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スト6から格ゲー始めた私がカメラ持ってカプコンプロツアーシンガポールに出場してきた話 事前準備編


0.ご挨拶と自己紹介

こんにちははじめまして、ストリートファイター(SF)5の終わりくらいからプロリーグを見始めSF6が発売されたのと同時に自分でも格ゲーを始めたmegと申します。アラフォーです。年齢が一番近いSFリーガーはsakoさんです。

きっかけはストリートファイターリーグ(SFL)2022でGood 8 squadさんが優勝したのを現地で拝見し、同チーム所属のぷげらさんガチくんの10年来の友達がチームメイトとして優勝に向かって切磋琢磨するという少年漫画みたいな関係のお二人にハマり、2023年のEVO Japanに続いて長崎であったRedbull様のBONCHAN's ROAD TRIPに遠征したり(その時のレポートはこちら)、都内近郊の対戦会に遊びに行ったりとわりとアクティブな方のにわかオタク活動をしているのですが、この度シンガポールで行われたカプコンプロツアー(CPT)2023シンガポール大会に出場して参りました!

3泊5日の短い旅でしたが、わりと自分の人生の中ではレアな経験だったなと思い、書き残しておこうと思った次第です。

ストリートファイターの試合を観るのが好き、とか選手が好きでついでに海外旅行いっちゃおうかな?みたいな奇特な思いつきをされた方の参考になったりしたら嬉しいです!

あとワンチャン来年いくかもしれない私のために。


1.背中を押してもらった2つのこと

シンガポール行くか…となったそもそもの理由は、前述の推しチームがSFL2023で第2ステージに進めなかったことに尽きます。今年のSFLはSF6がリリースされた年とあって去年のようなルールではなく、箇条書きにすると以下のようなちょっとむずかしい感じになってました。

  • 第1ステージは全9チームで参加

  • 各チーム総当たり戦をする。ホームアウェイ制ではなく1回だけ

  • 1試合につき先方/中堅/大将戦と3試合行う

  • 先方・中堅は3本勝負して2本先に勝てば10ポイント

  • 大将戦は5本勝負をして3本先に勝てば20ポイント

  • もしどっちのチームも1試合で20ポイント獲得(Aチームが先方中堅で勝ちBチームが大将戦で勝った場合)したら延長戦として1本勝負をし勝った方が5ポイント

  • 全チーム8試合終わった段階で獲得ポイントが下位の3チームはシーズン終了、上位6チームで第2ステージを行う

詳しくは公式を見ていただければとは思うのですが、Jリーグに例えれば降格だけがあるリーグ戦みたいなもので、SFL始まったときは地獄だなーって思ったのですがいやいや去年の覇者チームだしなんなら世界王者ですよまさかそんな第1ステージて終わるとかいやそんなと思っていたのに…。

序盤はわりと順調に勝ち進んでいたグッパチさんだったのですが、全員複数キャラ使いだったのが良くなかった(と多く声を聞いていました)からか、なんとボーダー以下の7位で迎えることになった9月20日のSFリーグ最終戦第12節、幸いにも20ポイント取れば第2ステージに進める条件だったのですが、先鋒・中堅共に負けてしまい大将で出たガチくんもフルセットの果てに負けてしまって終わってしまった…。

この試合、新宿のNEUUで行われていたパブリックビューイングで見ており、会場を包み込むどんよりとした空気の中、現場主義オタクの私としてはオフラインで行われて見にも行けるSFLのグランドファイナル(GF)への道が断たれてしまったことにしょんぼりしてしまい、例年SFLのGFは年明けなので再来年まで推したちのガチな試合は見られないのか…と頭の中で絶望がぐるぐると渦巻いていたのですが、その日ゲストに来て下さっていた広島TEAM iXAのACQUA(あくあ)さんが「シンガポールやフランスでのCPTもありますし」と仰ってくださったのにシンガポール?CPT?となったこの切り替えの速さ。

ゲストに来てくださっていたACQUAさん。足が長くて格好良くて優しくてすごい。

その後にあったパブリックビューイング会場限定の選手インタビューを地獄のように苦しい気持ちで聞きつつもシンガポール…シンガポールか…とすでに気持ちは切り替わっていて(その後反動で2日くらいSFLが終わったショックで落ち込んでいました)、ざざっと日程を確認した後会場の奥の方でファン対応をされていたACQUAさんにお声がけ。写真を撮らせていただきつつ「CPTって一般のファンが見に行ってもいいものですかね…?」とお話させて頂いたところ、一瞬絶句されていましたが見られると思いますよ、というお言葉。そりゃACQUAさんはプロの格ゲーマーでいらっしゃるのだから選手としてしか参加したことがないだろうし判らなくて当然よな…と頭の悪い質問をしたことをお詫びしつつ、家帰ったら自棄酒しながら調べるか…と思って離れようとしたところ「グッパチがSFL敗退しちゃったからですか?」と話を広げてくださり、真剣勝負の試合が見たい的な話をしたらCPTは来年行われる優勝賞金1億が掛かった試合に出られる切符がかかっているので相当ガチな試合になるしチケットとかいると思うけれども現地の人が見に来たりしてますよ、と教えて頂いて、全くのど素人にきちんとお答えをくださり本当にありがたかったです。

もし行ったら現地でACQUAさんのお写真を撮らせてくださいとお伝えしつつ、敗退のショックに友達とお茶する余裕もなく帰りました。

とりあえずシンガポールが関係者しか入れない大会ではなく一般の人でも見にいけると分かったのは大きくて、仕事の空き時間や家でちょこちょこ現地や大会の情報を調べながら迎えた翌週9/18。同じく新宿のNEUUで行われたグッパチさんの対戦会にお伺いしてきました!

笑顔の耐えない対戦会でした

私的にはこの段階でシルバー4と3を永遠に反復横跳びしていたスランプ期で、イベントでぷげらさんにお会いしては幸運なことに対戦して頂いたりモダンジュリの効果的な攻め方のアドバイスを頂戴しており、今回は攻められている時の対応や考え方を教えて頂きたいとわりと真剣な気持ちで臨んでいたため、初心者台で同じくらいのランクの人やプラチナ帯の人に揉んで頂いた後、頭の中で整理していた質問(ODゲージがなくなった時の対処法/ガードの時の考え方等)をお聞きした後2先やって頂いて0-2で負けました。先生強い。でもこの後ガチくんさんと野試合させて頂いて3先のうち1ラウンド取れたの絶対先生の教えがあったからだと思っていますやったー!そしてこの4日後無事にゴールドに上がりましたありがとうございました!※脱線

で、その次にお聞きしたかったのが、もし私がシンガポールCPTに行ってお会いした際ドン引きされないか、ということでして………

事前にお伝えせずシンガポールの会場でばったり会ったら絶対引かれそうじゃない?って思ってたんですよ…EVO Japanとかなら日本だし近いし御本人も配信でよかったら会いに来てみたいなこと言ってくださっていたので軽い気持ちでご挨拶に行けていたのですが、さすがに飛行機で片道7時間の距離超えて会場でコソコソしてるの見つかったら怖ってなるやろ…と思って事前に行くつもりがあると暴露してみたところ、ぷげらさんはちょっと考えた後「コロナ前だけど格ゲーの試合観るのが好きって人が海外来てたこともあったし、別に引かないですよ」と言ってくださって、もうこれは内心どう思っていらっしゃろうと額面通りに受け取ることにしました。開き直ったオタクの行動力を見せつけていく…!!


2.旅行の手配とその前の一悶着

ちょっと話は前後するのですが、前述のNEUUでのパブリックビューイングの後にウチのタマザラシ(伴侶)にシンガポールに一人で行こうと思っている、と切り出したところ思った以上の反発があって

  • 一人は絶対ダメ。特に海外なんて絶対ダメ!!

と取り付く島もない感じ。それならついてきてもええんやで、と諭したものの、経年劣化と共に気圧に弱くなったタマザラシが7時間のフライトに耐えられる筈もなく、また船便で行くほど休みも取れないからこれは無理。しかもよりによって私が出発する予定の前日に東京で行われる舞台のチケットを取っていた!!!聞いてない!!(タマザラシは大阪で働いてて私とは別居してますけど特に仲が悪いというわけではないです)

取り敢えず現地には当日大会に出る60人くらいの日本人がいるし、基本的には試合会場にしか行かない、またシンガポールに住んでる知人もいるし、選手の奥様で私のことをかるーく認識してくれている女性の方もいる、という話をして説得を試みたんですが、勢いが収まらない間に何を言っても無駄なので一旦終了。

すこし時間を空けてから改めて話をしたところ、若干冷静にはなっていたものの、そもそも推しは行かないんじゃないの?という指摘が来て、こいつstart.gg(大会の出場情報を管理しているサイト。トーナメント表や当日の進行状況など確認出来ます)を見ていやがる…となりました。いつの間に学習したんだ…。

実は対戦会の段階でぷげらさんはCPTシンガポール大会にエントリーしておらず、確認したところ95%行くけれど海外大会はなにがあるかわからないからギリギリに登録するようにしている、というお返事で、そりゃそうだと納得し、逆に登録されたら絶対行くってことやな…という理解を得ていたのですがタマザラシ的には決まるまで首は縦に振らない、みたいな雰囲気だったので、もうこれは逆に旅行の手配しちゃお、って気持ちを決めました。早く取らないと高くなりそうだったし、そもそも反対されると行きたくなるのが人間の常ってものですし、8月の頭にあったとある一件で自分の中に思う所もあったので。

まあでもタマザラシに余計な心配はかけないでおこうと思って

  • ホテルは会場まで無理なく歩いていける距離の場所にする

  • 大会だけ見てすぐ帰る日程にする

  • 直行便のみ、空港で夜明かししなくていい離着陸時間

という3つのルールを決めて探したところ、飛行機は羽田発着のANA、ホテルはサンテックシティの隣にあるマリオットくらいしかなくて、お値段なんと27万。予算をちょっとゆとりのある環境でお土産代込み20万くらいで、と考えていたのに結構足が出ている…と思ったんですが自宅の位置的に成田発着だと行きに前泊が必要or到着後ホテルチェックインまで時間つぶしが必要だったりして羽田は譲れず、ホテルはキャンセル不可なら1泊2万くらいで会場に近いところもあったんですが、万一ぷげらさんが行かなければキャンセルの可能性もあったので前日までキャンセルOKの中で会場に一番近いのがマリオットだった…。

仕事で海外に行くことは時々あったんですが、その時は師匠が一緒だったり手配は事務所がしてくれていたり、と一人海外の経験値はほぼ0で、うっかりミスで全部無駄になるならちょっと高くても安牌を取ろうと思いさくっと予約。航空券はキャンセル不可だったのですがホテルは前日までにキャンセルすれば全額返ってくるし(旅費の比重はエア<ホテル。シンガポールはちゃんとした所のホテル代がすごい高い)、と気持ちを強く持って決済しました。思い出すとまだ指が震えます。


3.稚魚、大会にエントリーしてしまう

勝手にぷげらさんのエントリーを待っている間、調べたのは会場と大会の入場方法。ACQUAさんから教えて頂いてはいたものの、今回は一般人の立ち入り不可でーすって可能性もあったのでまずはカプコンさんの公式を確認。画像の右上にある【GAMESCOM】とはなんぞや、と思いつつ、更にリンクを辿るともうStart.ggのページに遷移。そりゃエントリーする人のために出来とるよな…と思いつつブラウザの機能で翻訳し、

  • 取り敢えずDiscordのサーバーに参加してね

  • 会場はサンテックシンガポールのコンベンションセンターの4階だよ

  • 登録締め切りは10/15

  • 行く人にはシンガポール航空の割引コードがあるよ!

と案内があり、Discordは流石にトーナメント参加者用だろ、と思って避けてしまったんですがこれは本当に間違っていて、Discordにはすべての答えがあったんですよねー…。これからは場違いなところにうっかり入っちゃったらそっと抜けようの精神でいきたい。

とはいえそんな回り道も無駄にはならず、旧Twitterを検索し、シンガポール在住の日本人の方で今年もCPTに参加するか見にいくつもり、という方を発見してGAMESCOMについて速攻質問。これがまたご丁寧な方で、GAMESCOMは東京ゲームショーのシンガポール版みたいなもので、入場にはチケットがいること、チケットの購入はオンラインで出来ること、シンガポールCPTはこのGAMESCOMの中で行われることを教えてくださりURLまで送ってくれてありがたかった…そのまま相互フォローになってくださって、現地でもお話させて頂いたりしたのでした。この界隈あったけえな…。

取り敢えずチケットがあれば観覧は出来ると判明したのでほな買うか…となったのですが、この時の浅はかな私、チケット代結構するし(1日券が25S$、通しで65S$)もし推しが1日目や2日目で敗退してしまったら3日目は観光とかしたいなー、と思い、これは当日行くと決まった段階で購入しよう、と思ってオンラインでの購入を見送りました。何しにシンガポールいくんやと今の自分からツッコミを入れたい。でも結果的にこの決断は正解でした。

その後ネットの海を彷徨うもそれ以上の情報がなくて、DiscordのCPTシンガポールサーバーに参加させてもらうか…一般通過観客が申し訳ない…と思って招待してもらいつつ、チャンネルを適当に見ていったらなんと!日本語で対応してくださるチャンネルがあって、その中に

  • 皆さん、こんにちは。プレイヤーとして、「Gamescom Asia」に無料で参加できることに注意してください。ですので、もしパートナーと一緒に旅行する予定なら、彼らも登録して無料でゲームイベントに参加できるようにしてください。

って記載があったんですよ…!!!!

30万近い出費をした直後の私、無料という言葉に飛びつかない筈もなく、前向きにプレイヤーとして参加することを3分程検討し、ゴールド2だし格ゲー歴4ヶ月の稚魚だけどええかな…主催も登録して無料でゲームイベント参加してええでって書いてくれてるし…まあええか、と速攻start.ggに登録。最悪DQ(棄権)したらいいし…と今考えたら本当に失礼な気持ちでシンガポールCPTにエントリーをしてしまった…。カプコン【プロ】ツアーなのに…。

でもいろんな人にシンガポールの大会見に行くのにエントリーしたって話をしたら、それは出ないともったいない、試合に出ろって会社の人や対戦会でお会いした人10人くらいに背中を押してもらって覚悟を決め、上大岡で月イチ行われている女神奥村茉実さんが主催されている対戦会に行ったり、かげっちさんが主催されているFighters Crossoverの横浜会場に生まれた時からのジュリ使いでいらっしゃるよっさんを訪ねて単身乗り込み、30分くらいコーチングして頂いて取り敢えずはったり噛ませるくらいには動けるようになっておきました。あとは一日一回必ずトレモしてカジュアルマッチするルールにしてはいた!!前倒しの仕事に忙殺されていた私にはこれが精一杯でしたごめんなさい…!!

ちなみにこの段階でシンガポール航空の割引コードは特にありませんでした。成田発着だったし朝めちゃくちゃ早い便しかなかったしうっかりしたら選手の皆さんと被りそうで、そうなったら申し訳ないので検討もしなかったんですけれども、どのくらい安くなるか次は確認しようと思いました。Discordから問い合わせしたらもらえたみたいです。


4.シンガポール滞在に向けての準備

そして迎えた10月13日。登録締め切り二日前となり、タマザラシにも説得を重ね、心配をできるだけ掛けない日程と宿泊施設を準備したこと、行く所も事前に話しておいたし、夜は一人で出かけないとかプレゼンを重ねたおかげかもう行くんでしょ?みたいな空気感出してたし、私もシンガポールのこと調べてたら楽しみが過ぎてしまって、もうぷげさんが行かなくてもタマザラシがやっぱダメって言っても行こ!って決めてたところ、毎日チェックしていたstart.ggのcptシンガポール大会にとうとうぷげらさんの名前が…!

ほんまにギリギリなんやな…と思いつつ、これはもう絶対行くってことだなって思ってここから怒涛の旅行支度を始めました。ここは実際行ってみよう!と思った人以外は飛ばして大丈夫です!

【用意したもの】

  • eSIM

使っているスマホがギリギリeSIMに対応していたのでkkdayで5日間使い放題(2GBを越えたら低速運用)のを1000円くらいで契約したのですが、空港・ホテル・会場全てWi-Fiがバリバリに飛んでいたので使ったのは600MBくらいでした。無くても困らなかったかもしれないけど、ちょっと外に出た時やサンテックの商業エリアはWi-fiなかったのでお守りみたいな感じであって良かったと思ってます。電話番号はないタイプだけどLINE通話とMocriで乗り切れました。

  • 携行品保険

携行品保険はクレカについてるものだとカメラとレンズのお値段にちょっと足りなかったのでソニー損保で契約しました。これは2000円くらいだった。結局使わなかったのでよかったー。これは普通の旅行ならいらない気もする。

  • VISAタッチ付きのクレジットカード

前にキャンペーン目当てで作った楽◯のがたまたまタッチ機能付きで、これほんと便利でした。シンガポールは電子決済天国で、クレカが使えればほとんどVISAタッチ使えるし、電車は切符という概念がなくてSUICAみたいなICカード(デポジットなし、購入時12S$、7S$は運賃に使える)を買うかクレジットカードのタッチ機能で乗れる(ただ手数料で0.6ドルくらい余計にかかる)んですけどそんなに移動しないしチャージ面倒いし新しいICカード財布に入れるのやだな…となってクレカで。結局滞在中の支払い全部これで賄えてしまい両替しなかったので、ホテルにチップ置けなかったのが心残り…。

  • 免税用のアプリインストール

コロナぶり、仕事以外の海外ということで自分用にもみんな用にもお土産たんまり買うつもりだったのでGlobal Blueのアプリをインストール。事前にクレジットカードとパスポート登録しておけば購入時にパスポート見せるだけで購入履歴が紐付けられて便利。空港での手順も日本語対応の端末にパスポート読み取らせるだけなのでらくちんでした。とはいえお土産買う時間はほぼなかった。

  • タクシー配車アプリgrabインストール

なにを調べても「シンガポールはタクシーが安いので現地のUber Taxi的なgrabを入れておくと便利!」ってあったので脳死で入れておきました。これはクレカ登録するだけ。ほぼUber Taxiと変わらなくて楽。でも人気のエリアからだと+5S$とかあってぱっと見の値段からは上がる傾向にありました。

  • カメラとレンズとコントローラー

今回の生命線。ご紹介が遅れましたが私末端ながらプロとしてサッカーを撮らせて頂いておりまして、ちょっとばかり性能のいいカメラとレンズで設定を合わせて人を撮る技能については他の方よりほんの少しだけ腕がたつ自負がございます。

普段持ち歩いている杵

格ゲーにはまったのも大須御大のお写真の影響が強く、全く及ばないのは別のお話としても自分なりにこの界隈の真剣勝負の場を切り取ったらどうなるか、と試してみたく挑んだCPTシンガポールでもありました。ちなみにカメラとレンズは機内に持ち込むしかないので、サッカー撮る時は小さめのキャリーケースをカメラ専用にし、頭上の荷物入れにいれるんですけれども正直自分ひとりでは持ち上げられないくらい重たいし突然の揺れで他の人のスーツケースとぶつかるのも怖い…でも今回は70-200mmF2.8のレンズ1本と本体に40mmF2.8の単焦点パンケーキレンズつけただけにしたのでリュックでいけたし足元に置いておけるので安心でした。

あとコントローラー。大会の案内にはコントローラーは自前で持ち込みとあり、一応PS4版とPS5版を袋に入れて持っていきました。結果的にどっちもつながるしどっちも繋げると音吸ってしまってヘッドフォンから流れなくなりました。なんとかならんかこれ。対戦台変わる度に設定してもらうというダメ加減。お手数おかけします…。

  • 現地向けの服

最後は服。ほんと難しかった。出国時はだいたい14度で着いたら30度越えの多湿とか寒暖差アレルギーが出てしまう…ということで行き帰りは背中にカイロ貼って薄着で羽田に行き、出国前に剥がして体温調節しておきました。現地ではボトムは2日着回し、外出用に7部袖の綿のワンピ、トップスは1部除いてノースリーブ+αに寒い時用のパーカー持って行きました。あと室内が冷房ガンガンだと聞いていたのでサンダルに合わせられる足袋型のソックスも。結果的にまあまあ正解でした。むしろ会場では寒過ぎたくらいでなんなら家を出る時ニット着ててもよかったかもしれないくらい。

考えてみればゲームの大会なんて高性能PCがめちゃくちゃあるから会場寒くしないとダメだもんね…一回解説のマリンお姉様があまりの寒さに苦情を申し立てたらしく一瞬あったかくなったんだけどステージの液晶がおかしくなるわPCもトラブル起こるわで大惨事でした。ゲーム大会の会場が寒いの大正解なので体感15度に耐えられる服装をご用意ください。


5.運命?のトーナメント発表

出発前日の10月18日18時。トーナメント発表があった時私はタマザラシとタマザラシのオタク友達とピエールマルコリーニで優雅にお茶をしていて、推し達のツイート通知が来たのにそういや私は何時から試合なんだろうか、とstart.ggを確認したところプール21で14時から開始でした。これは朝ゆっくり寝られるぞーって思ったのはほんの一瞬で、他の人達の試合を見たり撮ったりするとなると早く行かなければならないのでは…?と気付き同行者二人を放置したままトーナメント表を全チェックしたところ、朝10時から終わり予定の18時まで8時間みっちり見たい選手が散らばっている…。

↓↓その時の見たい選手の試合リスト

⭐️10時スタート
1 もけさん
2 Xiaohai Sakoさん
3 MenaRD
4 ジョニィさん
5 ひかるさん マゴさん
6 梅原さん
7 水派さん Kichipaさん

⭐️12時スタート
10 ときどさん
11 ふ~どさん ササモさん カワノさん
12 シュートさん
13 ナウマンさん
15 コサクさん だいこくさん
16 Ending walker 板橋ザンギエフさん

⭐️14時スタート
17 ストーム久保さん Mr.crimson ももちさん
18 どぐらさん りゅうせいさん
19 かべさん ネモさん
20 オニキさん ぷげらさん
21 わたし! フォロワーさん フェンりっちさん
22 DCQ ヤマグチさん
23 Chris Wong 稲葉さん Xiaobao じゃじいさん

⭐️16時スタート
25 ひぐちさん ガチくん
26 ACQUAさん えいたさん
27 ヤナイさん 翔さん
28 藤村さん
29 GO1さん
30 竹内ジョンさん

基本的にこの時点ではSFLの選手の知識しかなかった私なので偏っているのはお許しください…。取り消し線があるのはDQだったみなさんです。情勢的に飛行機が飛ばなくて来れなかった選手もいたと後から聞いてちょっと世知辛くなったりもしつつ。

取り敢えず全体を確認した後は再び自分のトーナメントをチェック。1つ勝てばまさかのCAG所属JP使いのフェンりっち様…!!!

確かにフェン様がいらっしゃるプールだった

私的にはファンサだしフェン様的にはボーナスステージになるのではないでしょうか…と思って1戦目の相手の方についてめちゃくちゃ調べたものの、おそらく中国のiG.Jiewa選手のお父様では…?というくらいしか出てこなくて、SF5の大会には出られていたようだけれどSF6の実績はなし。使っているキャラもわからない。これはなんの対策も出来ない!となってワンチャンDQなのを祈ってました。散るならせめて知ってる選手にやられたい。本音を言うなら推しのぷげらさんかガチくんに当たって礎になりたかった。特にぷげらさんはプールが1つしか離れてなくてほんと惜しかったけどフェン様も大好きなので神トーナメントでした。

いやでもほんとこれは一日会場にいることになるな…と思って非常食用にくるみっ子5個入りを買って持っていったんですけれども、これで命を繋いでいる部分もあった…。

こんな感じでシンガポールへの旅立ちを決意したきっかけから出発前日までを書いてたら1万文字を超えたので区切ります!!!すみません!!大会の話は次の次から…ちまちま書いているので気が向いた時に読んでいただけたら嬉しいです…!!

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