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私のこれまでのキャリア②

キャリアコーチの佐々木恵です。
昨日の、私のこれまでのキャリア①に続き、これまでの経歴と、なぜ私がキャリアコーチとなったのかの背景について、書きます。

29歳で第一子出産、7ヶ月間の多動すぎる育休期間を経て、3社目のリクルートコミュニケーションズに入社。(転職活動色々したけど、結果リクルートグループに出戻ったw)ここでフルタイム会社員と子育ての両立って、こんなに大変なのか!と実感しました。
実は転職活動時に私の中で最優先していた事項が、子育てしながら働きやすい環境と条件。平日ワンオペで時間の制約がある私でも、成果さえきちんと出していれば評価される。リモートワークやフレックスが当たり前に浸透していて、もちろん副業もOKで‥などなど、条件面に魅力を感じて入り、その点については入社後ギャップもなく満足していたのですが、それでも、私にとっては日々たくさんの苦労がありました。
家から電車+徒歩で40分かかる場所に保育園があったのですが、お腹が空いて泣きわめく息子を抱きかかえ、PCを抱え、ヒールで疲れて半泣きになりながら帰る日もありました。0歳の時は突然の熱で保育園から呼び出されることも多く、病院の待合室で息子をあやしながら膝にPCをのせて鬼の形相で仕事したりしてた時もありました。

世の中の会社員ママ達は、きっとそれぞれにもっと色んな苦労や葛藤を抱きながら働いているんだろうなぁ、と思います。

でも会社員を辞めたのは、そこが理由ではありません。

改めて大きな組織に入ってみて、何よりも私が衝撃だったのは、部署やプロジェクトや上司を自分で選べないんだということ。転職したばかりで社内で何の実績もないんだから当たり前なのかもしれませんが、私には全然納得がいかなかった。
(もちろん、この時期一緒にお仕事させていただいた皆さん本当に良い方々だったし、私が経験浅いことや、小さな子供がいることなど考慮したうえでの配属だったので、会社のことを悪く言うつもりは全くないのですが、そもそも選択権が私の方にはないんだ、ということとや、皆がそれを当たり前に受け入れて働いている環境が、私にはすっごく疑問だったのです。)

前職の時から、社外の同じ想いや問題意識を持った方々と一緒にプロジェクトを立ち上げたり、興味のあるプロジェクトを見つけると自ら進んで関わらせてもらったりしていて、育休中もそのような活動を積極的に行なっていたので、気付けば、私の中ではそちらの方が自然な働き方になっていったのかもしれません。

そのような背景から、私は大きな組織の中で与えられた役割を全うするよりも、たとえ影響範囲がどんなに小さくとも、自ら選択できるor なければつくることができる環境で、同じ想いを持った方々と、自分が心からワクワクすることをやっていきたい。もっと言うと、そういう環境でないと自分が納得感を持って動くことができないので、先程書いたような子育てと仕事の葛藤の中で、迷いなく働き続けることができなかったんですね。

結局3社目の会社にいたのは1年間で、回り道をしたようにも取れるかもしれませんが、私にとってはこの1年間、自分と向き合って散々悩みに悩み抜いたからこそ、自分の本当に大切にしたいことが明確になったので、一つも無駄なことはなかったと思っています。

そして2018年7月にフリーランスとして独立しました。

また長くなってしまったので、ここまでにします。
次回は、独立してからキャリアコーチで生きていくと決めた経緯ついて書こうと思います。

みなさま良い週末をお過ごしください!

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