講師紹介~細川梢(保育士)~
11月10日(金)開催「保育士」ワークショップ講師のおひとり、細川梢様をご紹介します。
細川梢さんってどんな人?
お名前:細川梢
職業:福島学院大学教員(福祉学部こども学科)
出身:宮城県
お住まい:福島市
学歴:宮城学院女子大学学芸学部発達臨床学科卒業 学士(発達臨床学)
東北福祉大学大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程修了 修士(社会福祉学)
どんなことをしているの?
大学等での保育士養成に関する授業を行っています。
例えば、「子ども家庭福祉」の授業で子どもとそれを取り巻く家族や環境、制度の現状を教えたり、「社会的養護」の授業で虐待等で環境に恵まれない子どもたちの実情と保育士としての知識や支援方法を教えたりしています。
授業以外では、子どもの発達に合わせた関わり方・支援の仕方ですとか、虐待予防といった観点から施設職員のスーパービジョン、保育者らへのキャリアアップ研修、子育てしている母親らへの子育て講座などを行っています。
これまでの主な取り組み
宮城学院女子大学卒業後、保育士として児童心理治療施設内原深敬寮で働きました。
その後、東北福祉大学大学院を修了して、郡山健康科学専門学校で教員をしながら附属保育所の所長も務めました。
現在は福島学院大学で教員をしています。
なぜ今の職業に?
子どもを支援する保育者らの大変さ、困り感を自分自身でも経験したことから、保育現場で働く保育者らの手助けをしたいと思い現在の職を選びました。
どんな大学生だった?
資格を取るために、4年間の授業は盛りだくさんでしたが、それでもとにかくアルバイトとボランティアを掛け持ちして走り回っていました。大学入学後すぐに、保育所以外の児童福祉施設も保育士が働いている場所であることを知り、すぐに児童養護施設の学習支援ボランティアサークルに入りました。乳児院や児童養護施設など、あらゆる施設で学習支援や生活支援に関わらせてもらい、忙しくても非常に充実していた学生生活で、その経験は今でも活かされています。
なぜ「児童福祉施設への就職」という進路を選んだの?
小学生の頃からユニセフや青年海外協力隊に関心がありました。資格取得のため児童自立支援施設で実習をした際、社会的養育を必要とする子どもたちの中でも、貧困、虐待、非行に至ってしまった子どもたちの生活支援に携わり日本の現実を知りました。そこでこの仕事への魅力を感じ、児童心理治療施設へ就職を決めました。
高校生へのメッセージ
保育士は、子どもと保護者の生活の幸せをお手伝いする仕事ですが、少子化で子どもと関わる職業はより重要な仕事になってきています。責任のある仕事だからこそ苦労もありますが、その先にやりがいや喜びを感じられる保育士という仕事は自分も豊かにさせてくれる素敵な職業です。