卒業生インタビュー:キャリアカウンセリングを学びにきたけど、カウンセリングじゃない道が見つかった
キャリアサポーター・アカデミーは20代から60代まで幅広い方々にご受講いただいていますが、その中で過去最年少、21歳で受講された平田千恵さん。高校卒業後、浪人生活を経てアルバイトをしている日々に焦りを感じていた時、講座と出合ったそうです。
キャリアカウンセリングを学びたくて受講したけれど、その中で1対1のカウンセリングではない「平田さんがやりたいキャリア支援の形」が見えてきた——そんなお話を伺いました。
▼平田さんが受講したキャリアサポーター・アカデミーは、「キャリア支援を仕事にしたい方をミートキャリアが全力応援する、実践重視のオンライン講座」です。
受講前に個別相談を利用してから、人生が動き出した
私は高校卒業後、大学合格に向けて浪人生活を送っていたのですが、勉強することがすごく苦しくなってしまって、二浪の末に進学を諦める…という経験をしました。
仕事を探して、若者ハローワークなどを利用するうちに、「キャリア支援を提供する側の仕事」に興味を持ったんです。こんな経験をした私だから、役に立てることがあったらいいなあって。それでキャリアコンサルタントの養成講座に通って、20歳の時に資格を取得しました。
その後、「合格したはいいけど、どうやって仕事に繋げていこう?」と調べ始め、人材業界への就職を検討してみたのですが、なんだかしっくりこなくて。養成講座で学んだことと、人材業界のキャリアアドバイザーの仕事は、似て非なるものだとわかりました。じゃあこの先どうしようと焦っている時に、Twitterでミートキャリアのことを知りました。「求人紹介しない」「仕事だけじゃないキャリア相談」というところに目がいきました。本当に相談者さんに100%寄り添うっていうあったかい雰囲気がいいなあと思いました。
キャリア支援の仕事をするためにはどうしたらいいかの相談ができると聞いて、最初は気軽な気持ちで、キャリアサポーター・アカデミーの個別相談を利用させていただきました。
はい。自分のキャリアについてもっと相談したいなと思って、キャリアサポーター・アカデミーへの受講ではなく、ユーザーとしてミートキャリアのキャリアカウンセリングを利用させていただくことにしました。
カウンセリングを受けて、すごく前向きな気持ちになれました。通学も仕事もしていなかった浪人時代というブランク期間を過ごしたことを、私はマイナスにしか思えていなかったのですが、キャリアサポーターの方が「全然そんなことないと思う」って言ってくださって。元気づけるためとかじゃなく本心で俯瞰的にそうおっしゃっていることもよくわかって、ふっと心が軽くなりました。
そこから、「自分はこの先どんな風になりたいのかな」と未来を考えるエネルギーが湧いてきました。
思い浮かんだのは、何かと人生相談に乗ってもらっていた、個人で仕事をしている方のことでした。その方の自立した姿、自分でやりたいように仕事をやっている姿に憧れている自分に気づいて、いずれは自分もそうなりたいな、どうしたら近づけるかなと思った時に、改めて「キャリアサポーター・アカデミーのカリキュラム、いいなあ」と思いました。「個人で仕事を得る力」と「キャリアカウンセリングのスキル」の両方を学べるのはまさに私にピッタリだなと感じて、受講を決めました。
あと、個人で仕事をすることに憧れがあるとはいえ直近の仕事を得るために就職活動を始めたんですが、開講を待っている間に求人広告会社への就職がトントン拍子で決まって。
個別相談を利用するという小さな行動をきっかけに、自分の人生が大きく変わっていきそうなのを感じていました!
「ミートキャリアで働きたい」と思って受講していたわけじゃなかった
1回目を終えた時は、どうしようダメダメだ〜!と思いました(笑)。
でも、「良いアドバイスを提供しなきゃって考えず、“一緒に考えていく”姿勢を大事にしたらいい」という講師の方からのフィードバックで意識が変わりました。私は多分かなり肩の力が入ってしまっていたので、「日常の中で友達に『これってこういうこと?』って聞く感覚に近い感じで」、というアドバイスがとても響きました。それから質問すること、提案することが怖くなくなりました。
こんな風に、一人ひとりの課題に合わせてフィードバックをいただけるというのは、なかなかない機会だと思います。
あと、「まだ若い、人生経験の浅い自分が誰かに提供できることなんてあるんだろうか」という不安はずっとあったのですが、講師の方や同期のみなさんとお話をしていくうちに、「全ての領域をカバーしなくてもいいんだ、私ができることを探して磨けばいいんだ」と思えるようになりました。
私は同世代の中だと、周りと比べてしまって落ち込んだりすることも多いんですが、逆に年齢差がある中だと人生経験の違いが当然あるとわかっているので、気が楽…といったら変かもしれませんが、「皆さんの胸を借りさせてもらおう!」という意識でいました。
皆さんとても優しく接してくださいました。それぞれキャリア支援にかける想いや背景があって、お話していく中でどんどん視野が広がりました。「最初の就職につまずき悩んだ」という私の経験が、同じ立場の人にとっては励みになる、それは強みになるよとみんなから言ってもらって、すごく自信をもらいました。
それから、「1対1じゃない形でのキャリア支援もアリなのかも」っていう発見もあって。
それまで、私はキャリア支援といえば、1対1のキャリアカウンセリングの形しか思い浮かんでいませんでした。それもすごくいいものだと思っているんですけど、でも「そうじゃない形もアリ」というのは、私の中で大きな発見で、今後やってみたいことが次々浮かんできたんです。
カリキュラムの最後に用意されている「キャリア支援者のためのキャリア相談」の場では、その妄想をたくさん講師の方に聞いてもらって、一緒に方向性を練ってもらって、とても楽しい時間でした(笑)
ミートキャリアのコアユーザーさんの層と「自分が価値提供できる層」は違うなってこともわかってきていたので、キャリアサポーターを目指す気持ちでは受講していなかったのですが、本当に私の実現したいことに合わせてカリキュラムを使わせてもらって、想像していた以上に自由度の高い講座だと感じました。
模擬カウンセリングも、最後の1回はお悩み内容をオーダーすることができたので、「20歳フリーター」の設定をオーダーさせてもらったのですが、講師の方が私だけのために役作りをしてきてくださって、ありがたかったです!
自分と同じ"就職につまずいた”人のために、やりたいこと
ちょっと恥ずかしいんですが…「一度人生挫折したけど、今はこういう面白いことやっている」とか「ちょっとクレイジーな生き方している」人のドキュメント映像を作りたいんです。実は先日、知人のつてで、ある人に密着取材をさせてもらって一本目の動画を撮ったので、今編集作業をしています。近々何らかの形で公開したいと思っています。
私は進学を諦めた時、相談できる人が幸い何人かいて、いろんな人の生き方、挫折からの乗り越え方を知ることで少しずつ前に進めたけど、そういう情報にアクセスできずにいる人もいると思うから。誰が見てもいいライトなテイストにして、いま一人で家の中にいる人も見られるようなものを作りたいなって。
何事も、やってみる前って見当もつかないけど、何かしら動くことによってその先が見えてくるものだなって思います。一人でどうしようどうしようって思っていると、無理かも…って思考にどんどん陥ってしまう。とにかく誰かの話を聞ける場に身を置くことで、いろんな情報もエネルギーももらえて、前に進める。
キャリアサポーター・アカデミーのような講座の受講でも、まずは自分がキャリアカウンセリングを受けるでも、必ず何かに繋がるから、ぜひチャレンジして欲しいです!
<取材・執筆=上林かずえ>
※キャリアサポーター・アカデミーは、2023年3月開講期をもって終了しました。これまでありがとうございました!
ミートキャリアでは、『強みがわかる 活かし方がわかる キャリアプログラム』を提供しています。強みの言語化、その強みをどのように活かせばよいかを見つけたい方は、ぜひこちらのプログラムをご検討ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?