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詩作 凡庸なる自然たち

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言葉を並べて、詩と謳った凡庸な表現たち。 そこに映し出されるものだけを切り取っている。
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#熱いうちに

詩 汗ばんだシャツ

ねえ、あの人 どうかしていない この雨に暑さに 降り頻る我に吾に 疲れ切った顔は何も言わず …

釘
10か月前
2

詩 新たなる国

 熱のうねる 狂ったように奴隷は  初の毛髪 祈りに燃やされ  この更地、イドに太刀並べよ…

釘
10か月前
1

短編 残響

 あの涼しげな場所も、冬の暖かな雰囲気も、おしまいになっていく。  規定されたさまざまな…

釘
10か月前
1

詩 明るく溶けて、朝

わずかばかりいつも通りに伸びをして日々を溶かすのに加担していよう まずまずだな笑いかける…

釘
11か月前
1

詩 転移する熱に閉ざされ

末の終わりに 中見なく、葛藤の一助とす  おそらく夏の一部分を閉じ込めてしまったような  …

釘
11か月前