講師紹介~遠藤芽依 (医師)~
1月26日(金)開催「医師」ワークショップ講師のおひとり、遠藤芽依様をご紹介します。
遠藤芽依さんってどんな人?
お名前:遠藤芽依
職業:医師(家庭医)
出身:栃木県宇都宮市
お住まい:郡山市
学歴:宇都宮女子高校卒業
福島県立医科大学卒業
どんなことをしているの?
福島県立医科大学地域・家庭医療学講座で助手として勤務しています。
これまでは病院や診療所で勤務していました。5年前からは、大学の先生の立場で大学生に授業をしたり、「家庭医」になりたい医師の教育を行ったりする役割も担っています。
地域の方々との活動の輪も少しずつ広げていきたいと思い、自分の家の1階をコミュニティスペースとして開放しています。地域の人がつながりを持って、その人らしく暮らせるような町が憧れです
なぜ今の職業に?
困っている人の役に立ちたいという思いは昔から持っていました。小学生の頃に中村哲さんの本を読んだことが「医師」という職業を目指した最初のきっかけだったと思います。
大学に入ってから「家庭医」という、地域の人の近くに住んで寄り添いながら医療をする存在を知り、自分も家庭医になりたいと思うようになりました。
どんな生徒・学生だった?
中学校まではバスケットボールに打ち込んでいました。高校に進学して、部活は色々と悩みましたが結局入部せず、医学部を目指してとにかく勉強時間を確保する生活を送りました。今振り返ってみると非常に視野が狭かったなと思います。
大学生になってからは、部活動やサークル活動、友人たちとの関わりの機会を多く得ました。空手部や管弦楽団に入部しつつ、プライマリ・ケアを学ぼう会やFukushima-Willという災害医療系サークル、赤十字奉仕団の車いすバスケットなどのサークルにも所属していました。
大学時代で特に思い出に残っていることは、大学6年生の時に娘を出産して、出産の3か月後に国家試験を受けたことです。勉強会グループや学年の団結力により、クラス全員が国家試験に無事合格できたのは奇跡的だったと思います。
なぜその進路を選んだの?
医師を目指していたので医大や総合大学の医学部を進学先に考えていました。
センター試験(現大学入学共通テスト)や二次試験の兼ね合いを考えて、福島県立医科大学を選びました。
福島に来てみて感じたのは、福島県の方々はお人柄が良く優しいことです。スーパーで買い物をしていても、地元の方が話しかけてくださるのが印象的でした。
高校生へのメッセージ
高校生の今、進路や職業の選択肢がたくさんあると思います。視野を広く持って、色々な方から話を聴いて将来について考えると良いのではないかと思います!
実際に話を聞きに行ってみるなど自発的に行動したり、やってみたいと思うものがあれば可能な範囲でまず挑戦したりしてみると、意外なことが将来につながるのかも、と思います。
皆さんがやりがいを持って人生を歩んでいけるよう、応援しています!
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