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第212話 アカシックから消せない傷跡


 彼の魂とバトルをしている。
全身全霊、空中戦であり肉弾戦。この広い宇宙において、完全に完璧な互角の相手とは彼の魂を以って他にはいない。(※)
 故に夢中で戦っている。その口元に笑みを湛えて、やるもやられるも味わっている。なんて悔しい、なんて楽しい。

 ふと見ると、“私たち”の他にもそれぞれの双子がお互いを相手に戦いを繰り広げているのが多数見受けられる。彼らもまた目の前の対の相手から決して目を逸らさず、夢中な様子が伝わってくる。

 ああ、最高だ。なんて楽しいんだ。

 彼とのバトルを一休みさせると、時空間を移動できるチューブ状のトンネルへと入っていくことにした。
 その時の私の性別は男。トンネル内をワープしながら、徐々に自分の両腕が翼へと変身していくのを感じる。青と菱形のエネルギー、ミカエルのような性質の私。

 光輝く塔の先端から飛び出すと、地割れのような鳴動を一斉に感じる。黄色い大地を埋め尽くすエジプトの民が、出てきた私に熱狂するのを見て気づく。

 ああ違う。塔が光っていたんじゃなくて、塔から出てきた私が光だ。

……

 その昔の地球において、私はエジプトの神だったとでもいうのだろうか。目覚めると、記憶よりも先にその時の感情のほうが甦ってきた。

 みんなごめん、本当にごめん。姿を消して、いなくなってしまってごめんなさい。でももう私、みんなと一緒にいられない。もう私は『行かなくちゃ』。


……

「……だから最初は、お金を受け取るという方面から視ていったんです。
 初めて宇宙子さんに会った直後にも、『みんなが汗水垂らして得たお金をいただけない』っていうブロックが視えていたから、さらに今回そこを拡大するように掘っていったら“自分には価値がない”っていう闇が視えました。」

「自分には価値がない!
本当ひみさんは予習の鬼だね。相変わらずの“一人道場破り”。
……じゃあ今日はそこがテーマだねー。ではさっそく繋がっていきましょう。」

 宇宙子さんの誘導で、ハイヤーセルフを媒介にしていく。

「ひみさん。
ひみさんが『自分に価値がない』って思っている、それはどうして?」

「あっ。……プレアデスだ。」

「そうだよね。」

「やっぱり、プレアデスの破壊の原因になった自分をまだ認められていません。」


……プレアデスの失敗。それは“自分のせい”。


 彼らがプレアデス星に来た時、私の他には意見できる者がいなかった。独裁という意味ではなく、長きに渡る平和しか知らない中において、誰もがこのイレギュラーに対してどうしたらいいかわからなかった。
 それで私の単一意見が総意となったプレアデスは、結果他所者(よそもの)を受け入れてしまうことになる。私という『桁違いな愛』の性質が裏目に出ると、唆されて星の破壊へと繋げてしまった。

『みんなのことを露頭に迷わせた私には価値がない。受け取る価値も、存在する価値もない。』

 再び宇宙子さんが、「形あるものはいつか滅びる。」と繰り返す。

「その時破壊されなくてもね、いずれどこかでプレアデスだって滅びるの。失敗もね、宇宙から見たら、ただの途中の点でしかない。それもプロセスの一環。だからジャッジしなければ、失敗は失敗ではないの。」

 また少しずつ、自分の闇が融解していく。

「ひみさん。プレアデスでは、あなた一人に負担がかかるほど星の人たちとの“開き”があったよね。今度は地球でどうしていきたい?」

「今度は……。『今度はたくさんの人を伸ばす』かな。
プレアデスのように、突出した一点が担う負荷だとリスクも大きかったんだと思います。
 だから最初はmeetooに来れるレベルの人をまず引っ張って、さらに下の人たちが、その彼らを目標にできるようにして全体を上げていきます。直接私の次元を見ることができなくても、私の一段下の人たちの光ならもっと下の人からも見えるかもしれない。
 その人その人のやり方を探したいです。エゴを超えたたくさんの意見があれば、私一人の意見で解決できないことでも知恵が出て、乗り越えていけると思います。」

「そうだね、だからお金もね、その人たちからの『ありがとう』。教えてくれて、ありがとうっていったその感謝が、紙切れになったもの。
 だってさぁ、ひみさんほどの人って他にいないよ。みーんなひみさんから、魂たちは学びたがってる。
 こないだ初めて集合意識の浄化したクライアントさんが『これ、切りがないですね。』って言うから、自慢しちゃったよね。『すごい人がいるんだよ。いっつも人がやらない集合意識の浄化ばっかりやっちゃう愛の大きな人がいるの』って。」

……

 そんなセッションを終了すると、それでもやはり自分を受け入れられずに悲しむプレアデスの私がいる。
 来る日もトライアルアンドエラーを繰り返し、私の『価値』を取り戻そうとしていく中、幾度となく毎回“壁”に阻まれる。
 そんな中、思わぬガイドが現れた。

……あれ、あきらのハイヤーさんに呼ばれてる?

 悲しみに暮れるその私に向けて、あの子のハイヤーセルフの緑色の光に導かれる。そうして意識を集中し、かの存在とのコンタクトを取りにいくと、再びあの宇宙世へと潜っていくことになった。



※……繰り返しになります、フラクタル構造です。
一見、表面上はけーこと私もそう見えますが、私たちだけだと陰極と陰極で成立しません。私たちの今までの人生でも、見えない部分でお互いのツインレイが影響していたことまで加味することで視えてくると思います。
さらに、私、けーこ、タケくん、スサナル先生を『いち意識体』とし、それと均衡を保てる真逆の概念が存在する可能性もこの宇宙にはあります。
理解が加速を早めます。こちらも参考になさってください。
第148話 『フラクタルラバーズ』

written by ひみ

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実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説(笑)、ぜひお楽しみください。

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このあと宇宙子さんとは、いかに地球の波動を上げていくかトークとなりました笑

ええと、表面上に見える出来事の下に、闇がミルフィーユみたいに何層にもなっているのが段々とお分かりいただけてきたかと思います。

昔、母の友人は視力の手術をしたら家が汚れていたことに気がついた、今までこんなに掃除が甘かったんだと言ったそうですが、光が当たれば汚れは見えます。
ましてmeetooに来る方、五次元目指す方には「開かずの間」を見つけて開けろと言っているのがわかるかと思います。

たとえばね、四次元までの幸せなら開かずの間は開けなければいいし、カビだらけの壁紙なら、いちいち剥がさないで上から別の壁紙貼るなり塗装しちゃえばいいんです。(すぐカビだらけになるけどね。)
もう一度輪廻コース行く方は『対外的に』、『なんの脈絡もなく』、「今日も愛と感謝♪」って言っていればよろしい。でも本当の愛と感謝って、己の中で、こちらの自分の代わりに闇を被って(こうむって)いる別の自分に向けるものだし、本当に感謝が湧いた時きは自然と口から出ますよね。
先日話がワンネスまで来たので、己に向ける感謝が何を意味するのか、咀嚼できてきた方には分かると思います。

人気取りみたいに他者に媚びたければお好きにどうぞですが、そういう方々って開かずの間やら通電の止まった冷蔵庫やらまで、腐らせて来世に持ち越しなのかしら。

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←今までのお話はこちら

→第213話 愛と憎悪を内包している

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