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スト6から格ゲー始めた私がカメラ持ってカプコンプロツアーシンガポールに出場してきた話 DAY1編


9.試合会場を彷徨う

とうとう始まるCPTシンガポール初日、自分のpoolは14時からでしたが会場オープンは9時、最初のpoolの試合は10時開始ということで、9時半にはホテルを出よう!と思い目覚まし時計を現地時間8時に設定していたのに、ポケモンスリープガチ勢の私、前夜もちゃんと寝る前にポケモンgo+プラスを仕掛けて寝たところ、普段は日本時間6時半に起床するため現地時間5時半にピカチュウのがなり声で起こされ(シンガポールの時差は日本比-1時間)、流石に前日の疲れが抜けておらずもう一度寝たのに消し忘れていたiPhoneのアラームで起こされて結局7時前に一旦起きてしまった10月20日の金曜日。

これは確実に睡眠時間が足りなくて夕方くらいにバテる、と思いお風呂に入り朝ごはんを食べて体温と血糖値を上げたところでもう一回布団に潜ったら速攻入眠。そのまま惰眠を貪っていたところやたらiPhoneが鳴いているのに目を覚ましたらなんと9時。タマザラシからの起きてる?という鬼LINEで起きられて本当よかった…起きてるとだけ返して放置してすまんなありがとう。

急いでシャワー浴びて化粧してホテルを出たのが9時50分くらい。GUのパラシュートパンツに内側にファーがついたTevaのサンダル、そしてトップスはノースリーブでパーカーを腰に巻くという会場の寒さをまだ知らない装いで会場へ向かいました。

ホテルは出入り口まで肌寒いくらい冷えてるのに外に出た瞬間気温29度湿度85%という秒で夏バテしそうになる気温差の中、歩道橋を渡ってすぐサンテックの商業施設に入れるのはとてもよかった…。この時点でプール1から8までの試合が始まっていたからかコンベンションセンターまでの道に選手っぽい人影はなく、ちょっと迷ったけれど無事に会場へ。大元のイベントであるGamescomはビジネスディだし13時からだし、でまだ静まり返ってました。

首から下げた選手バッチを受付の人に見せて昨日教えてもらった青い看板の下にある扉から入った瞬間、それまでとは違う空間が現れてなんだかすごく感動したのを覚えています。

SFのオフラインイベントにはこれまでにもいくつか参加していましたが、SFリーグのグランドファイナル(GF)のような舞台はあれど客席は5列程度しかありません。その後ろにはEVO JapanみたいにPCとモニターの置かれた机がずらりと並んでいて、今までの自分であれば居場所はその5列程度の客席だけだったのですが、この三日間は後ろの対戦台コーナーに行ってもいいんだ、と理解した途端すごく胸が熱くなりました。

すぐにでも対戦台の方に行きたかったのですが、会場がものすごい寒い。これは腰に巻いたパーカーを早めに着ないと命にかかわる、と思い、首から下げていたカバンとカメラとバッチを外して羽織り、持ってきていた靴下も迷わず履きました。これも尚寒さが厳しければ一回会場を出て商業施設の
方にあるユニクロで(日本の倍くらいの値段だけど)ヒートテックを買わないと生きていけないだろうな…と考えながら対戦台の方に行ったらちょっとあったかい。

多分、CPTで使用される春麗かリュウのケースに納められたPCは結構ハイスペックだったらしく、モニタも144Hz(=画像を1秒間に144回切り替えることで滑らかな動きを表示させられるということらしい)に設定されていたそうなのでこの排熱のおかげかな?と思いました。寒くなったらこっちに避難もありだな…と考えつつ、ちょこちょこ始まっていたシードではない人達の試合の様子を眺めてました。DQが多いのと有名選手がまだ試合をしていないので悠々と歩けるくらいの人のまばらさでとても快適だった…。

ちなみにこの日の試合進行は

  • BO3(2試合先取で勝利)のダブルエリミネーション(1度負けてもルーザーズに回れる。2回負けたら終わり)

  • pool1から32を4つに分けて、8poolが同時進行

  • ウイナーズ側とルーザーズ側共に最終試合は配信台

という流れで、対戦エリアにはPCとモニターのセットが4つ置かれた机が6台×2列の計12台用意され、内8台は配信台以外のプールを進行させるために使われるみたいでそれぞれの机の横にpool番号が書かれた旗が置かれていました。何もない4台は練習用として設置されており、コントローラー類の用意はないものの持ち込んだデバイスを繋げれば自由にSF6を触っていいと案内があったので、一応自分も試合するし人が少ないうちにちょっとだけトレモなどさせていただきました。

が、取り敢えずPS5のコントローラー繋げたところ予想通りに音が出ない。これはWindowsの右下にあるスピーカーボタン押して、PCに挿してあるヘッドフォンを音声の出力先に設定すれば直る筈なのですが、出てくる筈の選択肢がなぜか出てこない…。どうしたものか、と困っていたらすぐにCPTシンガポールのスタッフの人が駆け寄ってくれて、始め英語で話しかけてくれたのだけれど、相当な早口だったのでもうすこしゆっくり話してもらえますか、と英語でお願いしたところ「日本人?」って聞いてくれて、素直にそうです、って日本語で答えたら「プレイステーションのコントローラーを挿すと音が消えてしまうのはみんな把握しているので、すぐスタッフを呼んでくれれば大丈夫」とカタコトではあるものの完璧な日本語で伝えてくれながら音が出る設定にしてくれました。惚れてしまう。相当困っているように見えたのかゆっくりとした口調で「大丈夫ですからね」って何度も言ってくれて、こんな稚魚でもちゃんと選手扱いしていただけることになんかもう来て良かったなぁって気持ちでいっぱいでした。

無事にヘッドフォンから音が出たのを確認して、トレモで覚えたコンボがちゃんと出るか、ODダッシュからの連携が出せるかを確認したあと念のためにCPU Lv7のJPと対戦。正直Lv7なら勝てるんですけどフェン様のJPはLv8でも足りない。多分Lv20くらいある。でもP負けだけはしたくないので5勝するまで頑張っていところ、知り合いと対戦したいなーという感じでこちらを見ている海外の選手っぽい方がいらっしゃったのでどうぞどうぞ、と席を譲って再び会場をふらふら。とはいえ行くところもあまりないので戻ってきた客席の前の方で配信台待ちのもけさんとMenaRDを発見。お二人とも生で見るのは初めてだったので一気に体温あがるのを感じつつ、カメラにつけていた40mmF2.8で隠し試し撮りしたところめちゃくちゃ暗い…。単焦点なのでSS(シャッタースピード)125/ISO(カメラ感度)2000くらいでもいけるかな?と思ったんですがほんとに暗い。

補正なしだとこの暗さ

このままISOとSSをちょっといじって同じレンズで撮り続けるか、それとも70-200mm/F2.8に変えるか(F値は同じだけどこっちの方が暗くてもピントの合う速度が5倍早い)考えたんですが、このシンガポールCPT、私にはもう一つ野望がありまして。

それがこちら。

引用元:https://www.cerezo.jp/news/2023-0303-1530/

ウチのタマザラシは大阪を本拠地とするセレッソ大阪の緩めなサポーターをやっていて、そのチームのトップスポンサーにCAPCOM様がいらっしゃるんです。そんなCAPCOM様が4/1のセレッソ大阪vs横浜Fマリノスの試合にストリートファイター6を全面的に押し出したサポーティングマッチというのを行なってくださって(ちなみにマリノスは私の応援しているチームで、セレッソはマリノスをお得意様にしているからこのカードを選んだと思われます。そしてもちろんセレッソが勝ったぐぬぬぬ)、アールさんも時々お仕事中に着てくださっているこのベースボールシャツが入場者に配布されたんです!!

が、貰ったタマザラシが自前のユニフォームがあるので着るとこないねん、と私にくれまして、正直シンガポールに行くって話が浮かぶ前はタンスの肥やしにしかなってなかったのですが、これは確実に海外勢が喜ぶデザイン…!!と思い、シンガポールCPTにエントリーしていた海外選手にサインを頂きたいと思っていて…更にサインいただいたシャツを持ったところを撮らせていただきたいと強欲にも思っていて…それには70-200mmのレンズだと遠すぎるんですよね…。

なので、もう少しだけ40mmの単焦点で頑張ってみようとフラフラしていたら、MenaRDが気さくにファンと記念撮影をしていて、この時試合がどうなっているのか全くわかってなかった私、もうプールが終わったんだと勘違いして「サインもらってもいいですか?」的な声を掛けてしまった…。が、MenaRDは快く頷いてくれた上に差し出したTシャツを見て「LUKE!」って嬉しそうに言いながらルークの部分を指差してくれてめちゃくちゃ可愛いじゃないか。

MenaRDのことは2023年2月に行われたCapcom Cup(CC) IXで存じあげていて、昔はだいぶやんちゃだったけれど、2017のCCで優勝してからはドミニカを背負って戦うようになり、正しく強い選手になった、とは聞いていたのですが実際どんななんだろうとは思っていたんです。でも、試合が始まってもいない今はまだ24歳の可愛い子だなぁーって思って思わずニコニコしながらサインいただいて、写真も撮っていい?ってベースボールシャツ広げて見せたらOKOKっていいながら広げてくれて、その時の写真がこちら。

ちょうかわいい

photoshopで補正してこれ。逆光でぴしっと撮れてなかった…。Menaほんとごめんなさい。

現地でカメラについてる小さな液晶で確認して、これは無理だなというのを再確認し、お声がけして撮らせていただく時はスマホで、それ以外は70-200mmで撮ろうと決意しました。

客席に戻ってレンズ付け替えて、サインもらったシャツを畳んでカバンにしまう等の雑事を済ませた後、コンベンションセンター内で使えるWi-fiの設定をしている間に対戦台の方でプールが進み出していたのでまずは配信台ではないsakoさんの試合を観戦。まだ相手が来ていない状態だったので、ちょっと後ろからsakoさんの流麗なアケコン捌きを眺めて見ていたら奥様のakikiさんがいらしたので勇気を出してお声がけしたらびっくりした感じでまさかシンガポールでお会いするなんてーとお声がけくださいました泣。

今までに何度かFAVさんのイベントに参加している私、直近で8月にあったりゅうせいさんのイベントでとうとうakikiさんからお声がけをいただくようになっており、今回のシンガポール遠征で「私の顔をなんとなく知っている選手の奥様がいる」とタマザラシの説得材料にしていたのがまさしくakikiさんでした。現地にakikiさんがいるってだけで一人でシンガポール来れました、とお伝えしたらそう言って頂けたら来た甲斐がありますって仰って下さって…お優しい…!ありがとうございました!!

そんな会話の間にsakoさんの対戦相手がいらっしゃって、akikiさんがモニターに向かってスマホを構えられたのでそっと離れてsakoさんの応援へ。凛としたsakoさんの春麗が危なげなく相手を下したのにほっとしつつ、akikiさんのお仕事を邪魔しないよう他の机に向かい、この時しかお見かけしなかった(…)マゴさんの試合を応援したり、対戦台で野試合をしているナウマンさんやジョニィさんの試合を見たり、まだ誰も使っていないステージを見たりとミーハー心満載で会場をうろうろと。

その間にステージの大きなモニターに光が灯り、解説の人が来たりと配信が始まる様子。急いで客席に戻るともうすでにもけさんが配信台下の椅子辺りにいらっしゃっていたので最前列にそっと陣取って準備されているのを眺めていました。

背中を向けているので対戦中の顔はむしろ配信でしか見られない

客席はこの時点で7割程度の埋まり具合、特に1列目はほとんど空きがなく、日本人は当然試合に出るか野試合しているので周りは現地の方ばかり。

そんな中、試合には出るけどほぼ見る専の日本人としては唯一の私、めちゃくちゃ肩身が狭い…。しかももけさんの対戦相手はシンガポールの方で、応援団が近くにいてすっごい盛り上がっちゃっててもけさんを応援する人誰もいないものだから、ここで私が応援しないでどうするんだ…って反骨精神が芽生えてしまってもけさんの攻撃が通ったりラウンド取るたびに拍手したりしてました。なんなら声も出てたかもしれない。そんな私の気持ちとは全く関係なくもけさんがストレートで試合を決めてこの日最初のTOP64入りを決めてらっしゃいました。強い。

ほっとしつつstart.ggを確認したところ、pool1から8のウイナーズ側はほぼ終わっており、ルーザーズもファイナル手前まで進んでいるところがちらほら。とはいえ配信台はまだ1試合目で、周りを見回したらナリ君さんとかMenaRDとかeva:eのHikaruくんとかなんならあの!梅原さんまでいらっしゃって(半袖半ズボンで寒そうにされてた)周辺がめちゃくちゃ豪華なことに…。私にとってはみんなステージの上とか画面の中の人なので、なんだか急にいたたまれなくなってしまってそそくさと席を立ち、対戦台の方はどうなってるかな、と振り返ったところでカワノさんを発見。そういえば12時からのプールでは?と思い出し時計を確認したら(以下時間は現地時間)12時少し前。シードだからもうちょい後かな、と考えて対戦台の方に向かい、お見かけしたかべ選手にお写真撮らせていただいたり野試合見たりしていたらステージでわー!と歓声があがり、慌ててそっちを見たらナリ君さんがシャオハイに勝って座ってた椅子を吹っ飛ばしているところだった…w

ナリ君さんの後ろでスタッフさんが椅子直してる

ここでナリ君さんTGSで見たぞ!!と思い出しiPhoneのメモに入れておいた観たい選手リストのPool2にナリ君さんを追記したのでした。

そんなこんなでカワノさんの試合がはじまりそうな予感を察知しPool11の机に移動。試合中のカワノさんの格好いいところを撮るぞ!と思って対面に陣取るも、そういえばEVO Japanでよくお見かけしていたGood 8 squad(グッパチ)さんのメディア担当の方、今日はいらっしゃらないな…って気付いてしまったんですよね…。

8月にあったカプコンカップにも現地配信あったりしたのでベガスに来るならガポにもくるやろ、と勝手に思っていたのに見当たらない。そして試合は配信台ではない。ということは現地以外の人はカワノさんの予選見られないのでは??となって慌ててモニタが見える位置に移動し、せめて録画だけでもしておこうと思いつつ、友達からの連絡に気付いて旧Twitterを開いたらポストのところにカメラマークあるやん?もしかしてこれで配信できたりする?と思い適当に触ってたらライブ、という文字が出てきてライブ配信出来たー!

暗いのもあって画質は良くなかったけれどなんとなく勝敗がわかる程度にはお届け出来ていたみたいだし、今見たら(11月5日)700回くらい見られていたみたいで気にしていた方に届いていたらいいなぁーという気持ちです。あと単純に自分が試合を見たいという誘惑に負けてしまっていて、次は試合中のお姿も撮るんだぞ、という決意を強くしました。

この辺りでシンガポール在住の日本人でなんと同じpoolだったマグベスさんと合流、ご挨拶してがんばりましょーと話したりしながらお昼に誘っていただいたのですが、お腹が空いてなかったのと見たい試合が多すぎて会場を離れがたく、おいしいもの食べてきてくださいとお見送り。来年はよろしくお願いします!!

10.浮かれる稚魚、やらかす

カワノさんの試合が勝利で終わったのを見届けて、再び対戦台の間をふらふらしたり客席で配信台の試合を見たり写真撮ったりしていたら、いつの間にかぷげらさんが会場にいらしていたのに気づきました。ぷげらさんのpoolが20なので自分と同じ14時からなのは把握していたのですがこの段階で13時を少し過ぎたところ。CPTのルールではプールが始まる45分前には会場に来てトーナメントの管理者に報告してくださいってあったのでそれかな?と思いつつ、私もそろそろ報告しにいかないとな、と思ってスタッフのいる机に近寄り来てますよ、って話をしたら、大丈夫そ?みたいな顔をされて、試合始まる直前くらいにプールの机にいてくれたらいいよ、って言われました。どうやらこれはプールが始まる45分前にはエントリーしてバッチを受け取っておいてねって意味だったみたいで…英語が不自由で申し訳ない…。

となるとあと1時間くらいは時間があるな、と思いつつも、初の大会、しかも海外、なにかを聞き逃したり見逃したりしたら取り返しがつかなくなりそうでもうプールの机にいることにしました。

一応またトレモでもするか…とコントローラーを取り出している辺りで、右手側から見慣れた金髪の方が近づいてくるのに気がつき、不安と緊張状態でふわふわになっていた私、うっかり声を掛けてしまったんですよね…。

はじめはきちんとご挨拶して、その後会場内でぷげらさんの写真撮らせていただこうと思っているんですが大丈夫ですか?って確認を取ったら好きに撮っていただいて好きに(SNSに)アップして頂いて、とお答え頂いたところまではちゃんと覚えてるんですが、隣のpoolで残念だ、とか最初の相手がなに使ってるかわからないとか自分の話ばっかりしてしまって、それでも優しく大丈夫ですよ、と励ましてくださったのに。

つい、いつもの感じで、もし時間があったら(ジュリちゃんのことで)お聞きしたいことがあって、的なことをお願いしてしまい、トーナメント中はちょっと、と本当にやんわりとした口調で丁重にお断り頂いたので目が覚めました。本当にすみません。

それはそう、この大会はカプコンカップに繋がる数少ない大会で、みんな本気で優勝を目指しているのだから、試合前にEVO Japanのノリで声を掛けてはいけなかった…。特にこんな稚魚のプレイについてリソースを割く余裕なんてあるはずもない。サッカーの試合でも試合前に声かけていいタイプと絶対ダメなタイプはいるし、声かけて良くても内容には気をつけるべきでまだまだそこの見極めが甘かった。

ぷげらさんが私の発言に対してどう思われたかは推測しか出来ないんですけれども、私が試合を前にした選手にあんなことを言わせてはいけない、という反省です。本当はここの部分書くかどうか迷ったんですけれど、いいことばっかり書くのはフェアじゃないし、これから他の大会に行くこともあるから自戒を込めて。ごめんなさい!!次は気をつけます。と書きながら思い出してても落ち込んでしまう…。うう…。

11.人生初、プレイヤーとしての国際試合

その後何かを話したかどうかも覚えてないまま、ぼんやりとトレモをしてまた音が出なくなったのをスタッフさんに直してもらったりマグベスさんとそのお友達とお話したりしているうちに14時になり点呼の時間に。プール進行担当の方が3人いらっしゃって、スマホを見ながら選手を呼んでいく中、私は「meg」という名前でエントリーしてたんですが何故か「メ!」って呼ばれだしてえ??ってなってた。ちゃんとmeg!って言ってるのにスタッフ全員「メ!」って呼び出して、訂正するのもアレだしもう「メ」って呼んでくれてええでってなりました。シンガポールはg発音しないとかあるんかな…。

相手がいる人同士を席に座らせ、周りでさくさくと試合が始まっていくのに緊張が最高潮になっていたんですが、なかなか呼ばれない私。もしかしてお相手がDQか…?と期待を持って待つこと5分。スタッフの人が近づいてきて、相手こないから次の試合までもう少し待ってて的なことを言われてDQだー!ってなりましたwこれで私はフェン様と戦える…って決まったら楽しみしかなくて、わくわくして左を見たらもういらした。フェン様思っていたよりも小柄でいらっしゃる…!

座ったままでは失礼だと思いものすごい勢いで立ち上がって「対戦するmegですよろしくお願いします!」とご挨拶したところ、穏やかな感じでよろしくお願いしますと返してくださってCAGのファン感いきます。その後、自分はまだゴールド2で対戦のお時間いただいてしまうだけになってしまって申し訳ない、とお詫び申し上げたところちょっとびっくりした感じてはあったのですが「まさか日本の方だと思っていなかったので嬉しいです」と言ってくださったあと「いい試合をしましょう」とまで声を掛けてくださって、今これ書きながら思い出しても泣きそうです。めちゃくちゃいい人だ…。

そして始まるフェンりっち選手JP vs megジュリの一戦、脳内のアールさんに励まされつつ多分3分くらいで終わりました。とはいえパーフェクト負けは一度も無く、1試合目は一瞬体力リードも出来たし、攻撃もちゃんと当てられたしコンボも最後まで行けて相当上手く出来たのでは…?

でもこれで脳のリソースを使い果たしてしまい、2試合目は弱コンボしか当てられないままラブーシュカというファンサをいただいて終☆了!

2-0でストレート負け

フェン様お強かったしとても楽しかったししっかり悔しい試合でした。対戦ありがとうございました…!!終わった後も「いや…いい試合でした」と仰っていただけて感無量です。ミーハーっぽく最後にツーショットを撮らせていただいて、この先も頑張ってください、とお伝えし終了しました。

その後余韻に浸る間もなくルーザーズの試合が始まって、シンガポールのラシード使い、RazorFroさんとの対戦。正直JPよりラシードの方がわからなくて、P負けこそなかったものの殆ど手が出ませんでした。しかしとても紳士的な方で、試合前はグーを差し出してくれてすごい選手っぽいことさせてくれたし、終わった後すぐGood game!って言ってくれた後、私が着ていたブルーハムハムちゃんのパーカーを見て「音楽好きなの?」って英語で聞いてくれて好きだしこのハムスター達も好きだよって答えたらいいデザインだね!って褒めてくれたーいい人ーー!!

私もGood luck!って言って送り出したけど次の試合の相手がチーム所属の人っぽくて終わってしまった…。ちなみにこのプール、フェン様以外にHumanbombもいて意外とすごいところに放り込まれてたな、という印象でした。

そして日本に帰ってめちゃくちゃラシード戦やった。次はもうちょっとやってやるんだから!!

12.カメラと共に過ごす1日目の終わり

これでもう自分の試合は終わったのでコントローラーをカバンにしまいつつ、まだ試合の続いていたマグベスさんが惜しくも敗退するところを見届けて、身支度を整えた後対戦台の間をふらふらと。とはいえ配信台以外は本当にスムーズに進んでいて、もうみんなが練習用の対戦台以外でも野試合やってる状態でした。

いつの間にか会場に来ていたガチくんvsCABAの試合を見たりカワノさんがどぐらさんに鍛えてもらっているのを見たりしながら、Team iXAの稲葉さんとぷげらさんが野試合やっているのをお見かけして、申し訳ないって気持ちで遠距離から眺めつつ望遠レンズで撮らせて頂いたら軽く目が釣っていて、ぷげらさんが気合い入っている時ちょっとツリ目になるの大好きな私としては歓喜しつつも本気なんだな、と実感して改めて先ほどの非礼を心の中でお詫びしつつ、出来るだけ視界に入らないように動き回りました。

ツリ目のぷげらさん(当社比)

その後、いつの間にか配信台でふ〜どさんに負けてルーザーズに行っていたカワノさんの試合をライブしつつ、12時スタートのプールなのに16時を前にしてようやく配信台で試合がはじまっていたナウマンさんやコサクさんの試合を観戦。

自分の試合があったプールと同じ時間帯に見たい選手がいっぱいいらして、もちろんその殆どがSFリーガーでしたから配信台の試合があったものの、JP使いのりゅうせいさんに二度しばかれて敗退が決まってしまったどぐらさんはもう見られなくて残念でした…。

そして配信台の試合よりガチくんの配信外の試合をライブしたりその日の試合が終わった選手の写真を撮らせて頂いたり、として結構見逃していたんですよね…体があと3つくらい欲しかった…。

そしてこまめにチェックしていたpool20のトーナメント表で、ぷげらさんがここまで1試合もしないままウイナーズファイナルに進み配信台に呼ばれていることに気付き客席の方へ。出番を待つ選手たちが溜まっている椅子のところにいらっしゃるのを遠巻きに見ていたら、前の試合と入れ替わりで配信台に登ったものの、ここでステージの大きなスクリーンに次の試合まで8分というカウントダウンが始まっていて、相手のZAFERINO選手は寒いからかどっか行ってしまった…。ぷげらさんもどっか行くのかな?と思っていたらずっと配信台にいらっしゃいました。

これはこっそり撮るチャンス!と思って配信台とは反対側に行きカメラを覗いたら、ちょうどGamescomの会場に設置されていたフードコートの照明が入ってめちゃくちゃいい構図でした。ここだけで100枚くらいシャッター切ってた(私のカメラは1秒間で10枚撮影できるので時間にしたら10秒ですぅ)。

なんだか夢みたいだなって思いながら撮ってました

そしてカウントダウンが終わり試合が始まる頃、はちゃめちゃに緊張してしまい席に座って落ち着いて見る精神的余裕がなく、配信台に登り降りするための階段の斜め後ろくらいから立ったまま観戦してました。

ステージに広がる画面に大写しになった推しの姿、そして使用キャラに表示されている文字はLily。しかし私の視界から見える選手二人の前にあるモニタに映るのはZAFERINO選手のダルシムとぷげら選手のジュリ…!!!

ぷげら先生の使うジュリ見て自分も絶対ジュリ使うと決めた勢な私、最近の先生の配信ではリリーメインだったため久しぶりに見るジュリちゃんに大感激して写真撮るとかすっかり忘れてめっちゃ試合見てました。ZAFERINO選手はアメリカの方なので客席はどっちが勝ってもまあええか、みたいな雰囲気だったのに一人で全力応援。声出しても届くことはないし私が応援しても結果は変わらないんだけどガチくんは試合前だからずっと野試合してるしカワノさんは見当たらないし、で会場内の誰より味方でいたかった…!誰もあの時の私を見ないでいてほしい。

1試合目の2RでP負けした時はちょっとドキドキしたんですけれども、最後冷静にSA3叩き込んだところで超拍手。やーーー格好良かった!!最後1cmくらい残っていた体力をしゃがみ中キックからのキャンセルラッシュ→しゃがみ大K(多分)で刈り取って決着!両選手ともヘッドフォンを外し握手で対戦を終えたのを見たので階段降りてこられるところを写真に納めさせていただこう、と望遠レンズで撮ってたらレンズ越しに目があってしまい、勝利後とはいえまだ翌日も試合が続くというのに気づかれてしまった…。

申し訳ない!と思ってカメラ下ろしたんですけど、推し、むしろ両手を胸の前でガッツポーズっぽく握りしめた後「かーちまーしたー!」ってご機嫌で言いながら近づいてきてくださって…。後ろにガチくんでもいるのかと思って振り返ったけれど誰もおらず…なんでここの映像私の頭の中にしかないんですかね…?

さっきまでの申し訳なさも勿論ありましたが、全力でおめでとうございます!って拍手しながらお迎えした後ちょっとだけお話をさせて頂いて、そういえばhi-ho様が新しくユニフォームに入って最初の試合だな、と思いスマホで写真撮らせて頂いて、明日も頑張ってくださいとお伝えしてお見送りしたのですが、ぷげらさんは野試合しつつガチくんの試合の終わりを待っていたのでした。

その後始まったガチくんの二試合目、vsひぐちさんの試合をライブしたんですが、ガチくんのお知り合いの方が録画されてたっぽく、ガチくんのyoutubeに高画質なものがアップされていたのでぜひそちらをご覧ください !

私もスマホの画面越しに見ていたのですが、対空のミスがあったりしたんですけれども、ものすごく冷静にプレイされてるな、って思ったんですよね…。私の中でひぐちさんのガイルって本当に強い印象しかなくて、弾で近寄らせず跳んできたらサマーソルトで落として、ラッシュで駆けていっても読み勝ってしまうから、自分レベルではどう近づいていいのかも全くわからないんですけれども、ガチくんの戦い方はひぐちさんのガイルの行動ひとつひとつにちゃんと答えを持っていて、対処出来る行動をちゃんと待てていたのが落ち着いていてすごいな、って思ったんですよ(個人の感想です)。フラグになっちゃうと嫌なので旧Twitterに投稿はしなかったんですけれども、夜に旦那に電話でなんかガチくん優勝しそうな気がする、とは話してました。今思えばポストしとけばよかったな…w

この段階で17時少し前。ひぐちさんに勝利したことでガチくんは次配信台。ですがステージではLeshar vs DCQ戦(pool22のウイナーズファイナル)をやっていて、ガチくんまでは6試合。普通にカジュアルとかランクマだと一瞬で終わるけれど選手の入れ替え→アケコンのセット→人によっては入力遅延の軽減を確認(主にガチくんがやってました)→ボタンの割り振りセット→操作確認→配信状況確認、でやっと試合が始まって、配信も休憩に入ったりなんだり、とあって多分一時間くらいかかるだろうなぁ、という読み。朝ごはん食べてからそろそろ10時間が経とうとしており、会場の寒さも相まって糖分足りなくて震えてきたので日本から持ってきたクルミっ子を食べました。1つで130kcalも摂れるのすごい。人気があってなかなか買えないのが難点なのだけれどたまたま買えたのを持ってきてよかった。このタイミングで会場を離れることなど出来ない…!!

そのまま配信台の試合を見たり対戦台の方に行ったりして暖を取りながらSFリーグで良く見る方々の野試合を拝見したり、Day1の試合が終わった方々のお写真を撮らせて頂いたりSNSに載せていいかの許可を頂いたり、ビジネスデイだけどCPT参加者は普通に入れたGamescomの会場を見て回ったりしていたらあっという間に時間が過ぎて、ガチくんが配信台待ちの椅子に座ったのを見て私も客席に。

その20分後くらいにようやくガチくんが配信台に呼ばれ、相手は中国のガイル使いzhifuさん。会場は日本人以外を応援するぜ!みたいな流れだったし最前列は寒さがやばいのでぷげらさんの試合を見ていた時と同じ場所に移動して一人で全力応援してました。結構他の選手がいらっしゃった気がするのですが気にするまい…。攻撃が通るたび、イウサールが発動するたび拍手したしラウンド取るたびガッツポーズする日本人はこちらでした。

そして試合はガチくんの勝利!ひぐちさんのガイルを倒しているのだから相手の選手も運が悪い、と思っていたんですけれど、1試合目は1R取られていてやはりウィナーズファイナルともなれば簡単な相手はいないんだな、と実感しつつも危なげない試合でした。というかガチくんの安定感がやばい。どんな感じで攻めてきても全ていなしてみせるという気概が見える。

ラシードの勝利シーンの途中で立ち上がるガチくん格好良かった

これがSFLに間に合っていたら…なんてことをちょっとだけ考えながら、望遠レンズで降りてくるところ撮ってたらピントが全く合わなくて、明日からはスマホで動画録ろう…と決意しました。すみません室内撮影が下手すぎて…。

Redbull様のバックパックを背負い直しながらステージから離れようとしているガチくんにおめでとうございます!って声をかけたら「ええっ?!」ってめちゃくちゃびっくりされて、思わず「シンガポールまで来ちゃってすみません…」謝っちゃった…むしろびっくりさせてしまって申し訳ない…。試合についてとかをちょこっとお話しした後、hi-ho様のロゴが入ったユニフォーム姿を撮らせて頂いて、今日の推したちの試合はおしまい!!お疲れ様でしたと見送って、私も一回ホテル帰ってカメラ置いてからごはん食べようかな、と思ったのですが

  • ACQUAさんvsえいたさん

  • Xian vs IBUSHIGIN翔さん

  • 忍ism gaming藤村さん vs BRZ Hamood

  • CAG GO1さん vs Schenkhan

  • hsien vs DFM竹内ジョンさん

と見たい試合が目白押し過ぎて帰りたくない…。配信でもちろん見られるんですけど、試合に挑む時と勝敗が決した時の表情は当然の如く配信台にいる間しか映らなくて、階段を降りて来る時の横顔に浮かんだ感情を垣間見られるのが現地の一番の特権なのに、それを自分から放棄しちゃうのは勿体ないよなぁ、という貧乏根性が働いてしまい、もう少しだけ頑張ることに。

ACQUAさんがえいたさんとの試合で破れて苦しそうな表情で配信台から降りてきたり、翔さんがシンガポール勢で会場中の応援を受けるXianをジャストパリィと冷静な読みで下したところまでは見て、次の試合は藤村さんだったのですが、ここでインターバル8分の表示。

会場から人はどんどんいなくなるし、使っていない対戦台のPCとモニターは電源を落とされていくし、で寒さが本格的に身と胃に染みてきてしまい、挙句の果てには仕事が終わったタマザラシからごはんは食べたのか、と心配LINEが届いてしまって、嘘をつくのは忍びないためここでギブアップ。藤村さんとGO1さんと竹内さんが明日も見られることを祈りながらホテルへ戻りました。大体この時点で19時ちょっと過ぎだった気がします。

13.昼夜ごはん、最後にデザート

昨日は平日の木曜だったため20時半にはラストオーダーを迎えているお店が大半だったのですが、金曜は商業施設を行き来する人も多く、22時までやっているお店も増えていたので一旦お風呂で体を温めて、外出用のワンピースに着替えてから再びサンテックへ。この日はラクサかバクテーを食べようと思って昨日のフードコートに向かおうとしたのですが、その手前でソンファバクテーというバクテー(豚のスペアリブを煮てスープと一緒に食べる)のお店を見つけて、ちょっとだけ列が出来ていたけれど回転早そうだったので店頭へ。並んでいる間にスマホでQRコード読み込んで注文しておき、席に着くとほぼ同時に出てくるスタイルなの助かりました。

とはいえ予備知識無く来てしまってなにを頼んだらいいのか、サイズ感はどうなのかを把握しないままバクテーと、バクテーには揚げパン(油条)を合わせなさいと聞かされていたのでそれぞれ小サイズをお願いしたところ、空腹に対してちょっと足らないのでは?という量しかこなくてですね…。追加の注文をしようか悩んだのですが、バクテーの浸かったスープが減ってくるとおばさまがわんこそばのように注いでくれるし、揚げパンが無限にそのスープを吸って膨らむのであっという間に満腹になりました。美味しかったー!!!

胡椒が効いててごはんにも合いそう

机にはいろんな調味料もあって、相席していたカップルがダークソイソースにすっごい辛いチリソースみたいなのを混ぜてバクテーにつけていたのを見て真似したらそれもめちゃくちゃ美味しかった。一瞬日本に来てたのに撤退してしまったのが本当に残念…。カードの明細見たら12.83S$で、日本円で1428円でした。夕飯だと思えば安い。(ちなみに前日の豚肉がのったご飯は6S$で640円!!やっすい!)

まっすぐホテルに帰るぞー!と思っていたのですが、疲れていたからか無性に甘いものが食べたくて帰りにスタバでハロウィン限定のフラペチーノも飲んでしまった。

シンガポールの飲み物大抵お砂糖がどっさり入っているのですがMidnight Mocha Frappuccinoはless sweetの表記があったので頼んだ所ほんとに甘くなかった。日本のハロウィン限定と違って中にパンプキンプリンが入っていたりはせず、ダークモカチップフラペチーノに生クリーム多めに混ぜて上にホワイトチョコレートで出来た頭蓋骨が乗ってる、みたいな感じでした。美味しかった!!

帰りがけに見つけたポケモンカードの自販機
ガチくんにお伝えしなければ!と思っていて忘れていたけど
動画見てたら見つけていた(そして買ってなかった)

糖分取ったので眠たくなるかなーと思ったのですが、いろんなことがありすぎたせいでメンタルが興奮状態にあったらしく全然寝付けなかったのでスマホで撮らせて頂いた写真をXにポストした後一眼で撮った写真をiPadに転送してお風呂で水死体のように浮かびながら選別し、いい感じだったりゅうせいさんとぷげさんの写真をアップし、温かいお茶にコーヒーマシンについてたミルク入れて飲みながら1時半くらいに就寝しました。

いやーーー長い!こんな長い文章を読んでくださってありがとうございます!多分この日が一番長いので!最終日が一番長かったですごめんなさい。

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