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社会的な「市場価値」と自分の働き方や価値は関係ない<イベントレポ前編>#子育て中の働き方を変えたい人、bosyu!

「子どもが小学校に上がる頃には、在宅で仕事したい」「今の職種のまま週3日働けたら理想」―。そんな風に思いながらも、自分に何ができる?何から始めたら良い?と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。働き方を変える方法は、転職だけではありません。とは言っても、フリーランスや副業を始めるのはハードルが高いと感じるもの。

そんな方たちに向けてmeetcareer(ミートキャリア)では3月7日(土)、個人が簡単にしごとを募集できるサービスbosyu (ボシュ―)の代表取締役 石倉 秀明 氏を迎え、オンラインイベント「#子育て中の働き方を変えたい人、bosyu!」を開催しました!

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当日はワーママやワーパパ、これからライフイベントを迎える方たち30名以上の方が参加くださいました。Zoomのチャットを使って随時感想やコメントをいただいたり、個人ワークでは自由に発表をしてもらったりと、参加者の方とコミュニケーションをとりながらの熱気ある会になりました。

▼当日の様子:オンラインで参加者の皆さんとつながりました!(写真左:ミートキャリアきたむら、右:bosyu石倉さん)

石倉さん&喜多村さん

参加者の皆さん

本日のnoteはこのイベントレポをお届けします。
前編ではmeetcareer(ミートキャリア)代表 喜多村「子育て中の働き方を変えたい」と、bosyu代表取締役 石倉 秀明 氏のお話「働き方が多様化する中でのキャリア」をご紹介します!

登壇者プロフィル

石倉さんプロフ

喜多村さんプロフ

川西さんプロフ

「子育て中の働き方を変えたい」meetcareer代表 喜多村 若菜

子どものいない私がなぜ?
きょう誕生日で27歳になった喜多村です。まず、私には子どもがいないのになぜこの事業やってるの?という事を少しお話させていただきます。前職で採用をやっていたとき、大学の後輩に出産して子持ちからのキャリアスタートとなった子がいたのですが、よく彼女から「キャリア形成が難しい」「バイトで一生生きていくのか?」と相談を受けていました。彼女には私の居た会社でフルリモートで仕事をしてもらってすごく助かりましたし、結果的には彼女はその後正社員として転職したんですが、週5フルで働けないというだけでキャリア形成できないのもったいないなと思ったんです。それが事業立ち上げのきっかけです。meetcareer(ミートキャリア)という、オンラインでキャリアサポーターにキャリア形成の相談や壁打ちができるサービスをやっています。

meetcareerとは

働き方に悩んでいる方!
さて、本日のイベントのゴールは、
・子育て中でもキャリア形成の実現イメージを持って頂く
・そのためのアクションを起こして頂く
ことです。
私は前半をお話します。

その前に、ご参加の皆さんにお尋ねしたいのですが、いま働き方に悩んでいる方、いらっしゃいますか?どんなことに悩んでいるかチャットで教えてください!

<参加者からチャットでいただいたお声>
・リモートワークができない
・4月で育児復帰するけど、時短勤務でできるキャリア形成がイメージできない!
・転職活動したいけど何からしていこうか悩む
・時短勤務なのでチャレンジしようにもストップをかけられている
・時短勤務が子供が3才までしか使えず延長できない。延長しようとすると正社員から契約社員にさせられると言われた。
・やりたいことがあるものの、二人目を考えると転職の勇気が持てない。

時短勤務でのキャリア形成に悩んでいる方が多いですね。meetcareer(ミートキャリア)のキャリアカウンセリングでも同じで、マミートラックや小1の壁で悩んでいる方が多いです。そして、もやもやしている方、悩んでいる方、皆さん、課題はバラバラだとけど、「どうしたい?」が整理できず、抽象度が高い状態で悩んでいる方が多いようです。

カウンセリングでは何をする?
こんな時、私たちmeetcareer(ミートキャリア)のカウンセリングでは「何を課題に感じているのか」を具体的にしていきます。例えば、「時短勤務だとスキルアップができない」というお悩みの方には、「じゃあ、スキルアップってどういう事を指してる?」と問いかけて具体的にしていきます。「働き方変えたい」というお悩みの方には、「じゃあ、どういう働き方をしたい?」と問いかけます。お答えはまだ漠然としているので、具体的に<何時から何時まで働ける?><条件は?>と1つずつ聞いていくことで明確にしてゆきます。

育児中はきっと「家庭の時間をとりたい」「仕事でもキャリアアップしたい」と大切にしたいことが色々あると思います。その中で、何を大事にしたいか、何は優先しなくていいか、しっかりご自身の中で優先順位付けるのがいいではと思います。

具体的に言うと、こんなことです。

絶対に譲れないものは?

どれを見たしたくて、どれは優先順位が低いのかを見極める。
これが具体的になれば、アクションを起こすことが可能。そこをまず整理するのが大事だと思います。

働き方を変えるために必要なこと3つ

働き方を変えるために必要なこと

この3つを整理して深堀してはいかがでしょうか?
迷ったら、meetcareer(ミートキャリア)のサポーターにご相談ください。

続いて、私も楽しみにしているbosyu石倉さんのお話です!

「働き方が多様化する中でのキャリア」bosyu代表取締役 石倉 秀明 氏

bosyuの代表をしています石倉です。改めて自己紹介をしますと、家では奥さんと娘、犬、猫のすべて女子に囲まれていて、家では一番下の位にいます(笑)。好きなアイスはチョコミントです。

bosyuてどんなサービス?
まずbosyuについて紹介させてください。
ご自身ができること、例えばカレーのレシピ作りが得意とか、スキンケアに詳しいとかをしごとにして、報酬をつけて募集できるサービスです。応募がきたらメッセージをやりとりして、個人情報を教えなくても決済できる。メディア等ではよく「しごとのメルカリ」と言われています。

bosyuのコンセプトに、「自分にとって普通のことでも、他の人に役に立つことはある」という考えがあります。「仕事」と言うと職業や職種が決まっていないと認められないように感じますが、普通のことにも価値がある。そこにわかりやすく報酬という価値をのっけて、仕事として成立させている、そんなサービスです。
例えば、こんな募集が出ています。

・素肌で過ごせるスキンケアを教えます
・早起きのプロ直伝!チャットで早起き習慣の指導します
・あなた専用の渋谷駅ルートマップ作ります。
・お洋服選び、スタイリングやります

bosyuは1月7日にリニュアルしたところですが、2カ月で6000件くらい募集が出ています。皆さんプロじゃないけど、自分にとっては難しくないことを募集している。それに応募が来て、仕事になっている。逆にお金を払って「これをやってほしい」という人もいます。

キャリアについて立ち止まって考える

キャリアについて立ち止まって考える

価値、成果、収入―。この3つは仕事において大事と言われています。でも実はキャリアにおいて、この3つは必ずしも相関しない。関係ないものと考えたほうがいいんです。

どういうことかと言うと、価値が高くて成果も出してるけど収入には跳ね返ってこないこともあります。例えば、虐待されている動物を保護して里子を見つけるという仕事は、社会的価値は高い。何万件の犬が助かる成果が出たとする。でも事業としてすごく儲かるというとそうでもない。反対に社会的になんだこれは?という仕事でもめちゃめちゃ儲かっている人もいます。

皆さんも社会で働いていると何となくわかると思いますが、その会社ですごく成果と価値を出していても(同業の)A社とB社では全然年収が違う…という事はよくあります。社会的価値や市場価値、そこでどんな成果を挙げたか?と収入はどう紐づくかというと、実はあまり関係ないんです。

つまり、社会的に言われる「市場価値」と「自分の働き方や価値」は関係ない。
世の中では「ブランド人を目指そう」「社会的に誰が見ても価値の高いキャリアを目指そう」と言われてきたけど、社会的に言われている年収高くする方法と自分の価値は全く関係ないと考えていいんだよと伝えたいです。

自分が最大限輝ける場所を探す
皆さんがキャリア考えるときに「社会的な価値をあげること」は意外とどうでもいこと。それよりも「今の自分の価値を評価してくれる人や場所を見つけること」の方がよほど大事。こちらにフォーカスしたほうがいいんです。

自分の輝ける場所を見つける

世の中にはたまに、誰が見ても価値の高い人っています。でも皆さん、実力は変わらないのに、上司が変わった途端に発揮できる力が落ちたり、逆に隣の部署に異動したらうまくいくようになったりという事、ありますよね?自分が持っている力はそんなに違わなくても場所によって変わるなら、自分が最大限輝ける場所にフォーカスした方がキャリアとしても幸せですよね。

副業も同じ―副業をする人の実態は?―
副業も同じです。本業を頑張ってそれを副業にしましょうとよく言われるけど、自分ができる場所を見つけることが大事だと思います。つまり、「どこでも通用するスキルをつける」よりも、「自分ができることを喜んでくれる人をみつける」ことが大事。

喜んでくれる人をみつける

副業している人の多くは月30-40万稼いでるのではなく、月3-4万の人が多いんです。例えば月3万円稼ぎたければ、1日1000円くれる人を見つけてそれを1カ月やれば達成できる。1日1000円だと思うと、意外と仕事って見つかるのではないでしょうか?

自分ができることを喜んでくれる人はどこにいるの?どうやったらみつかるの?にフォーカスすると、キャリアや副業をより分かりやすく考えられるのではと思います。

なぜこのサービスをやっているのか?
誰でも「人の役に立つこと」は持っているし、実際にbosyuで1カ月の間にしごとを募集した人の半分の方はお金を稼げています。この半分が高いのか低いのかというと、実はめちゃくちゃ高いんです。
皆さんご存知のあるクラウドソーシング会社の決算資料を見たのですが、登録者の中で年に1回でもクラウドソーシング上で仕事を得た人は何パーセントくらいいると思いますか?

<参加者のチャットでの反応>
・2割くらい?
・15%?
・10%?

IR資料に出ているので数字を言うと、6.7%しかいない。つまり、93%の人は1年に1円も稼げていないんです。そして、稼げている6.7%の方たちの年間報酬平均が5万4000円です。実は稼ぐのがすごく難しい世界。みんなが欲しい人になろうとすると、6.7%しか成功しない。でも、自分ができることを誰なら喜んでくれるのか?と探すと、半分の人が成功する。実はこれが近道だよ、難しく考えなくてもいいよ、とお伝えしたいです。

副業データ

いま副業している人の本業の年収は400万未満の人で80%を占めています。すごくスキルの高い人が副業して稼ぐと言われていますが、実態はそうではない。普通の人が「もうちょっと稼ぎたい」「自分のスキルや経験をあげたい」と思ってやっているのが副業の現状であり、事実です。皆さんでもできるし、誰にでもできる。それを応援したいと思ってやっています。

自分でも役に立てることがある、喜んでもらえることがある、自分の力で稼げたという貢献感や達成感を多くの人に味わっていただけたらと思います。

僕も自分で副業をやってみて思ったんですが、会社から給料をもらうのと目の前の人からありがとうと言われるのは違うんですよね。人の役に立つことが積み重なると、自信にもなる。チャレンジするきっけけにもなるので、皆さんのチャレンジの一歩目にbosyuを使っていただけたら嬉しいです。(前編終わり、後編は明日公開!)

▼後編はこちら

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後編では、meetcareer(ミートキャリア)のキャリアサポーターが教える「自分の強みやスキルの見つけ方」、個人ワーク「強みを活かしてbosyuを作ってみよう!」の様子や質疑応答の内容をご報告します。
bosyuが気になった方、bosyu公式さんのSNSはこちら(twitternote)!

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