詩 汗ばんだシャツ

ねえ、あの人
どうかしていない
この雨に暑さに

降り頻る我に吾に
疲れ切った顔は何も言わず
キレイゴトよ正当なる夢
どこまでも伸びてゆけ

腐敗と許しがたい熱射
とどまらず個人主義の歪な輸入を
喜んでいるだろ


知らんぷりに痛み
さざ虫を恐れる虚悲
堆く、ふふ。詰み

返す腕茹だる
我利我利によろけた
狭く天然記念物

平面上の鯛に許し
栗林公園のハートマーク
好き好んで匂わせる金、愚者の生存権
主張せ、首長に垂れ、捧げよ頭蓋
飲み干した電解質上等の水

来て、地に伏せ まつろい 熱は退かぬ

釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。