壁際でダウン取った後起きる直前にバックステップすることで相手の行動に対応できるのすごっ、と思えるようになり、なにより残り体力を見ながら相手かCA放って来た時これはリーサルだな、って偉そうなことを得意げにタマザラシへ言えるようにもなりました。

そしてこのシンガポールCPTで、プレイヤーでありさえすれば推しが立つ世界の片隅に私のような稚魚にも居場所ができるんだと知れたことがとても大きいです。サッカーの世界はどうやったってカメラマンとプレイヤーの間にある垣根を超えることは出来ないのに、格ゲーの世界ではこんなアラフォーの私でもプレイヤーになれるし、偶然とはいえSFリーガーのフェン様と同じステージに立つことが出来たり、ぷげらさんのコーチングを受けて理解できる嬉しさもあったり、他のプレイヤーさんと新しい出会いや発見があったりと、SF6を買って、勝つことも負けることも楽しみながら何一つ諦めずにいられてよかったなって思います。

これを書いている今はシンガポールから帰国してそろそろ1ヶ月が経とうとしている頃合いなのですが、対戦会に行っては上手い方にぼこぼこにされつつアドバイスを頂いたり、オンラインでモダンのジュリちゃんマスターの方のコーチングを受けたり、イベントでぷげらさんと対戦して1R取れたりと大変充実した日々を送っているのもひとえにプレイヤーでいるからなので、これからも少しずつ邁進していきたいと思います!

ちょっと話逸れてしまいましたが、先生からの教えを賜ったものの出来るようになるには年齢と経験の関係で時間がかかるので日本に帰ったら練習することにして、後はぷげらさんの試合の内容についてお聞きしたり、選手バッチに記念のサインを頂戴した後、ルークのジャンプ大パンをDee Jayが落とせないという話を実演と共に解説して頂いたり、配信がなかったのでしそびれていたお誕生日のお祝いをして、最後に私が唯一なないさんからお聞きしていたぷげらさんのお話をそっとお伝えして席を立ちました。いつもありがとうございます!

新しい?アケコンは天板が黒で手が映り込むの私に嬉しい仕様
でも指紋がすごいつくんですよねってお話でした

21.そして覇者へ

客席に戻った頃、配信台ではちょうど翔さんvsもけさんの試合が終わったところでもけさんのガッツポーズを普通に肉眼で見てしまいお前カメラ忘れたんか、って自分にツッコミを入れました。レバーレスコントローラーを外してゆっくりと壇上から降りてきた翔さんは撮らせて頂いたんですけれども、階段を歩く間口元に浮かんでいた笑みが、配信台待機の椅子へ置いたカバンに向き直った瞬間に無となったのを見て翔さんはまだまだ強くなるんだろうな…と思って期待しかなかったです。

そしてナウマンさんvsMena!基本的には日本人応援の私ですがMenaにはファンサ頂いていてあまりの可愛さに応援してしまう…もうここまでくるとどっちにも勝って欲しくて心は千々に千切れそう。だけど優勝するのは一人だけだし試合はめちゃくちゃ面白くて本当は10先とかして欲しい。集中し過ぎてここからほとんど写真がないあたり、ほんとに観戦楽しんでたな…という記憶しかありません。歩き疲れて客席に座りに来たGamerscomのお客さんも自然と応援してくれていたり、シンガポールCPT目当てでなくても楽しめるプロ勢のSF6ガチ試合の迫力すごい。

試合はBLANKAとあった字幕表記を裏切ってルーク出してきたMenaが3-2でギリギリナウマンさんのケンを倒して勝利。配信見て気づいたんですけれどもMenaは音聞かないでやるんですね…それであの強さだしブランカを使ったって相当強いのほんとに凄い。Menaの強さって自キャラの強さを伸ばすだけじゃなくて相手のキャラについても精通してるってところがあると思っていて、才能だけでなくきちんと努力を積み重ねているところが推せます。そしてこの試合はLosersだったのでナウマンさんのCPTもここで終わり。せつない…。

そして10分のインターバルを置いてガチくんvs Chriswong。この時点で17:25、残り試合は今から始まるのを含めて4試合。これは全部ストレートでインターバルなければ最後まで見られるのでは…?と淡い期待を抱きつつガチくん全力応援。もう客席にいるみんなほぼChriswong応援してたから…。翔さんには現地の女子がファンについてたのにガチくんには…。すまない客席で応援してるの私と数人の日本人選手だけで…。

試合前、集中のためにアケコンに手を置いてうつむいて目を閉じる姿が印象的でした。試合前はすごく緊張する、と配信で仰っていたのに、その姿はあまりにも静。傍目からは祈りのようにも見えて、無駄にドキドキしていたこちらも深呼吸をする余裕が出来ました。

とはいえ正直Chriswongのルーク戦に関してはそんなに心配してなかったんですよねー。配信でもよく対戦しているの見てましたし、CFNでもカスタムルームで3先×3回の勝負とかしていた形跡もあり、わりとガチくんの勝率が良かったのを知っていたので寧ろ最大の敵はもけさん春麗かMenaのブランカでは?と思っていたくらいでした。そして予想通り3-0でガチくん勝利。アケコンを片付けて降りてくるところを今度は動画で撮らせて頂こうとスマホを向けていたら途中で気付いてくださったみたいでガッツポーズからの「あとひとつ!」と仰ってくれて速攻Xにポストしました。グッパチのスタッフさんがいらっしゃったら高画質で上げてくれるものなのに私のへなちょこスマホカメラでほんとすみません!

あとひとつ。そう言われてあっ、これでガチくんはもうグランドファイナルで相手を待つだけなんだ、と気付いて震えました。本当に決勝までたどり着いてしまった…!!そして入れ替わりに配信台へと登っていくもけさんを応援するみたいに肩口をぽん、と叩いたあと、笑顔で話しかけてきたMenaに一言返すガチくん。いつもガチくんに!とかご自分の配信でわやわやしていることもわりとあるのに、この人は本当に世界を渡り歩いて、一度はカプコンカップの覇者になった人なんだなって今更ながらに実感しつつ、そんなすごい人を応援出来る決勝戦を間近で見られるという現実を噛み締めました。

途端、脳裏に浮かんだのはもう一つの現実です。そう、帰りの時間。一旦客席に戻ってMenaのルークに勝ったもけさんの春麗が入れ替わりに出てきたブランカにボコボコにされているのを眺めながら飛行機についてもう一度調べました。国内線だとオンラインチェックインを済ませていれば最低20分前に保安検査場を通過すればいい、みたいな裏技があったのを思い出して、国際線もそんな技が使えないかなーと思ったら、出発60分前までに手荷物を預ければいけんく、というANAの説明をみつけてこれに賭けよう、と決めました。それで、それでももし間に合わなかったら新しく飛行機のチケットを取ろう。だってもしなないさんだったら、ガチくんの優勝がかかった試合を見ないで帰るとか絶対ないでしょ?そう思って。タマザラシに話したら怒られそうだったので時間のありそうな友人にざっと値段調べてもらったら翌日の仕事に間に合う便だと10万くらいでしたけどお金は稼げばいいんや…。

そう決めたら焦る気持ちが大分薄れた中、もけさんがMenaを倒しそのままLosers FinalのChriswong vs もけさんの試合がスタート。3分程度のインターバルだったのに気持ちも高まりつつ、これまでだったらもけさんを応援するところなんですが正直ガチくんと相性がいいのはChrisWongのルークの方…でももけさんとガチくんの日本人対決もやっぱり見たい…。秋の空くらい揺れる気持ちで見上げるモニターの中、ほぼ互角の戦いを繰り広げるお二人。会場もChrisWong応援モードだったのに、もけさんがラウンドを取った時も拍手が沸き起こるようになって、もう国の違いとか関係ない次元の戦いになってるという空気を感じながら、だけど試合はChrisWongが3-1で勝利。ほんとに僅差だった…。そしてその戦いを配信台の下で見ていたガチくんの顔の険しさ。優勝をかけた試合が始まる気配に思わず背筋が伸びます。

ChrisWongの席が変わらなかったのもあってわりとすぐにGrand finalsがスタート。まだ心の準備ができていなかったのですが、配信台周りは人が多かったのもあって客席で見ることにしました。隣にはずっとUBIのスタッフの方が大きなカメラを持っていて、何故?と思ったりしつつもわりと私が推してる側を応援してくれていたのもありお互い譲り合いながら写真撮ったりしていたのですが、この試合に関しては二人してじっとモニターを見てました。そのくらい配信台から漂ってくる緊張感がすごかった。とはいえ相手は先ほど3-0で勝ったChrisWong。もしかしたらこのBO5で優勝が決まるかもしれない、と思ったらなんと0-3でストレート負け…!

とはいえガチくんはここまで1度も負けていなかったのでまだ2ライフのうちの1ライフを失っただけでしたし、ChrisWongはlosersから上がってきていたのでリセットとなり、ガチくんと同じ1ライフをかけて本当に最後の戦いに挑むことになりました。この時点で18時16分。このまま始まってくれたらどちらかの優勝は見届けられる…というか多分ガチくんが勝つ。だってあの本当に強いボンちゃんのルークにだってガチくんは勝つし、プロは同じ相手に2回負けないのが本当に強いプロってぷげらさんも仰っていたので!!というよくわからない自信を持ってラシードvsルークの戦いへ。

もうガチくんラシードの勢いが全然違う。ステージに広がる大画面の中にはChrisWongの動きを全部把握したとばかりに攻めていくラシードの姿があって、イウサールも刺さっていたし対空も割ときっちり出ていたし、グラップ狩りの判断も素晴らしくて、体力黄色ゲージまで追い込まれても逆転出来る強さと落ち着きもありました。毎試合細かく戦い方を変えていくガチくんに削られていくChrisWongが、イウサールに紛れてODミキサーを放ったラシードがうっかり上空に舞っていったのを投げで捕まえて壁際に押し付け、このタイミング、とばかりに放ったインパクトだったのに、それをガチくんが冷静に返した瞬間会場から湧きあがった歓声が背中から突風のように押し寄せて、モニターの中、その風を纏ったラシードが後ろに倒れていくルークを掬いイーグルスパイクで壁際に押し付けると、そのままスピニングミキサーで空へと連れ去り3-0でゲームセット!

本当はここで椅子から立ち上がるくらいの勢いでガッツポーズしたいところだったのですが、それよりもこちらを見た時のガチくんを動画で収めておきたい、という気持ちが勝ってしまって冷静にスマホのカメラを起動、動画に切り替えてその瞬間を画面越しに見ていました。我慢しきれず声を出してしまったのはご容赦ください。

止まない歓声の中、先にChrisWongが配信台から去り、後から降りてきた覇者をときどさんとどぐらさんが迎えているのを見ながらもなんだかまだ夢を見ているみたいで、ぼんやりとガチくんを見ていたのですが、会場がゆっくりと落ち着きを取り戻し、ステージでは表彰式の準備が進む今は18時25分。まだ少し猶予があると考え、一人椅子に座っているガチくんにお祝いをお伝えしたいのと、できたら選手バッチに記念のサインをいただきたいな、と思って近づいて優勝おめでとうございます、と声をかけたら「間に合いましたね」とおっしゃって下さって覇者すごいな?ってなりました。優勝したてでそんな覚えてくれてるんだ…と感動しつつ、サインを頂いてまた日本でお会いしましょう、とお伝えしてお別れしました。

先にぷげらさんにサインもらっていた選手バッジ

再び客席に戻り表彰式をギリギリまで見て、もけさんにファンサを頂いたりしつつそういえばぷげらさんはガチくんの優勝を祝いに飛びかかったりしなかったなーと思い出し、最後にお会いした机の近くまで行ったらまだ野試合されていた!時間も時間でしたし(18時40分くらい)集中している表情にお声がけするのも無粋と思い、ちょっとだけ写真を撮って会場を後にしました。

3位だったもけさん。おめでとうとお伝えするには悔しさが強そうでいらした
そして優勝おめでとうございますガチくん!
たまたまカメラ向けていたところに片目瞑ってくれたのでウインクしてくれました?
って後日聞いたら偶然ですね!って言ってました

21.帰国の途

時間があればもうちょっと余韻に浸りたかったのですけれども、急げば当初の飛行機に間に合いそうだったので、ここからは本当にタイムアタックでした。小走りにサンテックを抜け、ホテルの車寄せにいたおじさんにタクシーいますか?と聞いたらGrabで呼んだ方が早い、と言われたのに速攻スマホから[ホテル→空港第一ターミナル]で行ってくれる車を検索。金額を大して確認せず、一番早く来てくれる運転手さんをお願いして3分から5分で着くという回答を受け取り、先ほどのおじさんに車のナンバーを伝えて荷物の回収に向かいました。入れててよかったGrab。youtubeでぼんやりと使い方も眺めておいてよかった。

キャリーケースとリュックもすぐに受け取ることが出来、外で待つことだいたい5分。お願いした車が来たとおじさんが教えてくれて、荷物をトランクに入れてくれました。その時「マタアイニキテネ」と日本語で言ってくれたのがすごく嬉しかったんですけれども、シンガポールCPTのためにまたこの国に来ることがあってもマリオットは泊まらないかな…。ほんと寝るだけだったので、もうちょっと手頃なところでいいかなという気持ちです。

そして車に乗り込んで空港へ。Grabで呼んだ車はタクシーではないので距離によって金額が変わることはなく、アプリにもルートが表示されて変な道にいくこともなさそう。この国で初めて見る車窓の景色を眺めながらぼんやりしつつ、空港まであと5分くらいかな…という段階で自分の乗る飛行機がどこのターミナルか確認していないことに気がつき、ANAのアプリで見たところなんと第二ターミナル。Grabアプリで調べた時に第一ターミナルにした覚えがありましたし、地図を見たら結構離れている…。まだ19時前だったのでそのまま行ってもいい気がしたのですが、荷物を預けたり免税手続きをしたり、となると出来るだけ時間は大事にしたい。そこで運転手さんに第二ターミナルに行ってもらえないか、と片言英語で話しかけると第一ターミナルって聞いているけど?とつれない感じ。ここはお金の力を使う時か…と思ったのですが結局両替せずに過ごしてしまったのでGrabからチップを送ることに。3S$を選択して決済したのですが、微妙に電波が悪くもう一度同額を送金したところ、運転手さんは何も言わずに進路を変えて第二ターミナルまで連れていってくれましたよかった。トランクから荷物も下ろしてくれたし19時5分には空港に着いたので運賃20.1S$(2,235円+チップ6S$(666円)なんて安いものでした。

荷物を全部持ってアラブ系のみなさんがくつろいでいるソファの裏手でキャリーケースを広げ、もらったTシャツを入れた後免税品が全て中に入っていることを確認してロック(免税品は購入した国内で開けてはいけない+香水なので機内持ち込みするには1ℓまでの密閉出来るビニール袋に入れないといけないけれど、ラッピングの関係で入らない)。先に免税手続きを済ませるためにANAの人に端末の場所を聞き、事前に入れておいたGlobal Blueのアプリとパスポートで情報を登録した後、キャリーケースを機内預け入れにして、あとは出国手続きからの保安検査だけ、となったこのタイミングで時刻は19時20分。全然余裕だったことにほっとしつつ、もうチェックインは済ませてあるからあと2時間くらい余裕あるのでは?と気がついて、到着時に行かなかった空港併設の商業施設、ジュエルに向かうことにしました。

この段階で朝からカヤトーストとミルクティしかお腹に入れておらず相当空腹だったため、先に腹ごしらえをすることも考えたのですが、シンガポール唯一のポケモンセンターに行きたいという気持ちが強すぎて移動。空港から目的地まではちょっと距離があるのですが動く歩道に乗っていればそのうち着く感じだったので楽でした。

その途中、原稿に追われているはずの松ノ木セブン先生からLINEが届いてなんぞ、と思って開いてみたら描き途中のこの絵が。

この頃の先生は厚塗りにはまっていらした。完成品はこちら

現地では逆に見られなかった配信のシーンを描いてくださっていて、うまく表現が出来ないのですが、シンガポールで大会を初めて客観視したな、と思った瞬間緊張がぶわっと解けていって、お恥ずかしながら泣いてしまったんですよね…。自分でもびっくりしつつ、慌ててお手洗いに行き落ち着くのを待ちました。

もういい年齢とはいえ一人海外の緊張もありつつ、やっとガチくんの優勝を実感した嬉しさみたいなのもあったのかな…と帰国直後は思っていたんですけれども、サッカーの試合にカメラで入らせて頂いた際、撮影対象が推しのチームだったり選手だったりしてもやっぱりそこはお仕事なので、勝って嬉しいとか負けて悔しいの前にこの試合のいい所を抑えることしか頭にないんですが、試合が終わって納品が終わって終電近くで帰る電車の中、メディアに掲載された私の師匠の写真を見た時、いちファンとしての自分が出てきて感極まっちゃうみたいなことがあったのでそれに近かったのかな、と今になって思います。とはいえ好きで試合見て撮って、ってしてただけなのでちょっと違うのかもしれないんですけど…。

暫くずびずびしつつ先生に感謝のご連絡などをして、ある程度収まってからまずは観光名所の滝へ。建物の中心を轟音をたてながら流れる滝は圧巻だったんですがもうカメラを出す元気がなく、スマホで撮ったらライトアップされていたもののわりと暗くてガビガビでした…。あと湿度がすごい。水なので当然なんですけれどもなんだか息苦しいくらいだったし人も多かったので30秒くらい見てポケモンセンターへ。

なにかシンガポール限定のものがあればな…!と思ったのですがピカチュウ以外特に見当たらない。寧ろ日本で転売ヤーに乱獲されたポケモンプラモコレクションクイック!!シリーズのヤドンが普通に売ってる!家に1匹しかいないのであと6匹買いたい私(7匹揃えると輪になる)、ここで大人買いしちゃうか…?と思い金額確認したら日本円で1匹1500円。日本で買うより倍以上したのにそっと諦めました。円安め…。あとはポケモンカードが売られているのを写真に撮ってガチくんのDiscordに投げ、店頭にあったフィギュアなどの写真を撮ってから夕飯を探す旅に。

シンガポールにいた等身大ホゲータと私の虚無ほげちゃん

なにしろ飛行機が深夜便なので機内食は不要と伝えていたためここで食べないと低血糖がやばいことになってしまう。三度目の正直でラクサ食べたいなーと思っていたのですが、ジュエルは飛行機に乗らない人も来る施設なので夕食時は結構並んでいらっしゃる…。まだ時間は一時間半程あるとはいえお土産も買いたい私、ここで並んでまで食べなくても…?となり、比較的人が少ない空港側へ戻り、先に出国手続きを済ませました。手続き自体はとても簡単で、顔と指紋の照合した後パスポート読み取れば終了。所用2分くらいでした。係の方もカタコトですが日本語で指示してくれて安心。ただしこれでもう空港の外には出られません。

さて夕飯。初めてのシンガポール行きにあたり食べたい物はちょこちょこ調べていて、さんざん言ってるラクサ以外に食べたかったのがワンタンミー(雲呑麺)のドライ。普通のワンタンミーはラーメンみたいにスープに浸かってるんですけれども、ドライになると博多ラーメンの替え玉に時々ある細い麺に海老雲呑がのったものを調味油をかけてまぜ麺みたいになっていて、現地に住んでたことのある知り合いから絶対食べてって言われてました。ただおすすめしてもらっていたお店がホーカーだったりホテルから遠かったりして行けなかったんですよね…。なので最後に絶対食べたい。ラクサかワンタンミーのどちらかを絶対食べて帰るんだ、と強い気持ちでお店を探していたらフードコートに巡り合いました。サンテックの1階にあったフードコートとはまた違い、各店舗で注文するのではなく店頭に置かれた端末から注文・決済すると各店舗で作ってくれて、出来上がったら番号で呼び出しされるタイプでした。

時間的にもうやっていない店舗もあったのですけれども、端末でメニューを見たら半分くらいはまだ営業していて、ただ説明が全部英語。疲労からか頭が働かなくてやたら小さい写真を見ながら指先でどれなら食べられるかを探していたところに、麺物っぽい写真のところにSoup or Dry、という文字が見えてこれだー!!ってなりました。折角なので茹で野菜がセットになっているやつにして速攻注文。そして来たのがこちら。

9.5S$(1057円)

めちゃくちゃ美味しかった…麺の歯ごたえがじゃくじゃくしていて、大盛りにしてもいいくらい美味しかった…。野菜はレタス湯がいてダークソイソースかけてフライドオニオン散らしたやつで別にいらなかったかな!あまり早く食べられない私でも10分くらいで食べてしまった。

お腹が膨れたらちょっと気持ちも落ち着いて、冷静に残り時間を見ながらちょっと一休み。タマザラシとちょっと通話したり、首に下げたままだった選手バッチを眺めて感慨深くなったりして、サインが削れないようリュックに収めた後、お土産屋さんめぐりに。

シンガポールにしかないと聞いていたのはこのあたり。

なのにどれも見つけられない…!!!!似たようなものを扱っている違う店はあったんですけれども、果たしてここで買っていいのか…そしてなんか良さそうだなって思うと結構いいお値段がする。そういうんじゃなくてこう、会った人に適当にぽんぽん配れるものがいいんだよなーと思いながら歩いているうちに保安検査場に着いてしまい(チャンギ空港は羽田空港と違って出国審査の後免税店があって、飛行機を待つロビーの直前に保安検査場があります)、このまま手ぶらで帰るわけにはいかない!ともう一度戻り、行き当たったセブンイレブンで1包ずつになったミロ(タイ製)とタマザラシの好きなフィッシャーマンズミント(イギリス製)を買い込んで終わりました。私はどこに旅行にいったんだ。

この辺りでリュックもいっぱいになったので諦めて保安検査場に行き、カバンに入れていたペットボトルを取り上げられたものの無事に搭乗準備終了。30分くらいのんびりしてから22時5分発の飛行機に乗りました。行きの教訓を活かして通路側にしたけれど時間的に爆睡していたので窓側でよかったかもしれない。隣の人がお手洗いに行く時だけ起きて道を譲りました。あと機内食はパスしていたけれどお水の入ったペットボトルとお菓子が入った袋は頂いて、朝方起きたときに中に入っていたチョコレートを頂きました。写真はありません。

日本時間の5時40分頃羽田空港に無事到着。手続きはすべてVisit Japan Webから事前に申請しておいたので、免税手続きも含めてQRとパスポートを端末に読ませるだけで完了。パスポートへの押印も不要な人はパスしていいのでここまではさっくり済んだのですが、荷物が出てくるまでに40分くらいかかって地味に疲れてしまった。それでもなんとか受け取って、京急に乗って帰宅しました。からの午後から仕事。お疲れ私。次は絶対帰国日休みを取るんだぞ私。

22.シンガポールCPTを終えて


長い長い旅行記をここまで読んでくださってありがとうございました!!

次に行った時用に無駄に細かく書いている部分も多かったのですが、1mmくらいでもこの先の私と他のどなたかのお役に立てれば幸いです!!

来年行くかどうかは別として、

  • ホテルは寝るだけになるから普通のところでいい

  • 会場は寒いから防寒対策をしっかりする。体感15度

  • 最終日当日の飛行機は取らない。最低でも翌日の朝発

  • 観光もしたかったらCPTの最中は厳しいので前後どちらかで1泊すること

  • お土産はちゃんと下調べしていく。会場近くはあんまりない

  • 帰国した日は休みを取る

  • ご飯はちゃんと三食食べる!!!!!

あたりを教訓にしたいと思います。

そして。

帰国してすぐの水曜日、秋葉原のイースクエアで行われたFighters Crossover秋葉原ではなないさんのお誕生日をお祝いするべく記念の対戦会が行われ、体力黄色ゲージではあったのですけれどもお伺いさせていただき、来場者の方と対戦しつつシンガポールでお会いした選手のみなさんにもご挨拶させていただいたり、大阪会場と繋いで行われた豪華な対戦会を観戦させていただきました。イースクでの対戦会には初期からいらしていたなないさんのお話などを伺いながら、これもなないさんが見ていた景色なんだな、と感慨深くも楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。

プロも石井プロもスタッフもプレイヤーも
皆で床に座ってわーわー言いながら試合を見るのすごい楽しかった!

この界隈に足を踏み入れてまだ半年も経っておらず、本当ににわかもにわかなのですが、沢山の素敵な思い出や得難い経験をさせて頂いてありがたいなぁ、と思うばかりです。プレイヤーとしてはまだまだ稚魚なんですけれども、写真を撮る的ななにかでこのご恩を還元出来たらな、と思っているので、もし大会とか対戦会で適当に写真撮っていいよとかあれば是非お声がけください。XのDM開けてありますので!!

会場でお話させて頂いたり写真を撮らせて頂いた選手の皆様、声をかけてくださった方々、帰国後に連絡をくださったり会ってくださったり、話しかけてくださったみなさま、関わってくれたすべてのみなさまに感謝を。

そして背中を押してくれたACQUAさん、ぷげらさん、そして勝手に背負ってしまったなないさんもありがとうございました!

みんなみんな、これからもどうぞよろしくお願いします!!


最後に、この旅の間ずっと聞いていた曲を。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?