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【結果発表】仕事と家庭のバランスでもやもやしている方!いま一番聞いてみたいことは?

仕事と家庭(育児)とのバランスでもやもやしている方!いま一番聞いてみたいことは? 先日meetcareer(ミートキャリア)の公式twitterで呼びかけたアンケートに158名の方が回答してくださいました。ご回答、リツイートいただいた皆さま、ありがとうございました!

結果は、なんと、4つの選択肢のうち上位3つがほぼ同率!「転職するか今の会社にいるべきか」(30%)、「自分に合った会社や働き方を見つける方法」(28%)、「自分の強みの見つけ方」(28%)が並びました。仕事と家庭(育児)のバランスにやもやを感じている人たちが転職などの「次の道」を考えつつも、どのように自分に合った会社や働き方を見つければ良いか分からない、そもそも自分のキャリアの強みが分からない、と悩んでいることが伺えました。「全部知りたい」とコメントくださった方もあり、どれも聞いてみたい!と思っていただいたようです。

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キャリアカウンセラーがアドバイス!
当初は一番多かったご意見に、meetcareer(ミートキャリア)のキャリアカウンセラーがアドバイスする予定でしたが、この結果を受けて、3つ全部にアドバイスします!少し長いnoteになります。お時間のない方は、目次から知りたい項目へ飛んでください。もしよかったら、「スキ」をしていただき、後でじっくり読んでくださいね♡

■「転職するか今の会社にいるべきか」→もやもやしているなら、一度活動してみる!

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もやもやが溜まってもう転職したい!と思うけれど、実際に転職なんてできるのか不安。年齢や家の状況を考えると、不満はあっても、今の会社で踏ん張ったほうが良いのか…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。もっとも多かったこのご意見にアドバイスするのは、自身も仕事と育児のもやもやから転職活動をした経験のあるmeetcareer(ミートキャリア)のキャリアカウンセラー、あおむしさんです。

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一人ひとり置かれている状況が違うので、「全員転職すべき」とは言えませんが、「もやもやしているなら、一度転職活動をしてみるべき!」というのが、私の意見です。

転職活動を通じて、○○ちゃんのママでもない、妻でもない、一個人としてのこれまでのキャリア、今後の展望を考えるいい機会になります。ただ、家事・育児・仕事をしながらの転職活動は、とてもとても気力体力を消耗します!何の準備もしないまま活動するのは大変すぎるので、以下の準備はマストです。

① 夫や家族へのサポート依頼
転職活動は、書類を書いたり、じっくり考えを整理して話す準備をする時間が必要です。「○月○日までは転職活動をする」と期限を設けて、家族にもサポート依頼をしておくことをお勧めします。

② 走り出す方向を決める
転職して何を叶えたいか?自分が応募企業に提供できることは何か?など考えることはたくさんあります。一人で悶々とせずに、いろんなキャリア相談サービスを利用して、”どっちの方向に走り出すか”を決めておきましょう。

③ 迷った時・困った時の相談先を探しておく
いざ転職活動をしてみると、迷いが生じる瞬間が必ずあります。また、なかなか選考が通過せず落ち込んでしまうことも。そんな時に頼れるサービスも調べておくのもマストです。メンタルが落ちてしまったときは、会社のカウンセリングサービスを利用するのも手です。(※50名以上の会社はメンタルヘルス対策として外部カウンセリングを導入していることもあり、相談内容は職場へ漏れないようになっています)

ご縁があれば転職するのもよし、今の会社の良さに気づいたら留まるもよし。転職せずに、+αの副業やボランティア活動で自分を満たすという選択肢もあります。大切なのは、「今の職場にいるのは、自分自身の意思である」と納得した上で、日々を過ごすことだと思います。

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■「自分に合った会社や働き方を見つける方法」→子育てフェーズも意識して!

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2つ目はこちら。どうやって自分に合った働き方を見つければいいの? 子育て中だからこそ、考えるべきことってある?―アドバイスするのは、ITや人材紹介会社など4社経験のmeetcareer(ミートキャリア)のキャリアカウンセラー、mioyos さんです。

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私は子どもが産まれてから3回転職しているのですが、会社が決まったその時はベスト!!と思っても、環境や志向性で変わっていくことも…。そこで、私自身の経験も踏まえ、①もやもやを整理する、②ライフスタイルを考える、③仕事を見つける、の3ステップでお伝えできればと思います。

① もやもやを整理する
もやもやを解消できる働き方を見つけるには、まず、自分の志向性を理解することが大事です。自分軸と会社軸の2つから考えることをお勧めします。

◇自分軸
なぜ今転職したいのか?
転職で何を叶えたいのか?
その優先順位は?
転職で解消したいことは?

◇会社軸
自分ができることで探したいのか?
自分がやりたいことで探したいのか?
どんな人がいる会社がベストなのか?
どんな働き方がしたいのか?

② ライフスタイルを考える
私の経験では、子育てフェーズによって自分が望む仕事のスタイルや働き方が変わってきたなと感じています。

子ども2歳:裁量を持って働ける、帰宅後にリモートで仕事が可能
子ども3歳:個人だけでなく法人営業経験が身に付く、かつ、リモート可能
子ども5歳:効率よく働く環境、かつ、子育てフェーズに合わせて柔軟に働ける環境

子どもが赤ちゃんの頃は、「子持ちでももっとバリバリやりたい」「業績貢献できるようになりたい」と思っていました。しかし、子どもが4-5歳に成長し、母親が働いているということを理解するようになったある時、「ママは全然遊んでくれないね」「今日のお迎えは何時なの?」「早お迎えがいい」の主張が強くなり…。子どもの寂しい気持ちに共感できていなかったな、子どものことを追い詰めていたのかもしれないな、と感じるようになりました。極端な話をすると、今の仕事スタイルでいると子どもとの関係性がいつか崩壊する不安さえ感じたのです。

だから、今望むスタイルは「働きつつも、子どもに向き合う時間を作ること」。子育てフェーズに合わせた子どもの状況把握や、気持ちを聞くことができるようにしたいと思っています。私自身は転職に後悔はしていませんが、このような子育てフェーズを意識していればもう少しうまく立ち回れたのではと思っています。これから転職活動をされる方は、今だけでなく、子どもが成長したときのライフスタイルも考えておくと良いと思います。

③ 仕事を見つける
◇社内での働き方を提案してみる
仕事内容に不満がなければ、転職活動をする前に、社内へ提案をしてみるのも手です。私は以前の会社で退職交渉した際、「週〇日勤務やリモート勤務の働き方もあるよ」と提案をしてもらいました。

◇転職サービスに登録してみる
時短正社員求人、業務委託求人、派遣求人…。自分に合う仕事や働き方を見つけるために、まずはいろんな雇用形態の仕事を見た方が良いと思います。リモート可能、週2~3勤務、副業可能といった求人も増えています。

◇プロに相談してみる
第3者視点から意見を聞きたい、一緒に探して欲しいという人は相談して欲しいと思います!転職の前段階として思考を整理してもらうだけでも、ずいぶん変わると思いますよ!!

■「自分の強みの見つけ方」→思い切って「弱み」を書き出しましょう!

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3つ目の聞いてみたいことは「自分の強みの見つけ方」。転職するにしても、現職で頑張るにしても、そもそも自分の強みが分からない!自信がない!という方!アドバイスするのは、人材業界12年目でワーママ転職支援の経験も豊富なmeetcareer(ミートキャリア)のカウンセラー、あやさんです。

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「あなたの強みは?」と聞かれてしっかり答えられる人の方が少ないのではないでしょうか。たいていの方が自分の足りない経験やスキルはいくらでも出てくるのに、強みについては言えないことがほとんどです。でも、これは当たり前。人と比べて「無いもの」「足りないもの」を探してしまうのが人間の習性だと思うのです。

なので、思い切って自分の弱いところ、足りない部分を思いつくままに書き出してみましょう。そして、その一つ一つを強みに言い換えていきます。

例えば、
■転職回数が多い、職歴が細かい
【強みへの言い換え例】
大手、中小、ベンチャーなど様々な会社規模や環境を経験しており、ちょっとやそっとのことでは驚かない。新しい環境に飛び込むことをいとわない。新しいスキルが身に着けられることやチャレンジングな環境にやりがいを感じる。

時短やパートタイム勤務である
【強みへの言い換え例】
前職では時短勤務をしてきたが、フルタイム社員と同じ目標金額を達成していた。突発的な休みの時に周りが困らないようにマニュアルを作成した。フルタイム社員と同じパフォーマンスができるよう、〇〇という工夫をした。時短で働くことで効率的に働くこと、生産性を上げる働き方ができた。

■子育てで就業ブランクがある
【強みへの言い換え例】
就業ブランクはあるが、子育てを通して〇〇というスキルを身に着けた。例えば、年齢やバックグラウンドの様々な母親たちと接することで、どんな人とも隔たりなく話せるようになった。夫と家事や育児の分担を考え日々のタスク管理をした。
※子育てだって大切なキャリアの一つです。子育てを通して身に付いたことを書くのも◎。どれも、仕事上でも必要なスキルです。

■年齢の割にマネジメント経験がない
【強みへの言い換え例】
少人数のチームのリーダー的な役割を担っていた。新卒社員の教育を担当して一人前にした。3名の部署で業務フローを決める役割を担っていた。上司とチームメンバーとの間に入って調整をしていた。
※マネジメントに近しい経験として具体的に示しましょう。

■まとめ

ここまでの3人のキャリアカウンセラーからのアドバイスをまとめます。

◆「転職するか今の会社にいるべきか」
もやもやしているなら、一度活動してみる! ただし、3つの準備を忘れないで!
① 夫や家族へサポートを頼む
② 走り出す方向を決める
③ 迷った時・困った時の相談先を探しておく
どんな選択肢を選んでも、「今の職場にいるのは自分自身の意思」と納得することが大切。
◆「自分に合った会社や働き方を見つける方法」
① もやもやを整理する:自分の志向性を理解!
② ライフスタイルを考える:子育てフェーズも考えて!
③ 仕事を見つける:社内での働き方提案もあり!
「自分の強みの見つけ方」
思い切って「弱み」を書き出してみる!そして、その一つ一つを強みに言い換えていく。
(例)転職回数が多い、職歴が細かい→ 新しいスキルが身に着けられることやチャレンジングな環境にやりがいを感じる。
(例)時短やパートタイム勤務である→ 時短で働くことで効率的に働くこと、生産性を上げる働き方ができた。

いかがでしたでしょうか。
最後にもやもや世代へのアドバイスを、二児のママカウンセラーmeetcareer(ミートキャリア)の大谷さんから―。

■もやもや世代へのアドバイス

「やらなくてもよいこと」の見極めを!
「自分のために使う時間」も作って

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今回のアンケート結果から、仕事と家庭(育児)の両立にもやもやを感じ、自分らしく生きるために働き方を模索している人がこんなにもたくさんいるんだと改めて感じています。

子どもが生まれ、ライフステージが変わることで、これまでの「自分自身」や「妻」に加えて「母親」という役割を背負います。時間の使い方や物事の優先順位が大きく変わり、これまでのような働き方はできないと悩むのは当然のこと。ただ、こうして悩んで立ち止まることは、あなたにとって“人生の転機”でもあるのではないでしょうか。

子どもというかけがえのない命を育てながら次のステージに行くためには、「手放すこと」も時には必要です。この機会に、これまでの人生ややりたいことを棚卸しするだけでなく、「やらなくてもよいこと」を見極めていく時間もぜひ作ってみてください。

また、あわせて「自分のために使う時間」を意識してみるのはいかがでしょうか。人生100年時代、子どもが巣立ってからの方が長い人生で、自分への投資の時間を少しでも持つことはとても重要です。例えば月に1日は夫にお迎え〜寝かしつけまでお願いしてみる、勤務時間を30分短くして自分の時間に使うなど、工夫してみることをお勧めします。「母親だからできない」のではなく、「○○したいからこうしてみよう!」と、時には周りを巻き込んでみてもいいのではないでしょうか。(案外、一歩踏み出してみると“こんなに簡単にできるんだ”と自信にもつながると思います!)

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。親が自分らしく生きる姿を見て子どもも育ちます。もやもやを解消し、自分で自分の人生を切り開いていくために、この記事が少しでも参考になればと嬉しく思います。

ちなみに、アンケートで4位だった「先輩ワーママの事例」についても、近々meetcareer(ミートキャリア)で開催するオンラインイベントの事後レポートの形で9月上旬に掲載予定です!ぜひご覧下さい。

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