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第206話 スパイラルの光線を紡ぎ、その菩提樹を冠に


 ハイヤーセルフ以上、オーバーセルフ未満のあたりの螺旋のどこかに繋がっている。

 自分の意識レベルが上がると私自身がハイヤーマインドになってくる。すると当然徐々に意識は拡大し、以前はアクセス不可能だった自分自身の更なる上の領域が次の教師となってくれる。
 これはその、スサナル先生の意識領域と会話をしていた時の話。

 故に今日は是非とも、あなた自身のハイヤーセルフに繋がりながら、通訳に入ってもらいながら読んでいただきたいと思う。

……


「お前がお前であればいい。」

 ああ、ずっと前に、あなたの『闇の極限』からもそれと同じこと言われたね。憎悪のあなたにも言われたわ。「お前がお前でいろ。でなきゃ俺も俺でいられない。」って。
 それが『あなたという私』の、あらゆるレベルの中心……削ぎ落とした時の『芯』なのね。

 私が私、って言うけどね。
時々それが本来の自分なのか、実は自分のつもりでも自分以外の者になろうとしていたのか、混ざってしまってわからないことがあるの。

 例えば、私は今の自分を鑑みて、サードアイがもっと発達していれば便利だと思うんだけどね。でもそれって本来の肉体次元の私にあるものなのか、それとも元々の自分には無くて、無いからただ欲しているだけなのか、その違いがわからないの。

「なるほど。」

 これはひとつのたとえで、他にもこれと似たように、自分の中で、『本来の自分』なのか『そうじゃない自分』なのかわからないってものが色々とある。だけどその区別がわからない。
 私のどのレベルが欲しているのかわからない。魂なのか、それとも実はエゴの望みなのか。その境界線自体に気づけない自分がいるの。

「なるほど。だけど『お前』ならわかるだろう。
 その能力が必要だと感じているのなら、それはお前のものだ。」

 ワンネスから取り出して自分のものにすれば、
それが私のものってこと?

「いいか?ワンネスがお前だ。お前がワンネスだ。」

……

 そういえば、いつだかけーことこんな会話をしたことがあった。

 けーこの根本的な魂とは、「自分は何にでもなれる。」
 あの人の素晴らしい能力、この人の持てる才能。敢えて取り入れてないだけであって、自分もなろうと思えばなれる。なれないものなど本来無く、リミッターを解けば極論、プロのスポーツ選手にだってなれる。

『この世界のあらゆるすべて、何にだってなれる自分は素晴らしい。そんな自分を愛してる。』


 私の根本的な魂とは、「自分とは自分以外の誰でもない。」
 私があの人のコピーになってしまったら。この人の才能の模倣だから価値を買われているとしたら。だとしたら、この世界において私が私である必要がない。私の代わりは他にはいないし、私以外にこの私のことを真に味わえる人などいない。

『この世界の唯一無二。他の人が私になりたくても決してなれない私とは尊い。そんな自分を愛してる。」


 市井(しせい)に分け入り人々と多くのやり取りをしたことで、他者を自分の鏡としながら彼らによって気づき、高め、他人の光を取り入れることで自分を受け入れ愛していったイエス・キリスト。

 菩提樹の下で内なる自分と対話をし、自分の奥のあらゆる存在の微かな声を拾い続け、内側の闇をその細部まで見つめることで外側世界を鏡に映して己を愛していったゴータマ・シッダールタ……仏陀。

 彼ら二人は真逆であって、けれどもその先では一つ。正反対の二人の教師のやり方は違うけど、その行き着く先に差などない。
 私という勾玉の中にはけーこという点がある。けーこという勾玉の中に、私という点がある。

……

 私、やっぱり私が好きよ。
あらゆるものが私だけど、その中から『私』というものを選択できる私が好き。

「そうだ、ワンネスがお前だ。お前がワンネスだ。」





(参考)

第179話 『ツインレイという信頼関係』

written by ひみ

⭐︎⭐︎⭐︎

実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説(笑)、ぜひお楽しみください。

⭐︎⭐︎⭐︎ 

禅問答のような今回のお話です。
一定レベルまで昇ってきた人には途轍もない起爆剤になることが予想されますが、わからない方も多いと思います。
その場合、無理して分かろうとしなくて大丈夫です。
わかった『つもり』のエゴにご注意を!
あと、明日は神社行く普通の話だから安心して笑

本当はね、この179話の内容と合わせて、去年の5月、6月くらいの時点では、有料小説にしようと思っていたんです。
(こんなにおおっぴらに私情も見えない世界の解き明かしも全部開示しているのに、高次元からしたらほぼ無料で行け、ですからね笑
全託なんでしょうがない。毎日このペースで書かされて、物書き筋トレにはなってますよ笑)

あ、そうそう。何年前だったかな。
ある日突然、「ああ、仏陀って、肉体持たないレベルにアセンションはしてるけど今も地球にいるな。」って思ったことがあって、そうしたらパーって光が射して、仏陀と繋がったことがありました。
あの方ね、今も地球の違う次元にいますよ。

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←今までのお話はこちら

→第207話 波打ち際の人魚の夢

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